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福井県を走る2つの私鉄「福井鉄道」と「えちぜん鉄道」が共通で乗り放題となる『福井鉄道・えちぜん鉄道共通1日フリーきっぷ』を使って列車の旅へ!
- 福井鉄道のお得なフリーきっぷ
- 福井のトラム、フクラム
- 直通運転のキーポイント、福鉄とえち鉄が交わる田原町駅
- レトロな列車に親切なアテンダントさん
- 大正生まれのレトロ駅舎でコーヒーブレイク
- 列車DATA
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福井鉄道のお得なフリーきっぷ
- 福井鉄道では様々なフリー乗車券が用意されていますが、特に観光に便利なのはこの3つ。
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- 土日祝日1日フリー乗車券
土曜日・日曜日・祝日にお出かけなら福鉄電車1日乗り放題のこの乗車券が便利です。大人で片道300円区間以上をご利用なら往復だけに使用してもとてもお得です。
https://fukutetsu.jp/train/tickets1.php
※ご購入後の払戻しはできません。
※福武線区間内(越前武生ー田原町)のみ使用できます。
発売金額
大人 560 円 こども 280 円
利用日
土曜日・日曜日 および 祝日または福井鉄道が指定する日
有効期間
1日(前売りは発売日から3ヶ月間のうちで利用する1日に限り有効です)- 福井鉄道・えちぜん鉄道 共通1日フリーきっぷ
土曜日・日曜日・祝日に福井鉄道とえちぜん鉄道を利用してお出かけするなら両方の鉄道が1日乗り放題のこの乗車券が便利です。それぞれの鉄道会社のフリー乗車券を1枚ずつ購入するより大人で160円お得。また、1枚ですむから便利です。
https://fukutetsu.jp/train/tickets1.php
※ご購入後の払戻しはできません。
発売金額
大人 1,400円 こども 700円
利用日
土曜日・日曜日 および 祝日または会社が指定する日
有効期間
1日(前売りは発売日から3ヶ月間のうちで利用する1日に限り有効です)
発売条件
三国花火大会(8月11日)は使用できません- 電車・バス休日フリーきっぷ
利用区間
https://fukutetsu.jp/train/tickets1.php
電車 福武線区間内( 越前武生 ~ 田原町 )
バス 福鉄バス全路線( 高速バス・コミュニティバス・催事用バス等はご利用できません )
発売金額
ファミリー( 大人2名、または、大人1名こども2名 )2,200円
大人 1,200円
こども 600円
利用日
土・日・祝・12/30~1/3に使用できます。
有効期限
発売日から3ヶ月以内の1日に限り有効です。いずれも土日祝日に利用できるもので、平日に設定がないのは残念な点。今回は「福井鉄道・えちぜん鉄道 共通1日フリーきっぷ」を使って旅します!
