今回は、富士急行線の「富士山ビュー特急」に乗って初夏の河口湖へ。富士山ビュー特急の特製スイーツを味わい、ランチには富士吉田名物「吉田うどん」に舌鼓。富士急行線沿線の"食"を満喫してきました!
*2022年5月の情報を基に作成しています
- 富士山がバックにそびえる河口湖駅
- 富士山ビュー特急で特製スイーツ
- 富士山駅の富士山展望台
- 富士吉田名物・吉田うどんの「ふじや」
- ホームに置かれた絶景ベンチ
- 前面展望が魅力の「フジサン特急」
- 山麓鉄道の焼印が入ったどら焼き
- 関連リンク
富士山がバックにそびえる河口湖駅
まずは新宿から「特急 富士回遊」に乗って「河口湖駅」へ。所要時間は約1時間50分。乗り換えなしで行けるのは大きな魅力ですね。車内は満席、多くの観光客で賑わっていました。
ホームに降りると、さっそく富士山がお出迎え!今日はいい天気でよかった!
富士山がバックにそびえる「河口湖駅」。ここから富士五湖や周辺の観光地へとバスが連絡します。
河口湖駅前に保存されているレトロな車両。これは「モ1号」と言って、富士急行の前身「富士山麓電気鉄道」が1929年に開業した当時の車両。
富士山に向かって走る急勾配路線に合わせて、当時の最新技術が詰め込まれていたのだそう。
そして今年のホットな話題なのが、富士急行の社名が「富士山麓電気鉄道」に変わり「モ1号」が活躍した当時の社名が復活したのです!
富士山ビュー特急で特製スイーツ
「河口湖駅」から乗車したのは、9時40分発の「富士山ビュー特急2号」。
車内では、事前に予約しておいた特製スイーツをいただきました。美味しかった!
富士急行線内で1番の富士山ビュースポットをゆっくり通過。少し雲がかかっていますが、雪を被った富士山の美しい姿が目の前に!素晴らしい!
10時31分。「富士山ビュー特急2号」は終点の「大月駅」に到着。河口湖からの約50分はあっという間でした。もうちょっと乗っていたかった。
富士山駅の富士山展望台
今回の旅では「富士急特急フリーきっぷ」というお得なきっぷを利用。特急を含めて富士急行線の列車が乗り放題。ただし「富士回遊」に乗車する場合は、別に600円の座席未指定券が必要なのでご注意を。
という事で、大月から「富士山駅」へと戻ってきました。どーんと大きな赤い鳥居が目を惹きます。
「富士山駅」に来たら訪れたいのが、駅ビル6階にある富士山展望台。その名の通り、富士山の姿を望む事ができるのです!
目の前に大きくそびえる富士山。少し山頂に雲がかかっていますが、雪を被った富士山の姿がくっきり。今日は絶好の富士山日和です!
ちなみに、振り返れば「富士山駅」の巨大看板が。こちらも記念に写真に収めてみては。
富士吉田名物・吉田うどんの「ふじや」
「富士山駅」がある富士吉田市は『吉田うどん』という郷土料理が有名です。市内に数あるお店の中から、富士山駅から歩いて5分のところにある「ふじや」に伺います。
昭和初期、富士吉田の中心産業は繊維業でした。その家庭では、織物の機械を動かす女性が昼食の準備で作業が止まらないように、男性が昼食にうどんをつくるようになったといわれています。男性たちは腹持ちの良いうどんを作ろうと力強くうどんを練るため、歯ごたえやコシのあるうどんが主流になったそうです。
どーん!やってきました!オーダーしたのは「肉うどん」。出汁は味噌と醤油がベース。優しくて奥深い味わい。
やはり、歯ごたえとコシが強い!その硬さは"日本一硬いうどん"とも言われるそう。ワシワシと硬い麺を噛めば噛むほど、小麦の香りが口の中に広がります。
吉田うどんのもうひとつの特徴が、キャベツと馬肉がトッピングされること。富士吉田では古くから馬肉の食文化があったのだそう。キャベツのシャキシャキ食感がいいアクセント。甘辛い馬肉から溢れる旨みが、うまさを引き立てます。美味しかった!
ホームに置かれた絶景ベンチ
再び「富士山駅」へ戻ってきました。次の列車まではまだ時間があるので、駅前の喫茶店「珈琲茶論」でコーヒーブレイク。
とてもきれいにされていて、雰囲気も素敵。
丁寧に淹れられたコーヒーも、美味しかった!
次の列車に乗るためにホームへ。ふと、ホームの端に無造作に置かれたベンチを発見。
座ってみると、ご覧の通り!ここはホームから富士山が望める絶景スポットでした!
前面展望が魅力の「フジサン特急」
続いて乗車するのはこちら!「フジサン特急」。「富士山ビュー特急」と並ぶ、富士急行の観光特急。
ボディに描かれているのは、たくさんの「フジサンクン」。
本当に色んな顔してる!
車内のあちこちにも「フジサンクン」がいっぱい!かわいくて楽しいですね。
「フジサン特急」といえば、何と言っても前面展望が魅力!河口湖行きの場合は展望ラウンジから、そして大月行きの場合は座席から前面展望を楽しむ事ができます。(富士山〜河口湖間は進行方向が変わります)。
大月行きに乗車する場合は、座席は自由席なので、かぶりつき席を狙うなら早めにホームに出向くのが良さそう。私も無事にかぶりつき席をゲット。
「富士山駅」で再び富士山と再会。列車は進行方向が変わり、いよいよ前面展望の始まり!
大きな窓から望む車窓は素晴らしい!富士山麓の豊かな自然の中をゆっくりと走ります。
「下吉田駅」に到着。右側には旧型の「フジサン特急」の姿が。かつて寝台特急「富士」で活躍したブルートレインとともに保存されています。
やがて列車は終点の「大月駅」に到着。移りゆく景色に目を奪われていたら、あっという間でした。
隣のホームには「富士山ビュー特急」が停車中。富士急行の2つの観光特急が並びました!
山麓鉄道の焼印が入ったどら焼き
帰りは河口湖からバスに乗車するので、再び河口湖へ戻ります。ちょっと小腹が空いてきた。そんな時に便利なのが「富士山ビュー特急」では車内販売サービスが行われているのです。
チョイスしたのは、富士山麓電気鉄道のロゴマークが焼印されたどら焼き。ビターでコクのある餡子。なんでも沖縄波照間の希少な黒糖を使用しているのだとか。
ホットコーヒーともぴったりマッチしてました。
この旅で最後となる、車窓からの富士山。山頂あたりの雲も晴れて、その稜線がくっきりと望めました。今回の旅は鉄分多めでしたが、富士五湖周辺を巡ったり富士山パノラマロープウェイに乗車するのもいいかも。皆さんもぜひ、富士急行線の旅を楽しんでみては!
関連リンク
関連書籍
鉄道イベント情報
富士山麓電気鉄道 リゾート富士山号など 車両撮影会(2022年7月16日) - 鉄道コム
500系 新大阪~博多間(ツアー)(2022年9月18日) - 鉄道コム
風っこ やませ号(ツアー)(2022年7月30日) - 鉄道コム
キハ185系・2000系 南風50周年記念 高知運転所入区体験ツアー(2022年7月9日) - 鉄道コム
郡山総合車両センター 八高線209系・相模線205系など 車両撮影ツアー(2022年7月9日) - 鉄道コム