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わたらせ渓谷鐵道の「トロッコわっしー号」|渡瀬川の車窓が楽しめるトロッコ列車

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渡瀬川の絶景と風を浴びながら楽しめる列車旅。わたらせ渓谷鐵道の「トロッコわっしー号」に乗ってきました!

*2023年7月の情報を基に作成しています

わ鐵のマスコットわっしーがモチーフの車両

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「わたらせ渓谷鐵道」は、群馬県桐生市の「桐生駅」から栃木県日光市の「間藤駅」に至る44.1kmの路線。「トロッコわっしー号」は土日祝日を中心に桐生〜間藤間を1日2往復します。


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ヘッドマークにデザインされているのは「わたらせ渓谷鐵道」のマスコットキャラクター「わ鐵のわっしー」。「トロッコわっしー号」はわ鐵のわっしーをモチーフにデザインされたそう。
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「トロッコわっしー号」は2両編成。1両は窓のないオープン車両、もう1両は通常の車両で、雨の日などに避難ができます。
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木製の座席がずらりと並ぶ車内。
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ボックスの中央にはテーブルが設置されています。
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もちろん窓はなく、心地よい風が車両の中を流れていきます。
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車内の一角にはおみやげなどを販売する売店があります。

車窓に広がる渡瀬川

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「トロッコわっしー号」は「桐生駅」を発車。列車は早速、渡瀬川を渡る鉄橋を通過。これから、この渡瀬川沿いを北上していくのです!
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鉄橋を渡り終えてしばらくすると、JR両毛線とお別れ。「相老駅」では東武鉄道と接続。東京から「トロッコわっしー号」に乗るなら、東武特急「りょうもう」に乗って「相老駅」で「トロッコわっしー号」に乗り換えるのがいいかも。
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「わたらせ渓谷鉄道」の中核駅である「大間々駅」を発車し、車窓はだんだんと山並みになっていきます。
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眼下に渡瀬川が見えました!ここからしばらくは、進行方向右側に渡瀬川が見えます。
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列車は「水沼駅」に到着。水沼駅には温泉センターがあって、温泉が併設されているという珍しい駅なのです。
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この日はあいにくの雨模様。屋根はありますが、雨は窓から吹き込んできます。弱い雨だったのでよかったですが、強い雨の日はカッパがあるといいかも。
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随所で車窓にあらわれる渡瀬川。きれいな景色!
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列車は「神戸駅」の手前で減速。左手には小さな滝が目の前に!水しぶきがかかりそうな距離です。列車に乗らなければ見る事ができない滝は、汽車見の滝と言われているのだとか。
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列車は「神戸駅」に到着。「神戸」と書いて「ごうど」と呼びます。ホームには、元東武鉄道デラックスロマンスカーの車両を使った「レストラン清流」があります。

渡瀬川のベストビュー区間へ

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「神戸駅」を発車すると、列車は草木トンネルへ。全長は約5000m。全長5242mのトンネルで、列車は約10分かけて通過します。通過中車内は真っ暗、轟音、そして強くて冷たい風!
そんな状況を癒してくれるのが、天井に光るイルミネーション。何色にも変化する様子を眺めながら、寒さに耐えます笑

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草木トンネルを抜けると、渡瀬川の車窓は進行方向左側に変わります。
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列車は「沢入駅」に到着。駅では約2000本のあじさいが、ちょうど見頃を迎えていました。ホームにはカメラマンの姿も。
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列車は、通称"坂東カーブ"をゆっくりと通過。わたらせ渓谷鉄道の中で最も急曲線カーブで、曲線半径は最小で144m。国鉄時代でも最急カーブと言われていたのだそう。
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坂東カーブを含む沢入〜原向間は「わたらせ渓谷鐵道」の中で最も車窓が美しい区間。

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上流に進むにつれて、河原の石が白っぽくなってきたのがわかります。これは「白御影石」と呼ばれて、地元みどり市東町の特産品なのだそう。

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ふと車窓に鹿を発見。こっち来るなよー
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列車は、第二渡瀬川橋梁をゆっくりと通過。なんと明治時代から使われている橋梁なのです!
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足尾銅山の最寄り駅である、通洞駅が近づいてきました。左手に見えてきたのは、足尾銅山の選鉱場跡。選鉱場とは、掘り出した鉱石を選別する場所とのこと。
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列車は「通洞駅」に到着。足尾銅山観光の最寄り駅で、乗客の多くが下車して行きました。
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「桐生駅」から1時間44分。列車は終点「間藤駅」に到着。
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駅周辺には何もありませんが、ここから日光市営バスに乗り「日光駅」へ抜けることも可能です。
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気持ちいい風を浴びながら、渡瀬川の自然と車窓を楽しむことができました。特に秋の紅葉シーズンには多くの人で賑わうのだとか。皆さんもぜひ「トロッコわっしー号」に乗車してみては!

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わたらせ渓谷鐵道公式サイト

www.watetsu.com