マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

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JR四国の「志国土佐時代の夜明けのものがたり」開花の抄②|高知を満喫するおもてなしコース

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高知県の高知〜窪川間を走る観光列車「志国土佐時代の夜明けのものがたり」。高知の食材をふんだんに使った料理を頂きながら、高知を巡る旅を楽しみました!

*2021年11月の情報を基に作成しています

黒船と新しい夜明けがコンセプト

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今回は窪川を15時13分に発車する「開花の抄」に乗車します。

2両編成の列車は"黒船"と"新しい時代の夜明け"がコンセプト。1号車は幕末の歴史を象徴する「クロフネ」。
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2号車は新しい時代の夜明けを連想させる「ソラフネ」。
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ボディには坂本龍馬の姿も。
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今回乗車したのは2号車の「ソラフネ」。宇宙空間まで広がる未来への夢がコンセプト。

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照明や天井も銀河をイメージさせるデザインです。

土佐の海山の幸をふんだんに使ったおもてなしコース

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「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は「窪川駅」を発車。沿線からはとっても賑やかなお見送り!行ってきまーす!
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しばらく走って「土佐久礼駅」に到着。ここでしばらく停車します。
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駅舎の前では、地元のお店によるマルシェが開催されていました。ここで買える「ハランボ」が美味しいんですよねー。
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「土佐久礼駅」を発車。

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いよいよ食事がスタート。
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食事は4日前までに予約が必要。「開花の抄」の食事は、中土佐町にある「和食・宴 あずま」の「土佐流のおもてなしコース」。
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まずは土佐山田で作られたクラフトビール「TOSACO」の「四万十川ぶしゅかん」で乾杯!四万十川の特産、酢みかんの王様とも呼ばれる"ぶしゅかん"を使ったフルーツビール。ぶしゅかんの爽やかな風味が広がって美味しい!
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四万十ヒノキを使った器が運ばれてきました。では、オープン!
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おぉー!美しい!美味しそう!
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まずは壱の重から。貴重な四万十鰻をどじょうに似せた、柳川もどき。ゼリー状になっていてスプーンで頂きます。中から鰻がひょっこり。お出汁の効いた上品なジュレが鰻の味を引き立てます。
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鮎と生きくらげのカルパッチョ。生きくらげは中土佐町産。乾燥きくらげとは違った、強い弾力感とみずみずしさがあります。
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地魚と柿の酢の物。柿がとっても甘い!ほんのりみかんの風味が広がるのがいい感じ。
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続いて弍の重。久礼で獲れた新鮮な鰹のたたきが頂けるのは、開花の抄の食事ならでは。赤みが強く透明感があるのは新鮮な証拠。添えられた茗荷とニンニクとともに、土佐流の食べ方で頂きます。もっちりした歯ごたえに鰹の風味が口いっぱいに広がり、絶品!
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茗荷の手毬寿司。太刀魚とりゅうきゅうの押し寿司。りゅうきゅうとはその名の通り琉球から伝わった里芋の中まで、葉柄の部分を食べます。土佐の田舎寿司は、魚だけでなく山の幸を使ったバラエティに富んだ種類が特徴。山と太平洋に囲まれて陸の孤島だった土佐で育まれた、独自の文化です。
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高知では干し芋を"ひがしやま"と呼びます。春巻きで包んだひがしやま。高知の酒の肴の定番、チャンバラ貝。鱧の子のよせものや銀鱈の西京焼きなど。

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高知の幸がふんだんに詰まった料理の数々。美味しかった!

車窓に広がる太平洋

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車窓にはお待ちかね、太平洋が見えてきました!
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太平洋が目の前に広がる「安和駅」で一旦停車。この日は風もなくて穏やかな海が広がっていました。
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ヤシの木が南国らしさを醸し出します。
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この日はちょうど駅の隣に集落活動センターが完成しが行われていたそうで、大勢の関係者の方のお見送りが。さらに、紅白餅まで頂いちゃいました。
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列車はしばらく太平洋が望める海岸線を走ります。景色がいいところではゆっくり走行。いい景色!
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「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は「須崎駅」に到着。ここでしばらく停車します。

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立派な横断幕でお出迎え。
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しんじょう君のかわいいパネルも。
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駅のホームでは、温かい生姜湯の振る舞いが。普段なら地元の婦人会の皆さんや高校生の皆さんのお出迎えでお祭り騒ぎの「須崎駅」ですが、この日は静か駅でした。
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そんな中目を引いたのが、須崎名物鍋焼きラーメンをデザインしたトートバッグ。意外とおしゃれでかわいい!通販もされているらしいですよ!

銀座パウリスタのコーヒーと高知名物芋けんぴ

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「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は「佐川駅」に到着。

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狐さんがいた!食事を予約した人は、ここでデザートとコーヒーが提供されます。

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佐川町出身の水野龍氏創業の「銀座カフェーパウリスタ」の焙煎豆を使ったコーヒー。そして「芋屋金次郎本店」の揚げたて芋けんぴ。
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芋けんぴって、実は土佐が発祥なのだそう。ザクザク食感と甘さ広がる懐かしい味わい。ひと口、またひと口と、やめられない止まらない!

夕暮れの土佐路を走る列車

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外は暗くなってきました。こうなると窓から車窓は望めないのですが、座席前のモニターに映し出される前面展望が楽しませてくれます。
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「伊野駅」に到着。列車の背後には美しい夕焼けが。
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太陽を模したデザインがひときわ目立ちます。
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「窪川駅」から約2時間40分。「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は終着「高知駅」に到着しました。皆さんも土佐流のおもてなしを楽しみに「志国土佐時代の夜明けのものがたり」に乗車してみては!

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志国土佐時代の夜明けのものがたり公式サイト

www.jr-shikoku.co.jp