マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

楽しいリゾート列車 美味しいレストラン列車

JR西日本の「エトセトラ (etSETOra)」|瀬戸内海の絶景と車内で頂ける瀬戸の小箱

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JR西日本の呉線を走る観光列車「エトセトラ (etSETOra)」に乗車。車窓に広がる瀬戸内海の絶景と、事前予約制の食事「瀬戸の小箱」を楽しんできました!

*2023年8月の情報を基に作成しています

海の青と波の白!そして大きな窓の車両

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「エトセトラ」は広島〜尾道間を走る観光列車。山陽本線経由で約1時間45分の区間を「エトセトラ」は呉線経由で3時間かけて走ります。

「エトセトラ」が入線してきました!
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海の「青」と波の「白」をイメージしたカラーリング。海に沿って走る観光列車らしい見た目ですね!
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「エトセトラ」はラテン語で「その他いろいろ」。「えっと」は広島弁で「たくさんの」「多くの」という意味があるそう。「エトセトラ」のロゴマークは人・食・伝統などがひとつのレールで繋がる思いを「etSETOra」の文字が繋がることで表現しています。

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海側は、大きな窓から景色を楽しむことができます。
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では、車内へ。
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1人掛けのカウンター席、2人掛け・4人掛けのボックスシート。
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車両によって座席の色が変わります。
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テーブルは大きいので、ゆったり食事が楽しめますね。USBポートも付いていて便利!
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テーブルの上には、今日の乗車証明書と「エトセトラ」のロゴマークのコースターが置かれていました。
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バーカウンターの前には、乗車記念スタンプが設置されています。旅の思い出にぜひ!
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発車後しばらくすると、バーカウンターがオープン。ソフトドリンク・アルコール・おやつ・おつまみ・おみやげなどが販売されています。
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まずは「島ごころレモンサイダー」で乾杯!瀬戸田レモンのレモン果汁を使ったソーダ。レモンの香りが爽やかでスカッとします!

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呉線は単線なので、行き違いのため途中駅でいくつか停車します。レッドウイングと行き違い。
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瀬戸内海が見えてきました!この先チラチラと海が見える場所があります。
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遠くに造船所が見えてくると、海軍ゆかりのまち「呉駅」に到着。

事前予約制の「瀬戸の小箱〜スイーツ&セイボリー」

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「呉駅」を発車すると、テーブルには事前に予約しておいた食事が運ばれてきました。今回予約したのは、3種類ある「瀬戸の小箱」のうち「瀬戸の小箱〜スイーツ&セイボリー」。では、オープン!
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おぉー!煌びやかな小箱が並んでる!美味しそう!
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「ホテルグランヴィア広島」が手がける「瀬戸の小箱」。セイボリー3種類、スイーツ3種類の計6種類の小箱が横一列に並びます。
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国産黒毛和牛のローストビーフは、なんと牡蠣醤油で風味をつけながらロースト。しっとり柔らかなお肉に、牡蠣醬油の上品な風味が広がります。さらに底には広島産のキノコのローストも隠れています。
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2種類のチーズを使ったキッシュ。中にはじゃがいもとベーコン、さらにトリュフが入った贅沢な一品。
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海老・帆立貝・タコといった、魚介類のマリネ。瀬戸内レモンを使った爽やかなドレッシングが素敵です。
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セイボリーを頂いたあとは、スイーツを。
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ティラミスは、マスカルポーネに瀬戸内レモンジャムを混ぜ込んでいるそう。上には広島の製粉所「上万」のきな粉を使ったクッキー。さらに広島県産レモンのシロップ漬けも入っています。ティラミスとレモンのシロップ漬けを一緒に頂くと、今までに食べたことない味に感激!
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ジャムで有名な「アヲハタジャム」は、なんと全て広島県竹原市で作られているそう。そんなアヲハタのリンゴジャムを使ったショートケーキ。上にはリンゴのシロップ漬け。
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カスタード、クリームチーズ、そしてベリーを重ねたタルト。タルトの生地には藻塩が使われていて、甘さを引き立てます。
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「瀬戸の小箱」にはドリンクがセットで付きます。オーダーしたのは、宮島でスペシャリティコーヒーを焙煎している「伊都岐コーヒー」。変わっているのが、ディップスタイルであること。淹れ置きされたコーヒーより、香りが引き立っていて美味しい!

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車窓には瀬戸内海と、牡蠣の養殖いかだが見えてきました。広島の名産品といえば牡蠣ですもんね。
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列車は「安芸津駅」に到着。ここでは7分停車します。
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この日の呉市の最高気温は33℃。外は灼熱の太陽が降り注いでいました。
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車内に戻り、バーカウンターで購入したアイスコーヒーでクールダウン。呉市にある「昴珈琲」の「KING OF ICE」で、ビターだけどスッキリした味わいで飲みやすい!
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コーヒーと一緒に購入したのが「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」。レモンジャムを練り込んだ生地からはレモンの爽やかな香りが広がり、さらにゴロゴロと大きなレモンピールが甘酸っぱくて絶品!コーヒーとも絶妙にマッチしてました!

