マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

楽しいリゾート列車 美味しいレストラン列車

JR西日本の「ベル・モンターニュ・エ・メール 〜べるもんた〜」|握りたての鮨と絶景が楽しめる観光列車

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富山県の氷見線と城端線を走る観光列車。車内で握りたての鮨が楽しめる「ベル・モンターニュ・エ・メール 〜べるもんた〜」に乗ってきました!

*2023年12月の情報を基に作成しています

沿線の伝統工芸品が使われた車内

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旅のスタートは「高岡駅」から。

「べるもんた」は高岡を起点に南北へ伸びる「氷見線」「城端線」を走ります。
城端線では立山連峰の山並み、氷見線では日本海の美しい風景を楽しむことができます。

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印象的な列車名は「美しい山と海」をフランス語「ベル・モンターニュ・エ・メール」で表現。そして、親しみをもって呼んでもらえるように「べるもんた」という愛称が付けられました。
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車内は、4人掛けのボックス席と窓に向いたカウンター席。海側の窓は、車窓が見やすいようにとっても大きくなっています。
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また車内には、沿線の伝統工芸品も使われています。

つり革の持ち手は木製。高岡銅器をイメージする銅箔に沿線の4市をイメージさせる図柄で装飾。f:id:masa-tetsudo:20240116092650j:image

座席の仕切りには、富山県南砺市の伝統工芸品「井波彫刻」の作品です。

握りたての鮨と絶景の立山連峰

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運転席のすぐ後ろにあるのが寿司カウンター。ここで握った鮨が提供されるのです。これこそ「べるもんた」の魅力!

かつて急行列車には、寿司カウンターを設けてその場で寿司を握ってくれる列車があったそう。
しかし現代では、握りたての寿司が食べられるレストラン列車はほとんどありません。
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寿司カウンターの隣には、おみやげも並んでいます。
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富山市にある「とやま鮨」の職人さんが鮨を握っています。揺れる車内で鮨を握るのは本当に大変でしょう。

車内での食事は「VISIT富山県」で予約が必要ですが、余裕があれば当日注文することもできるそう。地酒3種の飲み比べセットもあったりで「食べ鉄」だけでなく「呑み鉄」の方にもお勧めできる列車です。
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発車後しばらくすると、予約していた「富山湾鮨セット」がやってきました!
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ネタは日によって変わるそうで、この日はメジマグロ・タルイカ・コショウダイ・メダイ・サワラ・そしてとやま鮨オリジナルの蒲鉾の昆布〆。
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握りたての鮨は美味しいに決まってる!ネタも厚みがあってとても満足でした。

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もう一品。帰りの便でオーダーしたのは「富山湾海鮮丼」。

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こちらはネタが少し多くて、ヒラメ・マダイ・サワラ・コショウダイ・タルイカ・メジマグロ・ホタルイカの抜き漬け。
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どれも富山湾で獲れた新鮮な魚たち。美味しい!
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城端行き「べるもんた」から見える車窓は、立山連峰。この日は天気がよく空気も澄んでいて、美しい立山連峰が見られました。

ガイドさんによると、12月にしてはめずらしい天気の良さとのこと。いい日に来ました!
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「べるもんた」は終点「城端駅」に到着。「高岡駅」から47分の乗車時間はあっという間でした。

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「ベル・モンターニュ・エ・メール 〜べるもんた〜」は、土曜日は城端線の高岡〜城端間、日曜日は氷見線の砺波・新高岡〜氷見間を運行。

皆さんもぜひ、富山県の海の幸と絶景を楽しみに「べるもんた」に乗車してみては!

