富山県の氷見線と城端線を走る観光列車。車内で握りたての鮨が楽しめる「ベル・モンターニュ・エ・メール 〜べるもんた〜」に乗ってきました!
*2023年12月の情報を基に作成しています
沿線の伝統工芸品が使われた車内
旅のスタートは「高岡駅」から。
「べるもんた」は高岡を起点に南北へ伸びる「氷見線」「城端線」を走ります。
城端線では立山連峰の山並み、氷見線では日本海の美しい風景を楽しむことができます。
印象的な列車名は「美しい山と海」をフランス語「ベル・モンターニュ・エ・メール」で表現。そして、親しみをもって呼んでもらえるように「べるもんた」という愛称が付けられました。
車内は、4人掛けのボックス席と窓に向いたカウンター席。海側の窓は、車窓が見やすいようにとっても大きくなっています。
また車内には、沿線の伝統工芸品も使われています。
つり革の持ち手は木製。高岡銅器をイメージする銅箔に沿線の4市をイメージさせる図柄で装飾。
座席の仕切りには、富山県南砺市の伝統工芸品「井波彫刻」の作品です。
握りたての鮨と絶景の立山連峰
運転席のすぐ後ろにあるのが寿司カウンター。ここで握った鮨が提供されるのです。これこそ「べるもんた」の魅力!
かつて急行列車には、寿司カウンターを設けてその場で寿司を握ってくれる列車があったそう。
しかし現代では、握りたての寿司が食べられるレストラン列車はほとんどありません。
寿司カウンターの隣には、おみやげも並んでいます。
富山市にある「とやま鮨」の職人さんが鮨を握っています。揺れる車内で鮨を握るのは本当に大変でしょう。
車内での食事は「VISIT富山県」で予約が必要ですが、余裕があれば当日注文することもできるそう。地酒3種の飲み比べセットもあったりで「食べ鉄」だけでなく「呑み鉄」の方にもお勧めできる列車です。
発車後しばらくすると、予約していた「富山湾鮨セット」がやってきました!
ネタは日によって変わるそうで、この日はメジマグロ・タルイカ・コショウダイ・メダイ・サワラ・そしてとやま鮨オリジナルの蒲鉾の昆布〆。
握りたての鮨は美味しいに決まってる!ネタも厚みがあってとても満足でした。
もう一品。帰りの便でオーダーしたのは「富山湾海鮮丼」。
こちらはネタが少し多くて、ヒラメ・マダイ・サワラ・コショウダイ・タルイカ・メジマグロ・ホタルイカの抜き漬け。
どれも富山湾で獲れた新鮮な魚たち。美味しい!
城端行き「べるもんた」から見える車窓は、立山連峰。この日は天気がよく空気も澄んでいて、美しい立山連峰が見られました。
ガイドさんによると、12月にしてはめずらしい天気の良さとのこと。いい日に来ました!
「べるもんた」は終点「城端駅」に到着。「高岡駅」から47分の乗車時間はあっという間でした。
「ベル・モンターニュ・エ・メール 〜べるもんた〜」は、土曜日は城端線の高岡〜城端間、日曜日は氷見線の砺波・新高岡〜氷見間を運行。
皆さんもぜひ、富山県の海の幸と絶景を楽しみに「べるもんた」に乗車してみては!
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