呉線で1番の絶景スポット

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「忠海駅」を発車した列車はしばらくすると、呉線で1番の絶景スポットで一旦停車。
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瀬戸内海をゆっくり一望!なんて美しい風景なのでしょう!
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まるで海の上を走っているかのよう!
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船をイメージした丸い窓から海を覗くと、まさに気分は船の中!

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その後も、海浜公園などを見ながら瀬戸内海に沿って走る列車。
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沼田川を渡ると三原市内へ。「三原駅」で山陽本線と合流。
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車両基地がある「糸崎駅」を過ぎ、再び車窓に瀬戸内海を望みながら、列車はまもなく終点の尾道です。
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「広島駅」から3時間。列車は終点の「尾道駅」に到着。
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ホームでは横断幕を持った駅員さん達がお出迎え!

列車はこの後すぐ回送列車として発車して行きました。

呉線内は瀬戸内海の姿がそこかしこに見られるので、長く海の車窓が楽しめます。予約制のスイーツは往路で3種類、復路で2種類あるので、他のスイーツを食べ比べるのもいいかもしれませんね!

尾道と瀬戸内の島々が望める!千光寺ロープウェイ

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この後は尾道をじっくり観光します!

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尾道の商店街を歩き東へ。
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やってきたのは「千光寺ロープウェイ」の山麓駅。
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ロープウェイに乗って山頂を目指します!
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山頂までは約5分。尾道の町を眼下に見ながら、山へと登って行きます。
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山頂駅に到着。すぐ目の前に現れたのは、斬新なカタチの展望台!
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2022年3月にオープンしたばかりの新しい展望台。
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細く長い展望台からは、どこからでも瀬戸内の島々が一望できるのです。
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見てください!この景色!
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美しすぎて感動!夜は夜景もきれいでしょうね!
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展望台を後にして、ここからは千光寺へと続く散歩道「文学のこみち」を歩きます。ここには、尾道ゆかりの作家・詩人の名作が刻まれた自然石の文学碑が25基あります。
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「千光寺」に到着。806年の開基で、中興は多田満仲公宿願により造立したと伝えられているそう。舞台造りの本堂は、日本でもめずらしいのだそう。
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本堂から望む尾道の町と尾道水道。運が良ければ、ロープウェイが登ってくるところが見えます。
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境内には風鈴がたくさん。心地よち音色を響かせていました。
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千光寺から階段を下っていきます。
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見えてきたのは、天寧寺の三重塔。現在は三重塔ですが、建築当時は五重塔であったと伝えられているのだとか。
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ちょうどロープウェイが交差するところが見られました!
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尾道らしい細い小道と階段をひたすら下り、再び山麓駅へと戻ってきました。
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このように、千光寺ロープウェイは片道券だけ購入し帰りは徒歩で下山してくるのがおすすめ。運が良ければ猫ちゃんに出会えるかも!

関連リンク

鉄道イベント情報

豊田車両センター 201系・209系・E233系 撮影会(2023年9月17日) - 鉄道コム

高崎車両センター 211系撮影会(2023年9月16日) - 鉄道コム

山万 ユーカリが丘線オリジナル駅弁 販売(2023年9月2日) - 鉄道コム

森の京都QRトレイン 大阪~京都~福知山間(ツアー)(2023年10月9日) - 鉄道コム

E655系 新宿~松本間(ツアー)(2023年10月7日) - 鉄道コム

etSETOra公式サイト

www.jr-odekake.net

わたらせ渓谷鐵道の「トロッコわっしー号」|渡瀬川の車窓が楽しめるトロッコ列車

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渡瀬川の絶景と風を浴びながら楽しめる列車旅。わたらせ渓谷鐵道の「トロッコわっしー号」に乗ってきました!

*2023年7月の情報を基に作成しています

わ鐵のマスコットわっしーがモチーフの車両

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「わたらせ渓谷鐵道」は、群馬県桐生市の「桐生駅」から栃木県日光市の「間藤駅」に至る44.1kmの路線。「トロッコわっしー号」は土日祝日を中心に桐生〜間藤間を1日2往復します。


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ヘッドマークにデザインされているのは「わたらせ渓谷鐵道」のマスコットキャラクター「わ鐵のわっしー」。「トロッコわっしー号」はわ鐵のわっしーをモチーフにデザインされたそう。
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「トロッコわっしー号」は2両編成。1両は窓のないオープン車両、もう1両は通常の車両で、雨の日などに避難ができます。
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木製の座席がずらりと並ぶ車内。
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ボックスの中央にはテーブルが設置されています。
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もちろん窓はなく、心地よい風が車両の中を流れていきます。
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車内の一角にはおみやげなどを販売する売店があります。