関連リンク

鉄道イベント情報

盛岡車両センター SL検修庫見学会(2024年3月30日) - 鉄道コム

ノスタルジー 春のみまさかスローライフ列車など 運転(2024年5月11日) - 鉄道コム

小田急 喜多見電車基地 もころん号撮影会・洗車体験会(ツアー)(2024年5月5日) - 鉄道コム

長野電鉄 須坂駅など 8500系撮影会・貸切乗車イベント(2024年3月23日) - 鉄道コム

関東鉄道 車内プロレスツアー(2024年4月14日) - 鉄道コム

ベル・モンターニュ・エ・メール 〜べるもんた〜公式サイト

www.jr-odekake.net

JR東日本の「リゾートビューふるさと」|姨捨の車窓と北アルプスの車窓を楽しむ観光列車

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日本三大車窓のひとつ「姨捨」と、北アルプスの車窓を楽しむ観光列車。JR東日本の「リゾートビューふるさと」に乗ってきました!

*2023年8月の情報を基に作成しています

地球に優しいハイブリッド車両

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旅の始まりは「長野駅」から。列車は10時4分に発車します。

「リゾートビューふるさと」が入線!

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「リゾートビューふるさと」は、ハイブリッドシステムを搭載した2両編成の車両。これは、ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を組み合わせた、環境に優しい車両なんだって!
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では、車内へ。
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車内は、リクライニングシートが並んでいます。
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座席は通路から1段高くなっていて、大きな窓も相まって眺めがいい!まさに「ビュー」の名に相応しい車内。さらに、座席間のピッチがとっても広いのでゆったり過ごせます。

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シートにかわいいぬいぐるみが座っていました!長野県のPRキャラクター「アルクマ」です。
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運転席の後ろには展望スペースがあって、自由に利用する事ができます。
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また各車両のモニターには、先頭の車載カメラからの映像が流されていました。

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まもなく発車です!

10時4分。列車はゆっくりと「長野駅」を発車します。
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しばらくは北陸新幹線と並走。犀川を渡り、篠ノ井からしなの鉄道と分かれ、篠ノ井線へと入ります。
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肘掛けの高さから天井まで、大きな窓から眺める車窓は素晴らしいですね。

日本三大車窓のひとつ、姨捨へ

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進行方向左側には、日本三大車窓のひとつ、善光寺平の車窓が見えてきました!列車はぐんぐんと標高を上げて行きます。
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まもなく「姨捨駅」に到着。「姨捨駅」は全国的にもめずらしいスイッチバックの駅。「姨捨駅」が急勾配の途中にあるので、登坂・降坂するためにジグザグに作られているのです。

展望スペースからスイッチバックの様子を観察してみましょう!
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丘の上にある「姨捨駅」を通り過ぎ、列車は引上線に到着。
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列車は後向きにバック。先ほどとは違う線路へ。

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列車はゆっくりと「姨捨駅」に入線。
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「姨捨駅」に到着。ここでは16分停車します。
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駅名板もスイッチバック仕様になってました。
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ホームに出ると、目の前に広がるのはこの景色!これは感激です!手前には千曲市、奥には長野市が広がり、そしてそれらを囲むように山並みが続く善光寺平。
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夏らしく青い空と白い雲が広がる光景。秋は紅葉、冬は雪景色と、四季を通じて絶景を楽しむことができます。今度は違う季節に来てみたいですね!

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しばらくすると、反対列車の長野行き普通列車が到着。本線からまっすぐ「姨捨駅」に入線。引上線にバックしたのち、勾配を下って行きました。
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「姨捨駅」の駅舎へも足を運んでみます。「姨捨駅」は1900(明治33)年に開業した、歴史ある駅。標高は551m。1934(昭和9)年に建築されたレトロな駅舎は、2011年にリニューアルされました。
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現在は、豪華クルーズトレインの「TRAIN SUITE 四季島」もここ「姨捨駅」に立ち寄るのだそう。また「姨捨駅」の夜景が楽しめる「ナイトビュー姨捨」という列車も運行されています。

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「姨捨駅」を離れた列車。しばらくは山間部を走ります。途中には犀川、高瀬川、穂高川の三川が交じわる車窓が見えました。
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「リゾートビューふるさと」では、カートによる車内販売があります。購入したのは、信州りんご100%のジュース。美味しい!

