長井市にある「すしてつ」の握りたてのお寿司が頂けるイベント列車。山形鉄道の「お寿司列車」に乗ってきました!
*2022年2月の情報を基に作成しています
シルバーカラーの「つばさ」で山形へ
旅のスタートは「東京駅」から。まずは山形新幹線「つばさ」に乗って「赤湯駅」を目指します。
ホームで待っていたのは、なんと2023年2月11日から運行が始まったばかりの、シルバーカラーに復刻された「E3系」。
懐かしのシルバーカラーは、約6年半振りの復刻。たった1編成しかない車両に出会えるなんて、なんて幸先がいいのでしょう!
花柄のデザインがかわいい「花結びより」
東京から約2時間20分。列車は「赤湯駅」に到着。今回乗車する「山形鉄道」はここ「赤湯駅」から発車します。
ホームにはすでに列車が止まっていました。
「お寿司列車」は、赤湯を12時25分発の普通列車の先頭に連結して走ります。車両は「花結びより」と呼ばれる、山形鉄道のイベント車両。
花柄のデザインがかわいい!
車内は、ロングシートの前にテーブルが備え付けられていて、食事ができるようになっていました。
長井市の「すしてつ」の豪華寿司
今回の「お寿司列車」の寿司を提供してくれるのは、沿線の長井市にある「すしてつ」。
なんだかお寿司列車にぴったりな店名!店名は鉄道とは関係ないとのことですが。
列車は「赤湯駅」を発車。まずは山形鉄道の社長さん直々に挨拶。
続いて「すしてつ」の大将が登場。大将がマイクを握ると、早速ダジャレを交えた軽快なトークがスタート。おもしろくて楽しくて、車内は一気に和やかなムードに。
テーブルにはすでに寿司桶が用意されていました。ラップを取ってお寿司とご対面!美味しそう!
刺身は、生マグロ、カンパチ、イカ。今日の乗客は男性が多いとの事で、急遽刺身を追加したとのこと。ありがたいことにボリューム満点になってました!
寿司のネタは、中トロ、鯛、甘エビ、アカニシ貝など。ウニは北海道産。
どのネタもとっても新鮮!海なし県の山形だけど、うまい寿司屋はいっぱいあるのです。美味しい!
小鉢に入っているのは、菊芋の味噌漬け。山形鉄道が走る長井市は、菊芋の名産地なのだそう。コリコリとした食感に濃いめの味付け。箸が止まらなくなる!
山形の地酒のふるまい
「お寿司列車」で驚きだったのが、山形の地酒のふるまい。
その数なんと6種類!まさにお寿司列車ならぬ「お寿司地酒列車」の様相でした。
お酒が弱い私でも飲みやすかったのが「コットンキャンディ」という米鶴酒造の純米酒。ピンク色の見た目がめずらしく、甘くてさわやか!
お酒が飲めない人には甘酒の用意もありました。
食べるのに夢中になっていましたが、ふと窓の外を見てみると、そこは一面真っ白。外は寒そうですが、車内は色んな意味でポカポカです。
列車の中で握りたての寿司をいただく!
いよいよ車内では「すしてつ」の大将による握り寿司の実演がスタート。列車の中で寿司を握るなんてもちろん初めて。揺れる車内でも手際よく寿司を握っていました。
車内で握ってくれるのは3種類。まず出てきたのは「生サーモン」。
『30秒以内に食べて!』と言うので、急いで撮影してお口の中へ。口の中でとろける!甘くて絶品!
続いて握ってくれたのは、馬肉のユッケ。
馬肉はなんと、お寿司列車にも乗車されていた肉屋の社長さんが提供してくださったとのこと!
馬肉の濃厚な旨みが口の中に広がる!美味しい!
最後の寿司は「ナイショ」だって。何が出てくるのかな…
なんと大トロでした!口の中の熱で脂が溶けていくのがわかる!これが列車の中でいただけるなんて、なんて贅沢なんでしょう!
大将のダジャレを交えたトークで、終始盛り上がる車内。昨年は全国ネットのテレビにも出たそうで、取材の裏話も聞かせてくれました。
最後に頂いたのは、なんと「すしてつ」のお食事券。これはまた山形に行かねば。
「お寿司列車」は再び「赤湯駅」に戻ってきました。あっという間の2時間、美味しくて楽しくて大満足でした。次回もぜひ開催して欲しいなー!
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