車窓に広がる渡瀬川

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「トロッコわっしー号」は「桐生駅」を発車。列車は早速、渡瀬川を渡る鉄橋を通過。これから、この渡瀬川沿いを北上していくのです!
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鉄橋を渡り終えてしばらくすると、JR両毛線とお別れ。「相老駅」では東武鉄道と接続。東京から「トロッコわっしー号」に乗るなら、東武特急「りょうもう」に乗って「相老駅」で「トロッコわっしー号」に乗り換えるのがいいかも。
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「わたらせ渓谷鉄道」の中核駅である「大間々駅」を発車し、車窓はだんだんと山並みになっていきます。
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眼下に渡瀬川が見えました!ここからしばらくは、進行方向右側に渡瀬川が見えます。
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列車は「水沼駅」に到着。水沼駅には温泉センターがあって、温泉が併設されているという珍しい駅なのです。
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この日はあいにくの雨模様。屋根はありますが、雨は窓から吹き込んできます。弱い雨だったのでよかったですが、強い雨の日はカッパがあるといいかも。
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随所で車窓にあらわれる渡瀬川。きれいな景色!
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列車は「神戸駅」の手前で減速。左手には小さな滝が目の前に!水しぶきがかかりそうな距離です。列車に乗らなければ見る事ができない滝は、汽車見の滝と言われているのだとか。
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列車は「神戸駅」に到着。「神戸」と書いて「ごうど」と呼びます。ホームには、元東武鉄道デラックスロマンスカーの車両を使った「レストラン清流」があります。

渡瀬川のベストビュー区間へ

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「神戸駅」を発車すると、列車は草木トンネルへ。全長は約5000m。全長5242mのトンネルで、列車は約10分かけて通過します。通過中車内は真っ暗、轟音、そして強くて冷たい風!
そんな状況を癒してくれるのが、天井に光るイルミネーション。何色にも変化する様子を眺めながら、寒さに耐えます笑

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草木トンネルを抜けると、渡瀬川の車窓は進行方向左側に変わります。
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列車は「沢入駅」に到着。駅では約2000本のあじさいが、ちょうど見頃を迎えていました。ホームにはカメラマンの姿も。
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列車は、通称"坂東カーブ"をゆっくりと通過。わたらせ渓谷鉄道の中で最も急曲線カーブで、曲線半径は最小で144m。国鉄時代でも最急カーブと言われていたのだそう。
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坂東カーブを含む沢入〜原向間は「わたらせ渓谷鐵道」の中で最も車窓が美しい区間。

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上流に進むにつれて、河原の石が白っぽくなってきたのがわかります。これは「白御影石」と呼ばれて、地元みどり市東町の特産品なのだそう。

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ふと車窓に鹿を発見。こっち来るなよー
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列車は、第二渡瀬川橋梁をゆっくりと通過。なんと明治時代から使われている橋梁なのです!
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足尾銅山の最寄り駅である、通洞駅が近づいてきました。左手に見えてきたのは、足尾銅山の選鉱場跡。選鉱場とは、掘り出した鉱石を選別する場所とのこと。
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列車は「通洞駅」に到着。足尾銅山観光の最寄り駅で、乗客の多くが下車して行きました。
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「桐生駅」から1時間44分。列車は終点「間藤駅」に到着。
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駅周辺には何もありませんが、ここから日光市営バスに乗り「日光駅」へ抜けることも可能です。
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気持ちいい風を浴びながら、渡瀬川の自然と車窓を楽しむことができました。特に秋の紅葉シーズンには多くの人で賑わうのだとか。皆さんもぜひ「トロッコわっしー号」に乗車してみては!

関連リンク

鉄道イベント情報

北越急行 親子向け 六日町運輸指令区・松代工務区など 探検ツアー(2023年9月30日) - 鉄道コム

東京メトロ・はとバス 新木場車両基地 7000系など撮影会(ツアー)(2023年9月3日) - 鉄道コム

津軽鉄道 残暑のストーブ列車 モニターツアー(2023年9月3日) - 鉄道コム

東武など DL大樹 下今市~会津若松間(ツアー)(2023年9月23日) - 鉄道コム

埼玉高速鉄道 トンネル・河川施設見学イベント(2023年8月30日) - 鉄道コム

わたらせ渓谷鐵道公式サイト

www.watetsu.com

肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」3便サンセット|夕陽が沈む不知火海の望みながらディナーコース

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青の東シナ海から夕陽の不知火海へ。移りゆく景色を望みながらのディナーコース。肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂 3便 サンセット」に乗ってきました!

*2023年4月の情報を基に作成しています

10周年を迎えたおれんじ食堂

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旅のスタートは、鹿児島県の「川内駅」から。

「おれんじ食堂」は、出水駅を出発し新八代駅まで走る1便モーニング、新八代駅を出発し川内駅まで走る2便スペシャルランチ、そして今回乗車する3便サンセットの計3本が、金・土・日曜祝日を中心に運行されています。

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2013年に運行を開始した「おれんじ食堂」は今年で10周年。車両には10周年を記念するヘッドマークが!「おれんじ食堂」は、食事を提供するレストラン列車の先駆けなのです。

水戸岡氏デザインのおしゃれな車両

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「おれんじ食堂」のデザインは、JR九州をはじめ全国の観光列車をデザインしてきた、水戸岡鋭治氏。

ボディはただの紺色ではなく、紫混じりの"ナス紺"と呼ばれる色。沿線の景色に合う色として水戸岡氏が選んだのだそう。

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では、車内へ。
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おしゃれで落ち着いた空間。素敵です!こちらは1号車のダイニングカー。

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2号車はリビングカーで、車内のデザインが異なります。
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座席やテーブルに使われる材木は、沿線の"ミヅメザクラ"と呼ばれる木だそう。
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今回は、大きな窓が目の前にあるカウンター席で旅を楽しみます!