松本駅で駅弁を購入

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11時29分。列車は「松本駅」に到着。
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ここでは14分停車します。
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停車時間の間にコンコースにある駅弁売り場へ。東京方面や名古屋方面の特急列車が発車する「松本駅」は駅弁の数が豊富で、その数なんと21種類!今日のランチを購入しましょう。
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購入したのは、塩尻駅が拠点の「カワセミ」の「とり釜めし」。釜めしの名の通り、容器は釜のカタチをしています。ではオープン!
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おぉー!美味しそう!
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鶏がらスープで炊いた味付きご飯の上には、鶏そぼろ、野沢菜、そして鶏のからあげ。
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野沢菜がシャキシャキで美味しい!鶏そぼろと相まってご飯が進みます。しっとり柔らかな鶏のからあげもいいですね。最後は栗の甘露煮でフィニッシュ。美味しかった!
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列車は「松本駅」を発車。ホームでは駅スタッフさん達の熱烈なお見送りが!長野駅では特になかったので、こういうのは嬉しいですね!
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「松本駅」で進行方向が変わります。これまで最後尾だった私の車両は先頭に。
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車窓には雄大な田園風景と遠くに山々が。いい景色!

穂高神社に参拝

 

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列車は「穂高駅」に到着。
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1940(昭和15)年築の「穂高駅」駅舎は2010年にリニューアルされました。

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「穂高駅」では約30分の停車時間の間に、駅近くにある「穂高神社」へ参拝に行くことができます。徒歩5分ほどで大きな鳥居の下に到着。
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穂高神社は日本アルプスの総鎮守、交通安全の守り神として信仰を集めています。
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大変立派な拝殿。
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神楽殿。神楽殿の隣には樹齢約500年の杉の大木があり、パワースポットとしても人気です。

北アルプスと仁科三湖

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「穂高駅」に戻り、列車の旅を続けましょう。

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「穂高駅」を出ると車窓に見えてくるのは「有明山」。富士山に似ていることから「信濃富士」として親しまれています。往路では雲に隠れていましたが、復路で美しい姿を見せてくれました!
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高瀬川を渡ると、大町の町へ入ります。
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「信濃大町駅」に到着。立山黒部アルペンルートのスタート地点としても知られていて、ここから扇沢までのバスも運行されています。
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跨線橋には昔ながらの駅名板が残されていました。 

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列車は「信濃大町駅」を発車。
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車窓の左側には湖が見えて来ます。信濃大町にある3つの湖、その名も「仁科三湖」で、3つとも車窓から眺めることができます。
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まず見えてくるのは「木崎湖」。続いて仁科三湖の中で1番小さな「中網湖」そして最も北にあるのが「青木湖」。
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特に「木崎湖」が望める「稲尾駅」と「海ノ口駅」では一旦停止してくれて、じっくりと湖を眺めることができるのです。
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仁科三湖を過ぎ、列車は分水嶺となる佐野坂峠へ。
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やがて車窓に見えてくるのは「姫川」。
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この先大糸線は「姫川」に沿って糸魚川まで走ります。

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「白馬駅」近くから望めたのは、かつて長野オリンピックのジャンプ競技の会場にもなった、白馬ジャンプ場。沿線にはスキー場が多くあり、あちこちにゲレンデが見られました。
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「長野駅」から4時間。列車は終点「南小谷駅」に到着。

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姨捨駅から見る善光寺平の絶景には感激!車窓からは望んだことはありますが、駅から見る光景は全然違いました!
曇りがちで北アルプスの景色が残念でしたが、またリベンジしたいですね。今度は冬に乗ってみたいです。

皆さんもぜひ「リゾートビューふるさと」に乗ってみては!

関連リンク

鉄道イベント情報

小田急 千代田線直通開始45周年撮影会(ツアー)(2024年3月10日) - 鉄道コム

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リゾートビューふるさと公式サイト

www.jreast.co.jp

近鉄の「足湯列車」②|一度は体験してみたい!列車に乗りながら足湯が楽しめる

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列車に乗りながら足湯が楽しめる!近鉄名古屋〜湯の山温泉間で期間限定で運行している「足湯列車」に乗ってきました!

