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【停車列車は1日僅か3本】JR九州・日豊本線の秘境駅「宗太郎駅」へ行ってきました!

鉄道コム

九州東部を南北に結ぶ日豊本線。その大分県と宮崎県の県境付近には、1日僅か3本しか停車列車がない秘境駅が続きます。中でも今回は秘境駅ランキング50位以内にランクインする「宗太郎駅」へ行ってきました!

 

 

 

特急車両だけど普通列車

「宗太郎駅」へ向かうために、前夜は「延岡駅」で1泊。延岡6:10発の佐伯行き普通列車に乗車します。

車両は、本来なら特急列車に使用される「787系」。延岡〜佐伯間の普通列車で運用される際は、4両編成のうち先頭の1両のみが開放されています。

後ろ3両は締切。通路にも立入禁止のロープ。

延岡〜佐伯間の普通列車は、車両運用の都合で全て787系が使用されています。いわゆる「乗り得列車」な訳ですが、そう簡単には乗る事ができないハードルが高い列車。

延岡〜重岡間を走る普通列車は上り2本・下り1本のみ。
上りは延岡6:10発・19:33発。
下りは佐伯6:18発。
この間、特急列車や貨物は多数通過しますが、停車する列車はありません。
つまり、列車に乗って「宗太郎駅」で降りてその日のうちに戻るには
延岡6:10発→宗太郎6:39着・6:54発→延岡7:26着
これしか無いのです。

秘境駅「宗太郎駅」

おそらく周りは山の中。明かりすら見えない真っ暗な車窓が続き、列車は「宗太郎駅」に到着。

青春18きっぷのシーズンだけあり車内はほぼ満席でしたが、降り立ったのは私1人のみ。

扉が閉まり、私1人だけを残し列車は闇の中へ消えていきました。

滞在時間は15分。

上りホーム側に出口。改札口はこれだけ。
以前はここに駅舎があったそうですが、今は鉄柵が残るのみ。

ポツンとある公衆電話ボックスが寂しげ。いや、怪しげ。

便所の外壁に貼られた時刻表。6:54発を逃すと、次は20:07まで止まりません。

跨線橋を上がって下りホームへ移動。

跨線橋の上まで上がると、宗太郎駅の全景が見えてきます。

大分県佐伯市にある「宗太郎駅」は1923(大正12)年に信号所として開設、1947(昭和22)年には旅客扱いを開始して駅に昇格。大分宮崎県境の急峻な山越え区間にあり、最大20‰の急勾配とトンネルが続く区間は通称「宗太郎越え」と呼ばれ、日豊本線最大の難所でした。
急行列車が停まる頃もあった宗太郎駅ですが、現在では平均乗車人員が1人にも満たない状況。1999年に開設された秘境駅を紹介するホームページ「秘境駅へ行こう!」の2020年度版秘境駅ランキングは33位。

駅周辺には民家が数軒。また近くには国道10号もあるのだそう。

鉄道ファンに愛される秘境駅

下りホームにある待合所。

待合所には、秘境駅でよく見かける駅ノート。宗太郎駅の印象や旅の思い出などが綴られていました。

ベンチの上にはなぜが石ころがたくさん並んでいます。

書かれているメッセージがユニークでゆっくり眺めていると、そろそろ列車が来る時間。

陽がのぼり、辺りも明るくなってきました。

宗太郎駅に停まる唯一の下り列車が到着。

「宗太郎駅」は、列車だけでなく車やバイクでも訪れる人が多い、鉄道ファンの間では有名な秘境駅です。ハードルは高いですが、できれば駅には列車で訪れたいですね。これからも多くのファンに愛される駅であって欲しいと思います。

 

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