豊橋駅で駅弁を販売する「壺屋弁当部」は、明治21(1888)年の東海道線開通と同時に豊橋駅の構内営業権を得て駅弁に参入したという歴史ある店。
そんな豊橋駅「壺屋弁当部」の看板駅弁と言われているのがこの「稲荷寿し」。駅弁好きの間では『日本一美味しい稲荷寿司の駅弁』とも評されているのだそう。
掛け紙は古風なデザイン。まるで、この駅弁の歴史の深さをアピールしているようです。
中を開けると、何の変哲もない稲荷寿しが7個。至ってシンプル。
口の中に入れるとまず驚くのが、お揚げさんのジューシーなこと!油揚げを煮込むタレは、三河産の醤油とザラメを創業以来継ぎ足し続けているそうですが、この甘いタレの"汁"が口の中にジュワーっと広がるのです。
この水分量、いやタレ量には驚き。程よい酸味の酢飯とコッテリ甘い油揚げのコラボレーションに感激。
あっという間に7つ完食。もっともっと食べたい…
駅弁DATA
「稲荷寿し」
発売駅:豊橋駅