*2023年12月の情報を基に作成しています

@masatetsudo 足湯に浸かって列車の旅!期間限定、近鉄の「足湯列車」。#足湯列車 #近鉄 #鉄道 #鉄道旅 #鉄道旅行 #乗り鉄 #湯の山温泉 ♬ Raincoat - Shingo Sekiguchi

 

湯の山温泉割引手形付きの足湯列車券


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旅のスタートは「湯の山温泉駅」から。
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湯の山温泉駅からバスで20分ほどの所にあるのが湯の山温泉。御在所岳中腹の標高400mにあって、三滝川の渓谷沿いに旅館が建ち並ぶ温泉街です。

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「足湯列車券」を購入すると「湯の山温泉割引手形」が付いてきます。これを利用すると「御在所ロープウェイ」や、湯の山温泉の日帰り入浴などが割引される、とってもお得なチケットです。

通勤車両を改造した「観光列車つどい」


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「足湯列車」は、近鉄名古屋〜湯の山温泉間を1往復します。
「湯の山温泉行き」は「近鉄名古屋駅」を10時6分発。
そして今回乗車する「近鉄名古屋行き」は「湯の山温泉駅」を15時38分に発車します。
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使用される車両は「観光列車つどい」。
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「観光列車つどい」は、左側の通勤車両を観光列車仕様に改造した車両。
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正面には、菰野町観光協会のPRキャラクター「こもしか」のかわいいヘッドマークが!

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車内に入る前に、まずは入口で足湯利用券を受け取ります。指定された時間になると足湯に入れるとのこと。

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車内は自由席。座席がすべて窓側に向いていて、車窓を楽しむことができます。
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こどもが遊べるキッズスペースもありました!

足湯は小さな天然温泉


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列車は「湯の山温泉駅」を発車。しばらくして足湯の時間になったので2号車へ。足湯利用券の100円を引き換えに「こもしか」がデザインされたかわいいタオルを受け取ります。

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いよいよ足湯に浸かります!列車の中に足湯があるなんて、凄い!
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あったか〜い!揺れる列車の中、移り行く車窓を見ながら入る足湯は、まさに非日常!
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足湯のお湯はただのお湯ではなく、なんと天然温泉!
菰野町の職員さんが菰野温泉の源泉から毎朝温泉を採取して、足湯に入れているのだそう。

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しかもこの足湯、車両に備え付けられているのではなく「足湯キット」になっていて、この「足湯列車」のためだけに菰野町が用意したのだとか。f:id:masa-tetsudo:20231219092311j:image

さらに菰野町の職員さんの話によると、この「足湯キット」には加温装置、循環装置、フィルターが付いていて、まさに『小さな天然温泉』なのです!
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記念写真にぴったりな、グッズやボードも用意されていました。楽しい!

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足湯と同じ2号車にある販売カウンターでは、菰野町の地酒やおつまみ、「こもしか」のグッズなどが販売されていました。
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「こもしか」の焼印が入ったどら焼きと、コーヒーを購入。自席に戻ってのんびり頂きました。

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列車は終点「近鉄名古屋駅」に到着。

「足湯列車」は2024年1月21日(日)までの土日祝日(12月30日、31日、1月1日を除く)に運行されます。
乗車券の他に観光列車料金(おとな・510円、こども・260円)が必要で、近鉄の特急券窓口で発売されるとの事。
皆さんもぜひ非日常を味わいに、足湯列車で癒されてみませんか!

