幕の内駅弁を日本で最初に発売したのは、姫路駅の「まねき食品」と言われています。その「まねき食品」が作る幕の内スタイルの駅弁が、今回頂いた「味づくし弁当」。
箱に描かれた国宝姫路城は、まねき食品の歴史の深さを象徴するかのよう。「ひめじのごちそうおもてなし」とあるように、兵庫県産の食材をふんだんに使用しているみたいで、自然と期待が膨らみます。
では、箱をオープン!
パッと見た瞬間、とても"華やか"に見えました。盛り付けがとっても丁寧なんですよね、煮物の重ね方とか、鶏肉の立体感とか。箱を開けた瞬間から美味しさが伝わってきます。
煮物は関西らしく、出汁が効いた優しい味わい。たこの煮物はとても柔らかく煮込まれていました。
おかずのメインは鶏の照り焼き。醤油の香ばしい香りが広がりご飯のお供に最適な味わい。サゴシの西京焼きも、味噌の香りがいいですね。
幕の内にありがちな殻付きの海老の代わりに「甘海老の唐揚げ」が入っています。電車の中で殻を剥く手間が省けるのは好印象、もちろん味も美味。
兵庫県の特産品のひとつ、黒豆もしっかり入っています。近年不漁が続くいかなごのくぎ煮は、残念ながら入っていませんでしたが、致し方ないですね。
兵庫県の美味しいがギュッと詰まった「味づくし弁当」は、まさに兵庫県を代表する駅弁と言っても過言ではないと思います。
駅弁DATA
「味づくし弁当」
発売駅:姫路駅
製造:まねき食品(株)
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