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JR東日本の「リゾートビューふるさと」|姨捨の車窓と北アルプスの車窓を楽しむ観光列車

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日本三大車窓のひとつ「姨捨」と、北アルプスの車窓を楽しむ観光列車。JR東日本の「リゾートビューふるさと」に乗ってきました!

*2023年8月の情報を基に作成しています

地球に優しいハイブリッド車両

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旅の始まりは「長野駅」から。列車は10時4分に発車します。

「リゾートビューふるさと」が入線!

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「リゾートビューふるさと」は、ハイブリッドシステムを搭載した2両編成の車両。これは、ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を組み合わせた、環境に優しい車両なんだって!
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では、車内へ。
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車内は、リクライニングシートが並んでいます。
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座席は通路から1段高くなっていて、大きな窓も相まって眺めがいい!まさに「ビュー」の名に相応しい車内。さらに、座席間のピッチがとっても広いのでゆったり過ごせます。

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シートにかわいいぬいぐるみが座っていました!長野県のPRキャラクター「アルクマ」です。
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運転席の後ろには展望スペースがあって、自由に利用する事ができます。
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また各車両のモニターには、先頭の車載カメラからの映像が流されていました。

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まもなく発車です!

10時4分。列車はゆっくりと「長野駅」を発車します。
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しばらくは北陸新幹線と並走。犀川を渡り、篠ノ井からしなの鉄道と分かれ、篠ノ井線へと入ります。
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肘掛けの高さから天井まで、大きな窓から眺める車窓は素晴らしいですね。

日本三大車窓のひとつ、姨捨へ

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進行方向左側には、日本三大車窓のひとつ、善光寺平の車窓が見えてきました!列車はぐんぐんと標高を上げて行きます。
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まもなく「姨捨駅」に到着。「姨捨駅」は全国的にもめずらしいスイッチバックの駅。「姨捨駅」が急勾配の途中にあるので、登坂・降坂するためにジグザグに作られているのです。

展望スペースからスイッチバックの様子を観察してみましょう!
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丘の上にある「姨捨駅」を通り過ぎ、列車は引上線に到着。
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列車は後向きにバック。先ほどとは違う線路へ。

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列車はゆっくりと「姨捨駅」に入線。
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「姨捨駅」に到着。ここでは16分停車します。
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駅名板もスイッチバック仕様になってました。
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ホームに出ると、目の前に広がるのはこの景色!これは感激です!手前には千曲市、奥には長野市が広がり、そしてそれらを囲むように山並みが続く善光寺平。
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夏らしく青い空と白い雲が広がる光景。秋は紅葉、冬は雪景色と、四季を通じて絶景を楽しむことができます。今度は違う季節に来てみたいですね!

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しばらくすると、反対列車の長野行き普通列車が到着。本線からまっすぐ「姨捨駅」に入線。引上線にバックしたのち、勾配を下って行きました。
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「姨捨駅」の駅舎へも足を運んでみます。「姨捨駅」は1900(明治33)年に開業した、歴史ある駅。標高は551m。1934(昭和9)年に建築されたレトロな駅舎は、2011年にリニューアルされました。
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現在は、豪華クルーズトレインの「TRAIN SUITE 四季島」もここ「姨捨駅」に立ち寄るのだそう。また「姨捨駅」の夜景が楽しめる「ナイトビュー姨捨」という列車も運行されています。

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「姨捨駅」を離れた列車。しばらくは山間部を走ります。途中には犀川、高瀬川、穂高川の三川が交じわる車窓が見えました。
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「リゾートビューふるさと」では、カートによる車内販売があります。購入したのは、信州りんご100%のジュース。美味しい!

松本駅で駅弁を購入

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11時29分。列車は「松本駅」に到着。
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ここでは14分停車します。
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停車時間の間にコンコースにある駅弁売り場へ。東京方面や名古屋方面の特急列車が発車する「松本駅」は駅弁の数が豊富で、その数なんと21種類!今日のランチを購入しましょう。
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購入したのは、塩尻駅が拠点の「カワセミ」の「とり釜めし」。釜めしの名の通り、容器は釜のカタチをしています。ではオープン!
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おぉー!美味しそう!
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鶏がらスープで炊いた味付きご飯の上には、鶏そぼろ、野沢菜、そして鶏のからあげ。
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野沢菜がシャキシャキで美味しい!鶏そぼろと相まってご飯が進みます。しっとり柔らかな鶏のからあげもいいですね。最後は栗の甘露煮でフィニッシュ。美味しかった!
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列車は「松本駅」を発車。ホームでは駅スタッフさん達の熱烈なお見送りが!長野駅では特になかったので、こういうのは嬉しいですね!
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「松本駅」で進行方向が変わります。これまで最後尾だった私の車両は先頭に。
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車窓には雄大な田園風景と遠くに山々が。いい景色!

穂高神社に参拝

 

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列車は「穂高駅」に到着。
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1940(昭和15)年築の「穂高駅」駅舎は2010年にリニューアルされました。

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「穂高駅」では約30分の停車時間の間に、駅近くにある「穂高神社」へ参拝に行くことができます。徒歩5分ほどで大きな鳥居の下に到着。
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穂高神社は日本アルプスの総鎮守、交通安全の守り神として信仰を集めています。
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大変立派な拝殿。
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神楽殿。神楽殿の隣には樹齢約500年の杉の大木があり、パワースポットとしても人気です。

北アルプスと仁科三湖

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「穂高駅」に戻り、列車の旅を続けましょう。

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「穂高駅」を出ると車窓に見えてくるのは「有明山」。富士山に似ていることから「信濃富士」として親しまれています。往路では雲に隠れていましたが、復路で美しい姿を見せてくれました!
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高瀬川を渡ると、大町の町へ入ります。
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「信濃大町駅」に到着。立山黒部アルペンルートのスタート地点としても知られていて、ここから扇沢までのバスも運行されています。
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跨線橋には昔ながらの駅名板が残されていました。 

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列車は「信濃大町駅」を発車。
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車窓の左側には湖が見えて来ます。信濃大町にある3つの湖、その名も「仁科三湖」で、3つとも車窓から眺めることができます。
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まず見えてくるのは「木崎湖」。続いて仁科三湖の中で1番小さな「中網湖」そして最も北にあるのが「青木湖」。
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特に「木崎湖」が望める「稲尾駅」と「海ノ口駅」では一旦停止してくれて、じっくりと湖を眺めることができるのです。
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仁科三湖を過ぎ、列車は分水嶺となる佐野坂峠へ。
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やがて車窓に見えてくるのは「姫川」。
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この先大糸線は「姫川」に沿って糸魚川まで走ります。

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「白馬駅」近くから望めたのは、かつて長野オリンピックのジャンプ競技の会場にもなった、白馬ジャンプ場。沿線にはスキー場が多くあり、あちこちにゲレンデが見られました。
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「長野駅」から4時間。列車は終点「南小谷駅」に到着。

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姨捨駅から見る善光寺平の絶景には感激!車窓からは望んだことはありますが、駅から見る光景は全然違いました!
曇りがちで北アルプスの景色が残念でしたが、またリベンジしたいですね。今度は冬に乗ってみたいです。

皆さんもぜひ「リゾートビューふるさと」に乗ってみては!

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リゾートビューふるさと公式サイト

www.jreast.co.jp