関連リンク

鉄道イベント情報

E655系 品川~河津間(ツアー)(2024年2月17日) - 鉄道コム

JR東海総合研修センター 公開イベント(2024年3月17日) - 鉄道コム

鉄道博物館 EH500形・タキ1000形 展示(2024年1月12日) - 鉄道コム

名鉄 7000系デザインクレジットカード 発行(2024年1月10日~) - 鉄道コム

近鉄 つどい アサヒビール列車(ツアー)(2024年3月1日) - 鉄道コム

近鉄公式サイト

www.kintetsu.co.jp

JR四国の「志国土佐時代の夜明けのものがたり」煌海の抄・雄飛の抄|太平洋に沿って走るごめん・なはり線へ特別運行

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期間限定で金曜日に運行される「志国土佐時代の夜明けのものがたり」煌海の抄と雄飛の抄に乗車。太平洋に沿って走るごめん・なはり線の特別運行を楽しんできました!

*2022年11月の情報を基に作成しています

ごめん・なはり線への新たな船出、煌海の抄

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旅のスタートは「高知駅」から。

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土曜日・日曜日に高知〜窪川間を走る「志国土佐時代の夜明けのものがたり」ですが、期間限定で金曜日にごめん・なはり線の「奈半利駅」まで運行されます。「高知駅」の発車は12時ちょうど。「奈半利駅」まで2時間35分の旅です。
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「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は2両編成。1号車は幕末の歴史を象徴する「クロフネ」。2号車は新しい時代の夜明けを連想させる「ソラフネ」と名付けられています。

詳しくはこちら▼

www.masatetsudo.com

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それでは車内へ。
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今回乗車したのは「ソラフネ」と名付けられた2号車。宙船の名の通り、天井は「銀河」をイメージさせます。照明の造形も個性的!

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12時ちょうど。高知駅のスタッフさんのお見送りを受けながら、列車はゆっくりと発車。
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テーブルには沿線の見どころを紹介したマップが置かれていました。マップとともに旅を楽しみたいと思います。

ひがしこうちの食材をふんだんに使った御膳

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高知駅を発車してしばらくすると料理の提供がスタート。事前予約制のお料理は、JR四国のみどりの窓口や旅行会社のほか「tabiwa by WESTER」からネット予約もできるようになりました。

煌海の抄の料理は、高知市にある明治7年創業の老舗旅館「城西館」の「ひがしこうちの彩り御膳」。
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おぉー!料理名の通り彩り鮮やか、美味しそう!ごめん・なはり線沿線の食材をふんだんに使った御膳です。
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主な飼料に柚子果汁を使った柚子豚の野菜巻き。
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高知が生産量日本一の茄子。その中でも生産量が多い安芸市産の茄子はタタキで、特製ポン酢に薬味を乗せて。
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室戸市で盛んな金目鯛漁。脂がのった金目鯛は煮付けは身がホロホロ。

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スモークした鰹は夜須町産のメロンと頂く、意外な組み合わせ。
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甘くてジューシーな夜須町のフルーツトマト。鰹出汁で漬け煮する事で風味豊か。
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"ナガレ子"という、鮑に似た貝が入った炊き込みご飯。コリコリ食感がたまらない!

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料理とともにいただいたのは、土佐山田町で作られたクラフトビール「TOSACO」のこめホワイトエール。高知県で育った米をふんだんに使ったビールは、苦味控えめで飲みやすい!

太平洋沿いを走るごめん・なはり線

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列車は「後免駅」でJRと別れ、土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線へ。しばらくすると家並みの向こうに太平洋が見えてきた!
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2002年に開業したごめん・なはり線。近年新しく開業した路線は踏切を設けないように決められているそうで、ごめん・なはり線も全線が高架になっています。高いところを走るので眺めが良く、海がきれいに望めるのです。
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列車は「夜須駅」に到着。
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ここでは約40分停車。海側には「ヤ・シィパーク」という海浜公園と「道の駅 やす」があり、皆さん列車を降りて散策へ出かけます。
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ヤシの木が並ぶ遊歩道を歩いて海岸へ。
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おぉー!美しい!