▽おれんじ食堂の関連記事はこちら!

www.masatetsudo.com

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薩摩高城駅の展望台

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15時35分。列車は「川内駅」を発車。川内川を渡っていると、河川敷にたくさんの鯉のぼりが!今の時期しか見られない貴重な景色です。
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「おれんじ食堂」はソフトドリンクが飲み放題。オレンジジュースは「大将季(だいまさき)」というみかんの100%ストレートジュース。大将季は1997年に発見された品種。酸味は控えめ、とっても甘くて濃厚です!
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コーヒーや紅茶は「おれんじ食堂」のロゴが入ったオリジナルカップで提供されます。
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「おれんじ食堂」オリジナルのデコポンマドレーヌ。ひと口サイズでデコポンの爽やかな風味がとっても美味!コーヒーや紅茶のお供にぴったりでした。
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列車は「薩摩高城駅」に到着。ここでは約20分停車します。
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停車中アテンダントさんの案内で向かうのは、肥薩おれんじ鉄道の敷地内にある展望台。元は深い藪だったこの場所を、おれんじ鉄道の職員さん達が1年以上かけて開拓したのだそう。
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枕木を再利用した階段を登ると…
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おぉー!素晴らしい景色!東シナ海が一望できます!
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展望台の下には砂浜が広がりますが、この辺りは遊泳禁止なのだそう。

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海岸にある鐘は「放ちの鐘」と言って、この地に残る菅原道真公の下げ潮伝説にちなんでできた鐘。念じてこの鐘をたたくと、今までの悪い事から解き放たれるとされています。
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対岸に見える岩山には、岩のくぼみがハートのかたちに見える岩があるのです。

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ハート型の穴から覗くと、ハート岩が見つかりやすいです。もし見つけられたら恋愛成就できるかも!

車窓から東シナ海が一望

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「薩摩高城駅」を発車すると、列車は車窓から東シナ海が望める区間へ。
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空はあいにくの曇り空。なんとか夕陽が見られるように願います。
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列車は「阿久根駅」に到着。
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駅舎は「おれんじ食堂」と同じ水戸岡鋭治氏のデザインでリニューアルされました。木がふんだんに使われていて、カフェやおみやげ店、待合室などがあります。
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「阿久根駅」では、おみやげがいただけるとのこと。引換券を手にホームへ降ります。
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頂いたのは、阿久根にある「カフェソアプロット」のクッキーとマフィン。素敵なおみやげができました!

阿久根の特産品を使った軽食

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「阿久根駅」を発車すると、いよいよお食事がスタート。
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まずは軽食。先ほど停車した阿久根の特産品を使った3品です。
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東シナ海に面した阿久根は海の幸が豊富。阿久根のさつま揚げは「つけあげ」と呼ばれ、家庭の味として親しまれてきたそう。
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阿久根で獲れるムラサキウニは、東シナ海の豊かな磯で実る海藻を食べて育ち、3月から5月にかけてが旬だそう。「うに丼祭り」なるイベントが開催されるほど、阿久根のウニは有名です。「おれんじ食堂」の車内で頂く生ウニは、甘くて濃厚で深い味わい。絶品です!
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阿久根の海で獲れた、チャンバラ貝。砂浜にいるのが特徴で、暖かくなると砂浜から出てくるのだそう。つるんとした食感で、噛むとシコシコ。
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3品ともお酒のつまみにぴったり。ということで、早速ビールをいただきました!

頂いたのは「不知火海浪漫麦酒 ケセラセラ あしきた黒糖浪漫」。不知火海を望む芦北町で作られた黒糖を贅沢に使用。黒ビールのコクと黒糖の甘さが広がる濃厚なビール。美味しい!
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列車は「出水駅」に到着。
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出水は、日本最大のツルの飛来地として有名です。
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駅のホームにもツルのオブジェがありました。
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駅前の広場では、イペーの木がきれいな黄色い花を咲かせていました!
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イペーは南米ブラジル原産の木。ちなみに「イペー」はツビ族の言葉で「樹皮が厚い」という意味があるそう。

沿線の食材を使った地産地消の料理

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列車は「出水駅」を発車。

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次のお料理に向けてセッティングされたテーブル。3便サンセットのお料理は、水俣にある「あらせ会館」の提供です。
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運ばれてきたのは「肥後・薩摩の宝箱」。その名の通り、おれんじ鉄道沿線の肥後・薩摩の食材を使った地産地消のお料理です。
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水俣市にあるモンヴェール農山で育ったモンヴェールポークとさつま芋を使ったコロッケ。ホワイトソースとともにいただきます。「薩摩の甘エビ」とも呼ばれる、阿久根で獲れたタカエビ。こちらはバジルでソテーして唐揚げに。
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不知火海で獲れた太刀魚の南蛮漬け。熊本名物のからし蓮根。ツーンとくる辛さがクセになる!
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柔らかく煮込まれた、水俣産のタコ。水俣で獲れた野菜は、ちりめんとともに胡麻和えに。
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出水市産の南国元気鶏は、フランス料理のガランティーヌに。不知火海に浮かぶ長島で獲れた月日貝は鍬焼きで。

