日本海の絶景を楽しむ列車、厳しい冬の寒さを逆手に取った観光列車、東北の美食を楽しむレストラン列車など、多数の観光列車が走るエリア。今回は東北地方を走る観光列車を紹介します。
北海道の観光列車
[北海道を走る観光列車]ながまれ海峡号、SL冬の湿原号、富良野・美瑛ノロッコ号、花咲きそうやなど
ながまれ海峡号
函館から道南いさりび鉄道を走るレストラン列車。手作り感溢れる車内の飾り付けにほっこりしながら列車は出発。函館の夜景が望める絶景スポットを走ります。
「ながまれ海峡号」の魅力といえば、ホームで繰り広げられる海鮮バーベキュー。焼きたての函館の海の幸は絶品です!
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青森県の観光列車
[青森県を走る観光列車]リゾートあすなろ、TOHOKU EMOTION、津軽鉄道ストーブ列車、など
ストーブ列車(津軽鉄道)
ストーブ列車の始まりは津軽鉄道開業の年、1936(昭和11)年。現在は例年12月1日~3月31日の冬期間に、1日3往復が運行されています。
だるまのカタチをした懐かしいダルマストーブ。石油ではなく、昔ながらの石炭を焚べて暖めます。ストーブ列車の名物といえばスルメ。車内販売でスルメを購入すれば、アテンダントさんがダルマストーブの上でスルメを炙ってくれます。スルメを肴に日本酒なんかキュッといったら最高!
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東北エモーション(JR八戸線)
「東北エモーション」では、東北の食材を使ったオリジナル料理がいただけます。年2回担当シェフが変わりメニュー内容は4回変わるので、何度もリピートしたくなりますね。
ライブキッチンから運ばれる料理、コンパートメント個室、オープンダイニングと、まるで走るレストランです!
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秋田県の観光列車
[秋田県を走る観光列車]リゾートしらかみ、クルージングトレイン、秋田内陸縦貫鉄道ごっつぉ玉手箱列車、由利高原鉄道おもちゃ列車など
リゾートしらかみ(JR五能線)
白神山地、日本海、そして津軽平野へと走る風光明媚なローカル線「五能線」を走る観光列車。車両は「橅」「青池」「くまげら」の3種類。
五能線は海岸線に沿って走る絶景区間へ。絶景ポイントではゆっくりと走ってくれます。途中の「千畳敷駅」に停車する「リゾートしらかみ」は約15分の停車時間があり、海岸のそばまで行って景観を楽しむことができるのです。
▽リゾートしらかみの詳しい記事はこちら!
レストラン列車(由利高原鉄道)
由利高原鉄道の観光列車「おもちゃ列車」の車内で、イタリアンのフルコースがいただけるレストラン列車。「affetto AKITA」のシェフが列車に乗車し料理をふるまいます。
普段立つキッチンとは全く違う環境ですが、味も見た目も素晴らしいお料理ばかりが出てきて本当に凄い!まさに、走るレストランです!
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ごっつぉ玉手箱列車(秋田内陸縦貫鉄道)
「鉄の三兄弟」と呼ばれる観光車両を使って運行される「ごっつぉ玉手箱列車」。この日乗車した「秋田マタギ号」のコンセプトは「走るマタギの古民家」。
途中の駅で地元のお母さん達が手料理を積み込んでくれるのが「ごっつぉ玉手箱列車」の魅力。車内にも地元のお母さんが乗車されているので、お話しながら交流できるのもいいですね!
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岩手県の観光列車
[岩手県を走る観光列車]SL銀河、POKEMON with YOUトレイン、三陸鉄道こたつ列車など
SL銀河
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の舞台となった釜石線を走るSL。牽引するのは1940年に製造された「C58 239号機」。全体が宮沢賢治のギャラリーとなった車両にも注目です。
最大の難所、仙人峠などアップダウンのある釜石線を走るSLは迫力満点。残念ながら2023年で運行を終了する事が発表されています。
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洋風こたつ列車(三陸鉄道)
寒い冬にポカポカのこたつに入って列車旅が楽しめる、三陸鉄道の「洋風こたつ列車」。
昭和初期の優等列車をイメージした、レトロでハイカラな車内にはこたつがずらり。事前に予約すれば「いちご煮」など三陸の味覚を楽しむ事もできます。
三陸海岸に沿って走る列車。車窓には雄大で迫力のある三陸の海が広がります。
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宮城県の観光列車
[宮城県を走る観光列車]快速湯けむりなど
山形県の観光列車
[山形県を走る観光列車]海里、とれいゆつばさなど
海里(JR羽越本線)
「海里」は新潟〜酒田間を走る観光列車。4両編成の「海里」は「HB-E300」と言う車両で、ハイブリッドエンジンを搭載しているのだそう。自動車と同じで環境にも優しい車両です。
「海里」では、新潟の老舗料亭のお料理などがいただける旅行商品や、事前予約制で特製のお弁当が購入できます。日本海の景観を眺めながら庄内地方の美食を味わう「海里」の旅を楽しむことができるのです!
▽海里の詳しい記事はこちら!
福島県の観光列車
[福島県を走る観光列車]フルーティアふくしま、SLばんえつ物語、会津鉄道・お座トロ展望列車など
フルーティアふくしま(JR磐越西線、東北本線)
福島のオリジナルスイーツが楽しめる、JR東日本の観光列車「フルーティアふくしま」。「フルーティア」の名前は、スイーツに使われる「フルーツ」と、カフェをイメージさせる「ティー」を組み合わせ命名されたのだとか。
福島県の人気店「フルーツピークス」などが手掛けるオリジナルスイーツ2品に、ホットコーヒー1杯と福島産果物のフルーツジュース1杯が付きます。
▽フルーティアふくしまの詳しい記事はこちら!
SLばんえつ物語(JR磐越東線)
「シゴナナ」こと「C57 180号機」が牽引。新潟県の新津と福島県の会津若松を結ぶ「SLばんえつ物語」。
列車は、福島・群馬の源流から新潟そして日本海に注ぐ阿賀野川に沿って走ります。阿賀野川と自然の中を走る風光明媚な景色から、磐越西線には別名「森と水とロマンの鉄道」と名付けられました。
1999年4月29日に運行を開始した「ばんえつ物語」。20年以上の歴史を誇るSL列車は、地域の皆さんにも親しまれている存在です。
▽SLばんえつ物語の詳しい記事はこちら!
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