マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

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JR東日本・日光線の「いろは」|通勤車両が観光列車に大変身

鉄道コム

JR日光線の宇都宮〜日光間を走る「いろは」。世界遺産に登録され、今や世界各国から訪れる国際的観光地『日光』へアクセスする観光車両です。

和テイストなホームから発車する「いろは」


「いろは」に乗るためにやってきたのは、宇都宮駅。


コンコースには「いろは」の顔ハメパネル。隣のゆるキャラは…誰かな?

「いろは」の運行に合わせて、日光線が発着する5番線はホームの案内板などが和テイストに模様替えされています。

「いろは」は定期ダイヤを走る「普通列車」に使用されているので、特別料金は不要。ただし、4両1編成しかないので、時刻表の「いろは車両で運転」の注釈を頼りにすれば出会う事ができます。

メルヘン顔の通勤車両が大変身!

やってきました!いろは!

「いろは」は、元々は通勤車両として使用されていた「205系」を改造したもの。顔のカタチが違うのは、主に京葉線・武蔵野線で運用されていた車両だから。沿線にある東京ディズニーランドをイメージしてデザインされたそうで、鉄道ファンの間では「メルヘン顔」と呼ばれています。

行先表示の幕が他と違って和テイスト。

通勤車両時代は4ドアでしたが、「いろは」は中央の2箇所のドアが埋めてあります。ここにも座席を配置する事で、座れる人を多くしているみたい。

では車内へ。

本当に通勤車両だったの!?って思ってしまうほど、雰囲気がガラリと変わってます!

ドアの側を除いて、座席はボックスシートに。2人と4人の向かい合わせになっていて、必然的に通路の幅も広く確保されています。

シックな色合いに紅葉の柄、おしゃれ!

ほんのすこーし通路より一段高くなっているので、ほんのすこーし景色が観やすくなっています。

座席の持ち手、つり革の持ち手は木製。

こちらにはスーツケースが置ける荷物置き場が。ここまでくれば、まさに「観光列車」って感じですね。

吊り広告は日光一色。

日光を紹介する案内パネルのコーナーもありました。

列車は一路日光へ向かって発車!
車窓は…

この日はあいにくの大雪。

雪景色を眺めながらの「いろは」の旅も、これはこれで貴重です。

終点の「日光駅」に到着。雪に向かって走ってきた正面は、ご覧の通り真っ白になっていました。

歴史と風格を感じる日光駅舎

風格があり堂々たる駅舎。まるで白亜の洋館のよう。

エントランスの天井には「鳴龍」。

2階は、旧国鉄時代に一等旅客専用特別待合室として使われていた「ホワイトルーム」。

常時開放されていて、当時の華やかな雰囲気を偲ぶことができます。

日光への鉄道アクセスは「東武鉄道」を使うのが一般的。さらにはJR新宿駅からも東武鉄道経由で東武日光駅まで特急列車が運行されています。

そんな中、地味な存在だった日光線に「いろは」が走り始めたのは、ジャパンレールパスを利用する訪日外国人の増加があるからだと思われます。「いろは」の存在で日光線がより華やかになり、賑わいを取り戻しつつあるようです。

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