福井のトラム、フクラム
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旅のスタートは、福井鉄道「越前武生駅」から。JR武生駅からは少し離れていて、徒歩5分ぐらい。
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手動の引き戸を開けるとそこは、地方私鉄らしい昭和が漂うレトロな雰囲気。 -
ベンチに敷かれた座布団。地方はクルマ中心の社会が進んでますが、電車やバスも大切に使っていきたいですね。 -
ショーケースには福井鉄道のオリジナルグッズとか、キーホルダーもたくさん。どれもかわいくて購買力がそそられる! -
こっちはガチャガチャ。 -
何が出るかな? -
「フクラム」のキーホルダーでした!今日はこれから「フクラム」に乗るよ。 -
改札の開始は発車時刻の5分前。ホームには「フクラム」がチラリ。 -
『フクラム(F1000形)』は、2013年から営業運転を開始。ホームと列車の間にも車内にも段差が全くない「超低床電車」というやつ。 -
この、ちょい悪な目つきがカッコいい! -
車内は広々、段差は全くありません。バリアフリー! -
運転席も未来的。少し高いので見晴らしよさそう。フクラムは現在は、福井鉄道とえちぜん鉄道の直通急行を中心に運用されています。今回乗車する列車も、福井鉄道の「越前武生駅」から、えちぜん鉄道との接続駅「田原町駅」を通り、えちぜん鉄道三国芦原線の「鷲塚針原駅」まで走る直通「急行」列車です。
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越前武生から赤十字前までは専用軌道、つまり普通の線路と同じく『電車だけ』が走ります。急行は通過駅も結構あるので、ビュンビュン走る! -
赤十字前を出るとここからは併用軌道、つまり『電車と車』が走る路面電車区間に入ります。
スピードもグンとダウン。ですが、信号待ち以外は意外とスムーズに走ります。
直通運転のキーポイント、福鉄とえち鉄が交わる田原町駅
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電車は「田原町駅」に到着。ここから「えちぜん鉄道三国芦原線」に入り「鷲塚針原駅」まで直通しますが、私は田原町で下車。 -
1、2番線は福井鉄道、3番線はえちぜん鉄道のホーム。 -
福井鉄道は路面電車のような高さの低いホーム、えちぜん鉄道は普通の電車の高さなので、このようにホームに数段分の段差ができます。ちなみに、えちぜん鉄道区間を走る「フクラム」などの超低床電車は、超低床電車専用のホームが別に作られていて、そこに停車します。
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しばらくすると、両方向からフクラムがやってきた!実はフクラムは、全ての車両の色が違うんです。オレンジとグリーンが並びました!
ちなみにあと一色ブルーがあるのですが、この日は検査でお休みでした。 -
あとフクラムの仲間で、こちらはえちぜん鉄道所属の「キーボ」という、これまたかわいいトラムが走ってます。
この日は残念ながらすれ違っただけでしたが… -
キーホルダーはGETしました!田原町で少し時間があったので、フクラムをじっくりと観察。
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ライト周りのデザインがめっちゃカッコいい! -
サイドから見ると「超低床」なのがよくわかります。 -
車両によってカラーが違うのも、親しみを感じていいですよね。
いい意味で、余計な装飾がなくてスッキリ。観光要素は無いですが、日常に使う足としてはとてもいいと思います! -
レトロな列車に親切なアテンダントさん
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ここからは「えちぜん鉄道」に乗車、目指すは勝山永平寺線の終点「勝山駅」。 -
途中の「福井口駅」で乗り換え。 -
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フクラムとは打って変わって、懐かしさを感じさせる車内。 -
頭上の棚は『網棚』、扇風機もあります。 -
えちぜん鉄道の昼間の列車にはアテンダントさんが乗務。切符を売るだけでなく、観光案内や話し相手になってくれたり(笑)とっても親切で素敵。 -
列車は福井県最大の河川「九頭竜川」沿いを走ります。
大正生まれのレトロ駅舎でコーヒーブレイク
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福井からは約50分で「勝山駅」に到着。恐竜のまちとしても知られる勝山市。「恐竜博物館」へは勝山駅からバスでアクセス。
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勝山駅のホームには恐竜の足あとがあったり… -
アンモくん!? -
勝山駅の駅舎は、なんと1914年(大正3年)に鉄道が開業して以来の建物なのだとか。 -
登録有権文化財に登録、さらに2013年には内観の一部を建設当時の吹き抜けに戻すなど改修工事を実施。
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そんな歴史ある建物内にあるのが『えち鉄カフェ』。 -
店内のショーケースには駅名板など貴重は品々を展示。 -
えち鉄のオリジナルグッズも発売。 -
コーヒーは、えち鉄カフェだけのオリジナルブレンド。注文を受けてからサイフォンで1杯ずつ丁寧に淹れます。 -
約8時間かけて抽出した水出しアイスコーヒーを使った「コーヒーゼリー」。ふわふわのホイップがたっぷり。美味しい! -
カウンター席に座ればトレインビュー。レトロな雰囲気に浸りながら、次の列車までのひと時をゆったりと過ごしてみては。列車DATA