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芝生の向こうにはビーチが広がっています。
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煌めく太平洋の眺めは、まさに「煌海の抄」の名の通り。
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津波避難を兼ねたタワーに登れば、雄大な太平洋を一望!素晴らしい景色です!
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駅前にある「道の駅 やす」。地元の野菜や魚介類などが売られた産直市場やレストランなんかもあり、見どころはたくさん。40分の停車時間もあっという間でした。

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再び「夜須駅」に戻ってきました。
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奈半利行きの列車の後を追って、夜明けも発車時間となります。
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サイクリング姿の地元の方がお見送り!
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太平洋を望みながらゆっくりと走る列車。
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食後のコーヒーをいただきながら、しばらく車窓を楽しみたいと思います。

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列車は「安芸駅」に到着。ここで約30分停車します。
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ごめん・なはり線の車両基地がある「安芸駅」。列車の向こうにはオープンデッキが付いた「しんたろう号」が止まっていました。
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駅には産直市場が併設されています。停車時間にお買い物ができますね!
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ごめん・なはり線には全21駅に1体ずつ、高知県出身のやなせたかし先生によって描かれたかわいいキャラクターがいます。「安芸駅」のキャラクターはあき うたこちゃん。安芸市出身の作曲家弘田龍太郎氏にちなんだ、歌が大好きな女の子です。
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地元の皆さんの盛大なお見送りの中、列車は「安芸駅」を発車。

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再び太平洋が望みながら列車はラストスパート。終点奈半利まではあと約20分です。
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高知から2時間35分。列車は終点「奈半利駅」に到着。出迎えてくれたのは、奈半利町のご当地キャラクター「きんめにゃん」。
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ベンチに人がいっぱい座ってるなー。と思ったら、かかしだった!
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改札口で駅員さんに切符を見せようとしたら、ここもかかしだった!
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折返しの発車まで約40分ありますが「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は一旦隣の駅へ回送。
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ホームには先行する普通列車が入線します。毎年安芸市でキャンプを行う阪神タイガースカラーでした!

地元で揚がったマグロを使った特製御膳

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再び「志国土佐時代の夜明けのものがたり」が入線。
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「きんめにゃん」もお見送りにきてくれました。15時18分。奈半利発高知行き「雄飛の抄」は「奈半利駅」を発車。

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早速、事前に予約した料理が運ばれてきました。「雄飛の抄」の料理は、奈半利町にある「ホテルなはり」が提供する「ゆず香る ひがしこうち旅御膳」。高知県東部産の杉を使った特製の御重で登場。では、オープン!
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おぉー!お料理たくさん!美味しそう!

高知県西部ではカツオ漁が有名ですが、東部ではマグロの遠洋漁業が盛んに行われていたそう。そこで、雄飛の抄の料理はマグロや地元食材がふんだんに使われています。
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天然びんちょうマグロの塩タタキ。醤油につけずいただくので、マグロの濃厚な旨みがストレートに口の中に広がります。
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海鮮ちらし寿司。マグロ、海老、イカなどお魚盛りだくさん!
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ベトナムの生春巻きでマグロのミンチを巻いた、ベトナム風春巻き。マグロの旨みがギュッと詰め込まれた感じ。もっちり食感の皮もいい感じ!
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奈半利川で採れた鮎の南蛮漬け。
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グリルした野菜の下には、金目鯛の西京焼き。
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デザートは杏仁豆腐。サツマイモの甘露煮が乗っていて、味に変化が。

少し中途半端な時間の食事になりますが、量が多すぎないので夕食前でも食べやすいと思います。お酒を飲みながらつまむぐらいのボリュームでしょうか。煌海の抄からの連食でもぺろりといただけました。

太平洋に沈む夕日を眺む雄飛の抄

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列車は「安芸駅」に到着。15分停車するので、少しマニアックなスポットへ。改札を出て右へ行き産直の中を通り抜けた先の駐輪場。ここに来ると「志国土佐時代の夜明けのものがたり」を真下から眺めることができるのです。
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列車の床下がまる見え。エンジンや台車など普段ならなかなか見られないところを観察することができます。
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線路のそばにある高校からは、学生さん達のお見送りが。週一回で平日運行のごめんなはり線の夜明けですが、それでも沿線から手を振って下さる方がいるのは感激です。
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車窓に目をやると、段々と日が落ちてきているのがわかります。

