近鉄電車では、毎年秋に車庫を一般公開する「きんてつ鉄道まつり」を開催しています。今回は、2018年に「高安車庫」と「五位堂検修車庫」で開催された「きんてつ鉄道まつり2018」の模様をご紹介します。2ヶ所の車庫で、しかも2日間に渡って開催するという、私鉄の中で日本一の路線距離を誇る近鉄電車らしい壮大なイベントでした!
[高安車庫]子どもが楽しい体験型イベントがたくさん!
まずは、大阪府内にある「高安車庫」へ。普段は急行は通過する駅ですが、鉄道まつりの2日間に限って臨時停車。名古屋や東京では風前の灯し、懐かしい通称「パタパタ表示器」も、近鉄エリアではまだまだ現役です。
しまかぜくん?初めましてなキャラクターがお出迎えです(笑)
今も昔も子どもたちに大人気な「伊勢志摩ライナー」。ちょうどヘッドランプがついたところをパチリ!
運転席で写真撮影ができるイベント、伺った時間はすでに整理券の配布は終了していました。
工場内では、いろんな角度から電車を眺めます!
こちらは上から・・・
こちらは下から・・・
どちらも60分以上の待ち時間だったので断念。本当にすごい人出だなー!
洗車体験から帰ってきた電車。係員の誘導でゆっくり入線。
水が滴る車両、ピカピカです!
今は懐かしい、特急のヘッドマーク。
外では工事車両が並んでいるだけでなく、実際に乗ったり体験できたり。子連れには嬉しいイベントがたくさん!ちょっと子どもに戻りたくなりました(笑)
高安工場で一番楽しみにしていたのが、この「トラバーサー」の実演イベント。車両を乗せたトラバーサーが工場と工場の間を横にスライドして、車両を運ぶのです!
「ビスタEX」の先頭車がゆっくりとトラバーサーへ移動します。
車両が乗りました!
[五位堂検修車庫]近鉄が誇る車両が勢揃い!車両撮影会
続いては、奈良県香芝市にある「五位堂検修車庫」へ移動。急行に乗って約10分。駅から歩いて約10分。
やってきました!五位堂検修車庫!先ほどの高安車庫よりも広い!!
近鉄の前身、大阪電気軌道の「デボ1形」がお出迎え!
真っ先にやってきたのは、車両撮影会!特急から通勤電車、普段はなかなか見られない電気検測車まで、いろんな車両がずらりと並びます!
いつも乗ってる「アーバンライナーplus」と、最新型の特急「Ace」。
こんなに間近で見られるのは、大人でもワクワクしますね!
こちらは、いつも見慣れた通勤電車とはちょっと違った装いの車両。
最近リニューアルしたばかりの観光列車「つどい」。今は名古屋と湯の山温泉を結ぶ「足湯列車」として注目されていますね。
こちらは、田原本線開業100周年を記念した復刻塗装された8400系。近鉄といえば「赤」のイメージですが、昔は「緑」だったんですね。
阪奈特急のヘッドマークも付いていました。昔はこの姿で走っていたんだと思うと、今また同じ姿を見ることができたことに感激です!
こちらは電気検測車。その名も「はかるくん」。
普段は見られない車両。私も初めましてです!
写真撮影会は鉄道まつりの醍醐味ですね!大人も子どもも鉄道ファンも、みんな楽しそうに写真を撮っていました!
工場の中へ入っていきます。こちらはクレーンで車両を吊り下げる実演。
1両約40tある車両が空高く浮かんでいきます。床下を下から見上げるのもすごい!
止まっている車両を飛び越えて反対側へ消えていきました。
目の前には残された台車が。
最後は、元の台車の上に車両を戻します。これが職人技。微調整を繰り返しながら少しづつ車両を下ろしていきます。
クレーンを操作する作業員さんと、地上で調整する作業員さん。
見事ぴったりと台車の上に戻りました。すごいですね!安全の為に重労働で働かれてる作業員さん、カッコいいです。
検査中の車両がずらりと並んでいます。
近鉄の特急は新塗装化がどんどん進んでいますね。こちらにも塗装仕立てピカピカの特急車両が。
こちらでは電車と綱引き!
ずらりと並ぶ台車。
圧縮空気を作るエアーコンプレッサー。
MGと・・・
SIV。中まで見たのは初めて!同じ用途の装置でも、時代の移り変わりでこんなに変わっているんですね!
外に出ると、休憩電車。
2階建てのオープンバス。大阪市内を走っているみたい。これは乗ってみたい!
こちらは、レールを吊り下げる車両を使ったUFOキャッチャー。
このアイデアには笑っちゃいました!これは楽しそう!
子どもたちが体験できたり学べるブースがとっても多かったのが印象的でした。来てる方も、鉄道ファンはもちろん、ファミリーで来られている人たちが圧倒的に多かったです。