「キハ185系レトロカラー」と「ことでんレトロ電車」の乗車ツアー。まずは初春の晴れ渡る空の下、讃岐を快走するキハ185系レトロカラーの旅を楽しんできました!
1往復だけ残るキハ185系うずしお
「たかまつえきちゃん」のすまいるがかわいい「高松駅」から旅はスタート。
今回参加するのは、 国鉄色を復刻した「キハ185系レトロカラー」と、まもなく勇退する「ことでん レトロ電車」に乗車する「ふたつの讃岐レトロ列車ツアー」。さっそく受付でこんなにいっぱいグッズを頂きました!テンションが上がる!
硬券が入った参加証明書を手に、まずは「キハ185系レトロカラー」の到着を待ちます。
レトロカラーがやってくる前に高松駅に止まっていたのは、キハ185系の「うずしお」。
高松と徳島を結ぶ「うずしお」はほとんどが新型の2600系もしくは2700系ですが、1往復のみキハ185系が運用に入っています。理由は、そう「アンパンマン」。
2両目に「ゆうゆうアンパンマンカー」を連結した「アンパンマンうずしお」として走ってるからなんですね。この日もお子さんがアンパンマンカーの前で記念撮影中。駅長さんが頑張ってあやしてました!
デビュー当時の姿に復刻
あれ?ホームに見覚えのある後ろ姿が…
すまいるえきちゃん!やってくるとは知らなかったのでびっくり!さっそく記念撮影!
普通列車に向かってバイバイ!
さぁ、いよいよお待ちかね「キハ185系レトロカラー」が入線。
キハ185系といえばJR四国のコーポレートカラーであるライトブルーのイメージでしたが、国鉄時代にデビューした時は緑色だったんですね!
ちなみにJR四国発足後は今のライトブルーに塗り替えられ、緑色は短命だったのだそう。現在は、この2両のみが国鉄色に復刻されているのです。
先頭では、すまいるえきちゃんとの撮影会。
この旅の主役である、ふたつのレトロ列車をイメージした特製ヘッドマーク。カッコいい!
国鉄の雰囲気が残る車内
では車内へ。バタン!と折りたたむタイプの扉がレトロ。
ステップには立たないでね。
昭和61年に富士重工で製造されたキハ185系。なんと私と同い年でした!急に親近感が湧いてきた!
ずらりと並ぶリクライニングシート。
よーく見るとテーブルの形が違うのは何でかな?
空調の吹き出し口がバスみたい!実際にキハ185系では冷房装置にバスの既製品を使用してコストダウンを図っているのだそう。
こういう所とか…
こんな所とか…。国鉄時代の雰囲気が残ってます。
洗面台の蛇口。水の出し方がわかりませんでした。
ただしトイレだけは、きれいな洋式トイレにリニューアルされていました。トイレが古いのは敬遠しますよね。きちんとリニューアルされているのはさすがです。
讃岐路を快走するキハ185系
床下でいい音を響かせるディーゼルエンジン。
まもなく発車時間。
すまいるえきちゃんも乗り込んで準備万端!
本州と四国を結ぶマリンライナーや普通・快速列車など、数多くの列車走る予讃線。キハ185系レトロカラーはダイヤの隙間を縫うように快調に速度を上げてゆきます。
列車は「鴨川駅」に到着。5分ほどの停車時間ですが扉を開扉し撮影タイム。
ポーズを決めるすまいるえきちゃん。助士席にはれっちゃくんの姿も。
停車時間の間に、運転士さんが今日の時刻表を見せてくれました!ありがとうございます!
発車の準備をする運転士。運転台は少し狭そう。
助士席側はオープン構造になっているため、先頭のデッキに立てば前面の見晴らしは最高です。
列車は瀬戸大橋線へ分かれるデルタ線を通過。
さて、ここでお弁当タイム。掛け紙は今回のツアーオリジナル!
岡山にある「三好屋」のお弁当。高松駅に並ぶ駅弁も三好屋のものですね。おかずたっぷりで美味しかった!
30年以上経った今でも四国の顔として活躍
今日はワープ名物丸亀通過を堪能するツアーに参加しております!(違うか) pic.twitter.com/cxS8UFc0GR
— マサテツ (@masatetsudo) 2021年3月26日
列車は「丸亀駅」を通過。特急を含めすべての列車が停車する駅を通過するのは、なかなかめずらしい体験!
「善通寺駅」に到着。停車時間は約10分あったので、反対ホームに回ってキハ185系を撮影。
すまいるえきちゃんとキハ185系の並びも、これで最後。
善通寺を出ると、あと数分で「琴平駅」に到着となります。
ことでんとのオーバークロス。車窓の向こうにチラリとレトロ電車が見えました!
「灸まん」の黄色い看板を見ると、琴平に来たなーって思います。
琴平はキハ185系を改造した「四国まんなか千年ものがたり」が停車する駅でもあります。
特急列車、観光列車、また松山エリアにはローカル列車に改造されたものもあるキハ185系。車歴は30年以上経ちましたが、これからも幅広く活躍し続けていく事でしょう。
さて、ツアー参加者は「琴平駅」から5分ほど歩き「ことでん琴平駅」へと移動。
続いては、まもなく引退が発表された「ことでんレトロ電車」に乗車します!