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鹿児島県と熊本県の県境にかかる小さな橋を見ながら、列車は熊本県へ。薩摩街道にかけられたこの橋は、薩摩藩と肥後藩の国境であることから「境橋」と言うのだそう。
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列車は「水俣駅」に到着。
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反対ホームからは、くまモンのラッピング車両が発車して行きました。
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「水俣駅」も水戸岡鋭治氏のデザインでリニューアルされています。待合室には、地元の伝統的な巨大竹籠「鰯(いわし)かご」を使った子供向けの遊び場が設置されていました。
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「水俣駅」を発車すると、続いて肉料理が登場。
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熊本県産の黒毛和牛のローストビーフ。ソースは水俣特産のサラダ玉ねぎのソースを使用しています。しっとり柔らかくて旨み濃厚なローストビーフに、さっぱり爽やかな玉ねぎソースがよく合う!
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不知火海産の真鯛を使った鯛飯と赤出汁の味噌汁。ほぐした鯛の身がたっぷり入っていました。列車の中でも温かいお料理がいただけるのは嬉しいですね。
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最後はデザート。鹿児島県産のさつまいものムース。さつまいもをそのまま食べているかのような濃厚さで、上品な甘さが広がります。

サンセットタイムの不知火海

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車窓は東シナ海から不知火海へと変わりました。時刻はサンセットタイム。
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本来ならこの方角に夕陽が沈む様子が一望できるのですが、残念ながらこの日は雲に隠れてしまいました。
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夕陽は見られませんでしたが、夕焼けに染まる空と赤く照らされた海の景色は美しく、心癒されるひとときを過ごしました。
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川内から約3時間半。列車は終点「新八代駅」に到着。

料理や景色ももちろん良かったですが、何よりアテンダントさんのホスピタリティが素晴らしくて、とても楽しい時間が過ごせました。皆さんもぜひ「おれんじ食堂」に乗車してみては!

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JR西日本の「あめつち」|山陰地方の自然と神話を楽しむ観光列車

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2023年に運行開始5周年を迎えた、鳥取県と島根県の山陰本線を走る観光列車。JR西日本の「あめつち」に乗ってきました!

*2023年6月の情報を基に作成しています

山陰の工芸品が散りばめられた「あめつち」

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旅のスタートは「鳥取駅」から。
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出雲市行き「あめつち」は9時に「鳥取駅」を発車します。

「あめつち」が入線してきました!

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「あめつち」の列車名の由来は、日本最古の歴史書である古事記の書き出し「天地の初発のとき」から。数々の神話が生まれた山陰地方にちなんだ神秘的なネーミングです。
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ボディーカラーは、山陰の美しい空や海を表現した紺碧色。下部に描かれた絵は、スタジオジブリ作品にも多く参画している島根県出身のアニメーション美術監督、吉田昇氏の書き下ろし。山陰の美しい山並みの他に、たたら製鉄にちなみ日本刀の刃文も表現しているのだそう。
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正面と頭上そして側面にきらめくエンブレム。こちらは、島根県出雲市にある吉川製作所が製作したもの。

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「天つ神々・太陽」「七つの八雲」「金鵄(日本神話に登場する金色のトンビ)」「山」「海」「白兎」「ワニ(サメ)」が描かれています。神話の地をゆく観光列車らしいですね!
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号車表示にもかわいい絵が!では車内へ。
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おぉー!白木の色合いが明るくておしゃれ!
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2名、4名のテーブル席。大きなテーブルがあってゆったり過ごせそう。

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山側の席は、車窓が見やすいように1段高くなっています。

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窓に向かって並ぶカウンター席もあって、1人旅でも安心!
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テーブルに嵌め込まれているタイルは、石州瓦。赤褐色の色合いが印象的で、赤い屋根の町並みや集落が山陰地方ではあちこちで見られます。
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天井の照明に使われているのは、鳥取県東部で生産されている因州和紙。1号車と2号車で色が違っていて、トンネルに入るとより美しく天井を彩ります。
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壁に飾られているのは隠岐の黒松、智頭杉で、神話にまつわる絵柄が彫り込まれています。
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洗面台の手洗い鉢は、鳥取県岩美郡にある岩井窯の山本教行氏によるもの。岩井窯らしい大胆かつ美しい模様が特徴です。
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物販カウンター前に飾られているのは、豪華絢爛な神楽衣装。このように車内には山陰の伝統工芸品が其処彼処にあしらわれていて、まるで山陰地方の美術館!

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山陰地方の歴史や車内の紹介が載った「あめつち手帖」。あめつちが走る山陰本線の車窓や沿線を紹介する「車窓手帖」。各車両のラックに置かれています。
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特に「車窓手帖」には、日本海や大山が望めるポイント、車窓から見える建物、そしてあめつちの豆知識なんかも書かれていて、あめつちの旅には欠かせないものでした!

