ジャズの音楽に浸りながらの列車旅。有明海に沿って走る三角線をゆく観光列車「A列車で行こう」と、接続して天草を結ぶクルーザー船「シークルーズ号」に乗ってきました!
- 大人の雰囲気漂う列車
- 雲仙普賢岳と有明海
- A列車オリジナルのAハイボール
- リニューアルした三角駅舎と海のピラミッド
- A列車で行こうと接続する天草宝島ライン
- リゾラテラス天草でランチ
- A列車で行こうで熊本へ
- 関連リンク
大人の雰囲気漂う列車
「A列車で行こう」の始発駅「熊本駅」から旅はスタート。
「A列車で行こう」は土日祝日を中心に1日3往復の運転。今回は、お昼ごろに熊本を発車する「A列車で行こう 3号」に乗車します。
ホームにはすでに「A列車で行こう」の姿が!正面は真っ黒ですが、サイドにはゴールドカラーも。シックな雰囲気がカッコいい!
元は四国で活躍していた「キハ185」という車両が、水戸岡鋭治氏のデザインで「A列車で行こう」に生まれ変わりました。
ボディのそこかしこに「A列車で行こう」のシンボルマークが散りばめられています。ちなみに列車名の「A」は「大人(ADULT)」「天草(AMAKUSA)」の頭文字から取られたのだそう。
では、車内へ。
おぉー!おしゃれ!車内にはジャズの演奏が流れ、落ち着いた大人な雰囲気が素敵です。
座席の一部はボックス席になっていて、真ん中には大きなテーブルも配置されています。グループにはぴったりですね!
小さなこだわりを発見。シートによって柄が違う!
ここには子ども用の座席が。大人な列車ですが、子どもが楽しめる"しかけ"も忘れてはいません。
木の扉を抜けると…
おぉー!車内におしゃれなバーがある!
ここは「A-TRAIN BAR」。
落ち着いた色調の木に包み込まれた空間。そしてバーカウンター。
ステンドグラスが配されたインテリア。まさに大人な空間です。
雲仙普賢岳と有明海
車内の探検が終わったところで「A列車で行こう」は定刻通り「熊本駅」を発車!
向こうに見える山は雲仙岳でしょうか。のどかな田園風景の中を走る列車。
三角線に入りしばらくすると、車窓には有明海が広がります!
青い海!青い空!絶景!
海の向こうには雲仙普賢岳の姿が。てっぺんは雲に隠れていますが、それもまた幻想的。
車内に流れるジャズ。目の前には有明海。そして手元にはAハイボール。素敵だ。#A列車で行こう pic.twitter.com/aVrDe6yYup
— マサテツ (@masatetsudo) 2021年9月2日
A列車オリジナルのAハイボール
バーカウンターでオーダーしたのは「Aハイボール」。目の前でハイボールサーバーから注がれます。
「Aハイボール」は、熊本名産の「デコポン」をアレンジしたハイボール。美しい有明海と雲仙普賢岳を眺めながらの一杯は最高!素敵な旅の思い出になりますね。
熊本から39分で三角線の終点「三角駅」に到着。本当にあっという間。もっと長く乗れるといいのになー。
リニューアルした三角駅舎と海のピラミッド
「A列車で行こう」に合わせて、南蛮風にリニューアルされた駅舎。なんと1903(明治36)年築なのだそう。おしゃれ!
天井がとっても高く、窓も大きくて開放感があります。
駅を出ると真正面に見える、不思議なカタチの建物。その名も「海のピラミッド」。正式名称は「三角港フェリーターミナル」で、ここから天草へと船が就航しています。
ピラミッドのてっぺんまで登ってみました!眼下には三角港。
海の向こうには天草諸島の島々。
さっき降りた「三角駅」。三角の町並みに美しく映えています。
A列車で行こうと接続する天草宝島ライン
さてここからは「A列車で行こう」と接続する「天草宝島ライン」の「シークルーズ号」に乗船。天草・松島を目指します!
乗船するクルーザーは「オリビア号」。こちらも「A列車で行こう」と同じく水戸岡鋭治氏のデザイン。スタイリッシュな姿がカッコいい!
船の操縦席。こんなに間近で見るのは初めてかも。
松島までの船の旅へ、出発!
天草の島々を縫うように走る「シークルーズ号」。
維和島にかかる東大維橋を通過。
乗っているとすごくスピードが出ているように思いましたが、実際の速度は時速約40kmぐらいなんだって。
松島港が見えてきました!
リゾラテラス天草でランチ
三角から約20分で「松島港」に到着。港を降りると目の前にあるのが「リゾラテラス天草」。
レストラン、カフェ、おみやげなどを販売するマーケットなど様々なショップが集まったスポットです。
目の前は海!リゾート感たっぷり!
今回は「プレートカフェリゾラ」でランチを頂きます。
「プレートカフェリゾラ」は全席オーシャンビュー。いい景色だ!
オーダーしたのは、天草で獲れた魚介を使ったランチコース。まずはお魚がたっぷり入ったカルパッチョサラダ。
メインディッシュは、天草鮮魚の地中海風ロースト。バジルのソースがいい香り。美味しい!
リゾラテラス天草の隣には「ミオカミーノ天草」という、上天草市の観光施設が。
中には、天草の食材や雑貨が並ぶマーケットや、ボルダリング施設、さらに外には海を眺めながらBBQができるエリアまで揃う、楽しいスポット!
「ミオカミーノ天草」の中には、先ほど乗船した天草宝島ラインのチケットカウンターがありました。他にもイルカウォッチングや天草五橋を巡るクルーズ船なんかも就航してるみたい。
リゾート感たっぷりの松島を存分に楽しんで、再び「天草宝島ライン」の「シークルーズ号」に乗船。三角港へと戻ります。
帰りはクルーザーの2階に登ってみました。
いい景色だー。
西陽を浴びてキラキラ輝く海。
遠くに海のピラミッドが見えてきました。三角港はもうまもなく。
A列車で行こうで熊本へ
「三角駅」に戻ってきました。
「A列車で行こう」に乗り込む前に、駅前で営業されていたコーヒースタンドでコーヒーを購入。
モコモコと立つ泡。コーヒーのいい香り。
お魚のマークがかわいい!
ホームに「A列車で行こう」が入ってきました。
帰りはバーカウンターで、天草の地アイス「塩バニラ」を購入。甘塩っぱくて美味しい!
ちょっど干潮の時間だったみたい。往路で見た時とはまた違った有明海の姿が広がっていました。
「A列車で行こう」と、接続する「天草宝島ライン」を乗り継いで、スムーズに天草への旅が繋がりました。皆さんもぜひ大人な観光列車「A列車で行こう」とリゾート感たっぷりの天草・松島へ、皆さんも訪れてみては!
関連リンク
関連書籍
鉄道イベント情報
ありがとうジパング(ツアー)(2021年10月10日) - 鉄道コム
東武 SL大樹ふたら 定期運行(2021年10月16日~) - 鉄道コム
えちごトキめき鉄道 朝から夕まで455(ツアー)(2021年9月11日) - 鉄道コム
3つのD&S列車 西九州1周ツアー(2021年10月1日) - 鉄道コム
会津鉄道 お座トロ展望列車 会津若松~会津川口間(ツアー)(2021年10月8日) - 鉄道コム