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列車は「夜須駅」に到着。ここでは24分停車します。夕日に染まる夜明けを見ながら海岸へ。
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おぉー!素晴らしい光景が!
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「夜須駅」の到着が16時36分。この日の高知の日の入りが17時12分なので、日が沈む直前のちょうどいい時間でした。
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ヤシの木をバックに沈みゆく夕日。美しい光景にしばし見惚れます。
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真っ赤に染まる夕日を車窓に見ながら、列車はラストスパート。
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17時57分。列車は終点「高知駅」に到着。高知〜窪川間の「志国土佐時代の夜明けのものがたり」と比べると、海が望める区間が格段に多くて景色がきれいなのが印象的。金曜日のみの運行ですが、機会があればぜひ乗車してみては!

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鉄道イベント情報

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名古屋車両区 キハ85系 撮影・見学ツアー(2023年11月25日) - 鉄道コム

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大井川鐵道の「SLかわね路号」②|川根温泉笹間渡駅まで開通!川根温泉きっぷでSLの旅

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2022年9月の台風災害で不通となっていた大井川本線の家山〜千頭間のうち、家山〜川根温泉笹間渡間が2023年10月1日から運転再開。今回は「川根温泉ふれあいの泉クーポン」を使って、SLの旅とSLが見える温泉を楽しんできました!

*2023年10月の情報を基に作成しています

TikTokでも紹介しています!

@masatetsudo 大井川鐵道の「SLかわね路号」に乗って、昭和レトロな汽車の旅へ!#大井川鐵道 #大井川鉄道 #SLかわね路号 #SL #蒸気機関車 #鉄道旅 #鉄道旅行 #鉄道 #乗り鉄 #静岡旅行 ♬ オリジナル楽曲 - マサテツ

川根温泉ふれあいの泉クーポン

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今回購入したのは「川根温泉ふれあいの泉クーポン」。金谷〜川根温泉笹間渡間の往復と「川根温泉ふれあいの泉」の入浴券がセット。

SL急行券は「新金谷駅」の「プラザロコ」でしか購入できないとの事で、新金谷で途中下車して購入してきました。
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「金谷駅」から乗車したのは10時57分発の川根温泉笹間渡行き。車両は元近鉄の16000系でした。
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行き先板には「川根温泉笹間渡」の文字。千頭までの運転再開は被害が大きくて費用の面などで難航しているそう。1日も早い再開が待たれます。
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近鉄時代は特急列車として使われていた16000系。
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カーテンの柄もレトロ。
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座席にくたびれた感がありますが、まだまだ現役で頑張ってくれそうです。

大井川鐵道最古参の「C10 8号機」

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SLの始発駅「新金谷駅」に到着。しばらくすると、11時52分発の「SL急行 かわね路1号」が入線!

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牽引するのは「C10 8号機」。大井川鐵道で1番古い1930(昭和5)年製。1961(昭和36)年に会津若松機関区で廃車となりましたが、1987(昭和62)年に宮古市で「SLリアス」として復活。
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大井川鐵道では1997(平成9)年に営業運転を開始。最近は定期検査でお休みしていましたが、2023年8月から運行を再開しました。
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ちょうど石炭を焚べている所が見られました!凄い!
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最後尾には電気機関車(EL)が連結されています。これは「川根温泉笹間渡駅」が単線の駅で、SLを方転する事ができないから。帰りは電気機関車が牽引して「新金谷駅」へ戻ります。