神話にまつわるストーリーが書かれたおみくじ

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「鳥取駅」を発車してしばらくすると車内改札。切符に押されたのは「あめつち」専用のスタンパー。
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続いて車掌さんが持ってきたのは、おみくじが入ったボックス。
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何が出るかな!
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宣託の神様・コトシロヌシにちなんで『目先にとらわれず長期的な視点で物事を判断すると良い』とのことでした。山陰地方の神話にまつわるストーリーが書かれた一風変わったおみくじは、旅の記念になりますね!
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おみくじの下にはスタンプが押せるスペースがあります。物販カウンター前に置かれたスタンプを押してみては!

大江ノ郷自然牧場の焼菓子

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2号車にある物販カウンター。
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アルコール、ソフトドリンク、スイーツ、そして「あめつち」オリジナルのお土産品などが販売されています。
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物販カウンターで購入したのは、大江ノ郷自然牧場の焼菓子詰め合わせセット。鳥取県八頭町にある大江ノ郷自然牧場は、平飼いで育てた天美卵や天美卵を使ったスイーツなど、「農」と「食」を楽しむことができる複合施設。
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中に入っていたのは、天美卵を使用したバウムクーヘン。国産小麦に大山バターを使用したフィナンシェ。鳥取県産の大豆を使ったブールドネージュ。どれも素材にこだわった焼き菓子ばかり!
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「あめつち」のオリジナルカップに入ったコーヒーとともに頂きました!

山陰の食材が詰まった「あめつち御膳」

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「倉吉駅」を発車し、車内では事前予約制の食事の準備がスタート。出雲市行きの「あめつち」で頂けるのは、鳥取駅の駅弁などを手がける「アベ鳥取堂」の「あめつち御膳」。では、オープン!
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おぉー!美味しそう!
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中央にあるのが、昭和27年から販売されている名物駅弁「元祖かに寿し」。かにの身がたっぷり!甘酸っぱい味わいが口の中に広がります。
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鳥取県産のむね肉は3日間かけて熟成し南蛮漬けに。しっとり柔らかくて、鶏の旨みがとっても濃厚!
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鳥取県産の牛肉は、地元の醤油で時雨風に煮付け。
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鳥取県の県魚、あごは梅しそで巻いてフライに。鳥取名物のあごちくわ・とうふちくわ。するめいかを麹で漬けたするめの麹漬けは、鳥取の名産品だそう。
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鳥取県産のハタハタの握り寿し。酢でしめて炙り、香ばしい香りがいいアクセント。

鳥取県の特産品が盛りだくさんのあめつち御膳。「あめつち」に乗車する際はぜひ予約する事をおすすめします!

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日本海に沿って走る山陰本線ですが「あめつち」が走る鳥取〜出雲市間は海が見える区間は少なめ。「青谷駅」を過ぎたあたりから、遠くにチラリと見えてきます。
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変わりに車窓に広がるのは風車。日本海に吹く風を利用した風力発電所が、鳥取県内にはいくつかあるそう。
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山側には中国地方の最高峰である大山が望めるはずですが、この日は残念ながら雲の向こう。帰りに見られる事を期待しましょう。
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列車は「松江駅」に到着。ここで11分停車します。
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やって来たのは特急「やくも」。国鉄時代の特急車両が走るのは日本で唯一。引退が発表されるとともに、かつての国鉄色やスーパーやくも色が復刻されて、多くの鉄道ファンの注目を集めています。
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「松江駅」を発車すると、車窓に広がるのは宍道湖。全国で7番目に大きい湖で、わずかに塩分を含む汽水湖のため魚類が豊富。しじみや白魚などは"宍道湖七珍"として有名です。

宍道湖が望める絶景スポットではゆっくり徐行。車内には「あめつち」のテーマソングが流れて、気分を盛り上げてくれます!
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のどかな景色の中を走る「あめつち」。
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「あめつち」は、斐伊川の鉄橋で再び徐行。ヤマタノオロチ伝説のオロチの正体とも言われる斐伊川の絶景が広がります。
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鳥取から3時間32分。「あめつち」は終点「出雲市駅」に到着。

お酒に合うおつまみが詰まったお弁当「山陰の酒と肴」

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復路も「あめつち」に乗ります!鳥取行き「あめつち」は13時44分発です。
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発車後しばらくすると、事前予約制の食事が運ばれてきました。復路の食事は「松江駅」の駅弁を手がける「一文字家」の「山陰の酒と肴」です。「一文字家」は明治34年創業の老舗駅弁店です。では、オープン!
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おぉー!お酒に合いそうなおかずがたっぷり!
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おろしソースがかかった島根牛。島根県の県魚である"あご"の磯辺揚げ。玉子焼きには松江らしくしじみ入り。ポリポリと香ばしい、出雲そばの素揚げ。
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奥出雲にある井上醤油店の天然醸造味噌で和えた、大山鶏。しっとり柔らかく、味噌の風味ともマッチ!
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野菜の炊き合わせが美味しかった!素材の味を活かしつつ上品なお出汁の風味もあって、さすが老舗の味!
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「山陰の酒と肴」には、出雲國の銘酒「豊の秋純米吟醸花かんざし」または松江の地ビール「ビアへるん」が付きます。スッキリ喉越しの良いピルスナー。うまい!

