昔ながらのホームで立ち売りが、今も続いている駅があります。それはJR奥羽本線の「峠駅」。停車時間はわずか30秒、緊張のミッションに挑んできました!
*2021年10月の情報を基に作成しています
列車本数というハードル
「峠駅」があるのは4駅目。この区間は山形新幹線が走行する区間なので、線路幅が1435mmと他の路線とは異なる軌間になっています。
「峠の力餅」を前にまず立ち塞がるハードルが列車本数。「峠駅」に停車する列車は1日で上下12本のみ。福島8時37分発の次は12時51発。
間違っても山形新幹線には乗車しないように。もちろん「峠駅」には停まらないですし、車内販売でも「峠の力餅」はありません。
停車時間は30秒、緊張のミッション
「福島駅」を発車して約30分。板谷峠と呼ばれる、奥羽本線最大の難所を走る列車。「峠駅」はもうまもなく。わずか30秒の停車時間の間に購入する、緊張のミッションがスタート!
「ちから〜もち!峠の名物〜ちから〜もち!」
雪除けのシェルターに響く、売り子さんの掛け声。
「ああっ、ちょっと遠い」。
列車を降りて駆け足で売り子さんの元へ。手に握った1000円札をサッと手渡し、ずっしり重い箱を受け取りました。無事、ミッション完了!
餅モチモチの力餅
紐をほどき、包みを剥ぎます。
飛脚が描かれた包み紙。「昔も今も」の言葉が心に沁みる。では、オープン!
おぉー!なんて美しいのでしょう!白粉に包まれたまん丸な大福が8つ。ひとつひとつがずっしり重い。
きめの細かいモチモチの餅。上品な甘さにほんのり塩気が広がるこし餡。いやー実にうまい!
昔ながらの立ち売りから購入する絶品大福。皆さんもぜひ30秒のミッションに挑んでみては!
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
1日1回のバナークリックにご協力をお願いいたします。
関連リンク
関連書籍
鉄道イベント情報
リゾートやまどり・伊豆急行8000系 貸切ツアー(2021年11月21日) - 鉄道コム
名鉄 7000系パノラマカー 見学・体験イベント(2021年11月13日) - 鉄道コム
勝田車両センター・ひたちなか海浜鉄道 見学ツアー(2021年11月20日) - 鉄道コム
名鉄 特急 うつみ・名鉄名古屋 運転(2021年11月23日) - 鉄道コム
WEST EXPRESS 銀河 大阪~下関間(ツアー)(2022年1月15日) - 鉄道コム