レトロな旧型客車

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今日の客車は3両。そのひとつ「オハ35 559」は昭和17年製で「旧型客車」とも呼ばれています。
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壁面や床、座席に至るまで木製。
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センヌキと、その下には灰皿の後が。
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荷物棚は網。
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扇風機にはJNRのマークが。
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令和の時代に、扉は手動。
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もちろん冷房装置なんてないので、窓が開けられていました。
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この日は1両だけ、青いボディに白のラインが入った客車が連結されていました。これは「スハフ43」と言って、国鉄時代の特急専用の客車。

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東海道本線の「つばめ」「はと」などに使用されたそう。
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座席も今はボックスになっていますが、当時はリクライニングはしないものの一方向に回転できたそう。
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しばらくすると、隣のホームに「SLトーマス号」が到着。古い蒸気機関車ときかんしゃトーマスが並びました。しばしホームは賑わいます。

雄大な大井川に沿って走る列車

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列車は「新金谷駅」を発車。
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雄大な大井川に沿って走ります。
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沿線は「川根茶」の産地。至る所に茶畑が見られました。
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「家山駅」を発車し「抜里駅」を通過すると、列車は「大井川第一橋梁」を通過。向こうに見えるのは、これから向かう「川根温泉ふれあいの泉」。露天風呂からSLが見える温泉です。

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新金谷から38分。列車は終点「川根温泉笹間渡駅」に到着。

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線路は続いていますが、この先へ行く事はできません。
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レトロな駅舎を出て、川根温泉へと向かいます。

SLが見える温泉「川根温泉ふれあいの泉」

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「川根温泉ふれあいの泉」までは「川根温泉笹間渡駅」から徒歩6分。
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入口には「C10 8号機」の木彫り像が飾られていました。
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露天風呂からはこんな感じで鉄橋を望むことができ、裸のおじさん達が手を振る光景は「SLかわね路号」の風物詩でもありました。(露天風呂の外から撮影しています)
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温泉ですっきりした後は、お腹が空いたのでランチタイム。「川根温泉ふれあいの泉」の中にある食事処で頂きます。豊富なメニューの中で目を惹いたのが、ラーメン。
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頂いたのは「幻の塩ラーメン」。なんと川根温泉の塩を使用しているそう。川根温泉の源泉は約2万年前の化石水が主成分だそうで、太古のロマンを感じながら頂きました。
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駅に戻る前に「大井川第一橋梁」の人気の撮影スポットへ行っていました。鉄橋を渡るSLを撮影。カッコいいですね!

家山駅でSLの入換とバック運転

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帰りは「川根温泉笹間渡駅」を15時5分に発車する快速家山行きに乗車。この列車は「家山駅」からSLを先頭に「SL急行かわね路4号」新金谷行きになります。
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「家山駅」2番線に着いた列車は、最後部に連結されていたSLを切り離し川根温泉方へ。
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ポイントを切り替えて、今度は1番線をSLが通過。
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2番線にゆっくりとSLが入線。
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先頭にいた電気機関車と連結!
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蒸気機関車と電気機関車が連結された、めずらしい光景。
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SL+EL+客車3両の編成で「新金谷駅」へと向かいます。

@masatetsudo 大井川鐵道家山駅で、蒸気機関車が入換。SLとELが連結します!#大井川鐵道 #大井川鉄道 #SLかわね路号 #SL #蒸気機関車 #鉄道旅 #鉄道旅行 #鉄道 #乗り鉄 #静岡旅行 ♬ オリジナル楽曲 - マサテツ


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バック運転の「C10 8号機」を先頭に、列車は終点「新金谷駅」に到着。
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しばらくすると車庫へと引き上げて行きました。
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「金谷駅」まで向かう列車は「新金谷駅」を16時26分発の普通列車。この列車は家山〜新金谷間を「快速急行」で運転してきた列車で、種別表示もそのままで金谷まで運転されました。
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「快速急行」は2023年10月1日のダイヤ改正から初めて登場した種別。元特急車両だった16000系には優等種別が似合いますね。

皆さんもぜひ大井川鐵道のSLに乗って川根温泉へ訪れてみては!

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大井川鐵道公式サイト

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