松江の老舗菓子司の和菓子詰合せ

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鳥取行き「あめつち」ではもう一品、事前予約制でスイーツがいただけます。松江にある「御菓子司 彩雲堂」の「松江の和菓子詰め合わせ」。
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松江市は古くから茶の湯文化が残っていて、お茶と相性の良い和菓子を取り扱うお店が多くあるのだそう。
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こちらの生菓子は、その名も「あめつち」。イザナギ・イザナミがアメノヌボコで大地を創造した神話を元に創作した、あめつちのオリジナル菓子。
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宍道湖が夕日に染まり、城ヶ島をシルエットに溶けてゆく様を写した羊羹。ほんのりほうじ茶の香りが広がります。
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松江を代表する銘菓である「若草」は、奥出雲産のもち米を石臼で挽いて作られた、求肥製の和菓子。
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和菓子とともに頂くのは、松江にある老舗お茶屋「中村茶舗」の煎茶。列車の中で本格的な和菓子がいただけるなんて、素敵です!

山陰の自然を車窓に見ながらラストスパート

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列車は山陰路をひた走ります。往路では見えなかった大山が、姿を表していました!きれい!
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物販カウンターで購入したどら焼き。なんと「あめつち」の焼印が入っています!餡子の他に栗も入っていて豪華!
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車窓には日本海。傾き始めた太陽がキラキラと海を輝かせていました。終点の鳥取はまもなくです。
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出雲市から3時間52分。列車は終点の「鳥取駅」に到着。

山陰の美術館のような、工芸品にあふれた車内。山陰の自然豊かな車窓。そして山陰の食材をふんだんに使ったお食事。山陰の魅力がめいいっぱい詰まった列車でした!皆さんもぜひ「あめつち」に乗車してみては!

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あめつち公式サイト

www.jr-odekake.net

JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河 (ウエストエクスプレス銀河) 山陰コース上り|座席から寝台へ転換するファーストシートで夜行列車の旅へ

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JR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS 銀河 (ウエストエクスプレス銀河)」。前回の下りに引き続き、今回は上り出雲市発京都行きに乗車。グリーン車ファーストシートでゆったりとした旅を楽しみました!

*2023年5月の情報を基に作成しています

TikTokでも紹介しています!

@masatetsudo ウエストエクスプレス銀河の多彩な車内設備を大公開!#ウエストエクスプレス銀河 #鉄道 #鉄道旅 #鉄道旅行 #乗り鉄 #和歌山旅行 #和歌山 #JR西日本 ♬ France Accordion Swing - MIZUSATO Masaki

座席からベットに転換するファーストシート

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旅のスタートは「出雲市駅」。
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「ウエストエクスプレス銀河」は16時9分の発車です。

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行きは普通車クシェットに乗車しましたが、帰りはグリーン車ファーストシートに乗車します。では、車内へ。

▽往路クシェットの記事はこちら!

www.masatetsudo.com


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ファーストシートはボックスが8つあり、1つのボックスに向かい合う2席が配置されています。

夜行運転時は1ボックス1名なので、ゆったりと贅沢に使えます。昼行運転時は1名1席なので、1人利用だと他人と向かい合わせになるのは少し気まずいかも。
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ボックスの中央には大きなテーブルとテーブルランプ。シートピッチはかなり広くてゆったり。シートは硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい感じ。長時間の乗車でも疲れることはありませんでした。
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座席にはクッション、シーツ、ブランケットが用意されています。

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ファーストシートの凄いところが、座席から寝台への転換。まずはテーブルを折り畳みます。
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シートの上にある取っ手を引いて下に下すと…
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シートの裏からベットが出てきました!
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反対側のシートも下ろせばベットの完成です。
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横から見ると、座席の状態から…
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こんな感じにベットになりました!すごい!

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各ボックスにはカーテンがあり、閉めると少し透けて見えますが、プライベートな空間になります。
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ファーストシートがあるグリーン車のデッキには、グリーン車の乗客専用のラウンジがあります。気分転換に利用するといいかも。

山陰路を快走

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列車は宍道湖に沿って走ります。全国で7番目に大きい湖で、わずかに塩分を含む汽水湖のため魚類が豊富。しじみや白魚などは"宍道湖七珍"として有名です。
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列車は「松江駅」に到着。
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出雲市行きの「やくも」と行き違い。新型車両への置き換えが発表され、最後の国鉄形特急車両として注目を集めています。

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1番先頭にあるフリースペース「彗星」にやってきました。ここは乗務員室のすぐそばあるフリースペースで、一段上がったシートに座ると、窓の向こうから前面展望を楽しむことができるのです。
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正面に大山を望みながら、列車は快調に山陰路を走ります。
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「米子駅」を出てしばらくすると、左側の車窓に大山に1番近づく区間へ。雲ひとつない快晴で、大山の頂上までくっきりと望むことができました。

夕食は銀河一番星弁当

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「米子駅」を発車後、今日の夕食のお弁当が配られました。松江駅の駅弁を手がける「一文字家」の「「銀河」一番星」。島根県の美味しいものや、一文字家駅弁のあれもこれも食べられる、一文字家オールスター駅弁とのこと。ではオープン!
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おぉー!美味しそう!
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奥出雲の天然醸造味噌と地元酒蔵の酒を合わせて煮込んだ島根牛をご飯の上に。こちらは駅弁「島根牛みそ玉丼」から。味噌の深い香りに島根牛の芳醇な旨みが重なり、口の中いっぱいに広がります。
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境港産の紅ズワイガニのカニ寿司。カニの棒身が贅沢に入り、カニのほぐし身もたっぷり。とっても贅沢!
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松江駅にある出雲そば店の秘伝の出汁で炊いた、だしめし。島根県の県魚であるあご(飛魚)の大葉巻き天ぷらと梅肉揚げ。日本海産の鰆は味噌漬け焼きに。
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岩海苔とともに煮込んだ大山鶏や、しじみのしぐれ煮など、島根・鳥取の食材や郷土料理も詰め込まれています。
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出雲市駅で買っておいた、島根の地ビール「しまねっこえーる」で乾杯!

100年以上の歴史がある根雨駅の駅舎

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途中行き違いや追い越しをされながら、列車は日野川に沿ってゆっくりと走ります。
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「根雨駅」に到着。ここでは32分停車。おもてなしがあるとの事で、跨線橋を渡って駅舎へ。
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「ウエストエクスプレス銀河」が描かれたブラックボードがお出迎え。地域の皆さんもたくさんいらしてくれていました。
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「根雨駅」の駅舎は大正11年の建築で、なんと100年以上前の建物。今でも立派に役目を果たしています。
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待合室では地元の特産品が販売されていました。「根雨駅」がある鳥取県日野町は椎茸の栽培が盛んで、椎茸にちなんだ商品が色々あったのが印象的。
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待合室には「金持神社」という縁起のいい名前の神社の分祀があります。金運・開運にご利益があるとの事で、訪れた際はぜひお祈りしておきましょう。

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「新見駅」に到着。ここは運転停車で扉は開きませんが、ホームには大きな鏡を持った駅員さんが。窓越しに乗車中の自撮りが撮れるという、画期的なサービス!これはナイスアイデア!

すっかり日も暮れて、夜汽車の趣き。

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ベットに転換し、足を伸ばしてのんびり過ごします。

備中高梁駅のおもてなしとサンライズ出雲との並び

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列車は「備中高梁駅」に到着。ここでは35分停車します。
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ここでもおもてなしがあるという事で、改札の外へ。出迎えてくれたのは凄い数の人!時刻は21時半。遅い時間なのに本当にありがたいですね。
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マイクを手に話しているのは、なんと高梁市の市長さん!男はつらいよのロケ地になったのにちなんで、寅さんの格好で迎えてくれました!
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駅前では、地元で作られたプリンの販売や…
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試作中だという「トマトクラフトコーラ」の試飲、くるみボタン作り体験など、色んな催しでもてなしてくれました。
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駅に併設された図書館。中はとってもきれいで、なんとスターバックスコーヒーまで入ってる!
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図書館の中では、高梁市の特産品やウエストエクスプレス銀河のグッズなども販売されていました。

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「備中高梁駅」ではもうひとつイベントが。東京行きの夜行列車「サンライズ出雲」と「ウエストエクスプレス銀河」がホーム上で並ぶのです。
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「サンライズ出雲」がゆっくりとホームに入ってきました!今や数少ない夜行列車同士が並ぶ貴重な瞬間!
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わずかな停車時間のあと、「サンライズ出雲」は先に発車。続いて「ウエストエクスプレス銀河」も発車します。

お夜食はチャーシュー丼

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車内に戻り「備中高梁駅」で受け取ったお夜食をいただきます。高梁市にある京懐石料理店「花のれん」の「銀河ピクルス付きチャーシュー丼」です。
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おぉー!見た目からもボリュームが凄いのがわかる!
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チャーシューは豚肩ロース肉を塩漬けにした後、醤油旨だしに漬け込んでゆっくり火入れしているのだそう。しっとりと柔らかい食感。タレがしっかり染み込んでいて美味しい!

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ピクルスは備中地方で採れた野菜を使用。銀河をイメージして星の形になっています。
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食後には「備中高梁駅」で購入した「昔さとうきびプリン」をいただきます!
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高梁市産のさとうきびを使った黒蜜。濃厚だけど優しい甘さで、とろとろ食感のプリンと絶妙にマッチ!美味しい!
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さて、そろそろ車内も減光の時間。シーツを敷いてベットメイキング。おやすみなさい…

新快速時代を彷彿とさせる走りで最後の力走

 

朝5時。眠たい目を擦りながら向かったのは、1番先頭にあるフリースペース「彗星」。車窓には朝日に染まる明石海峡大橋。
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117系は、新快速時代を彷彿とさせる走りで神戸線を力走。
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6時10分。「大阪駅」に到着。
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そして6時43分。終点「京都駅」に到着。出雲市から約14時間40分の旅でした。
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3泊4日という少し長い旅でしたが、ウエストエクスプレス銀河の車内は快適に過ごせて、さらに各駅では早朝や夜遅くにも関わらず手厚いおもてなしに歓迎。楽しい旅になりました!

これまで旅行商品としての発売でしたが、7月の運行からは一般発売が開始され、ネットや駅で購入できるようになりました。皆さんもぜひ「ウエストエクスプレス銀河」で長距離夜行列車の旅を楽しんでみては!

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WEST EXPRESS 銀河公式サイト

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