JR四国・土讃線の多度津〜大歩危間を走る観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。今回は2月限定で運行される「四国まんなか千年ものがたり〜スイーツ紀行〜」に乗車。和軽食といちご尽くしのスイーツをいただいてきました!
*2023年2月の情報を基に作成しています
- 車窓から眺める景勝地、大歩危峡・小歩危峡
- 日本料理 味匠藤本の特製和軽食
- ぽんぽこ阿波川口駅
- カフェ&レストラン神椿の特製スイーツ
- ランキング4位の秘境駅、坪尻駅
- 最後はスイーツのおみやげ
- 関連リンク
車窓から眺める景勝地、大歩危峡・小歩危峡
旅のスタートは「大歩危駅」から。今回は大歩危発多度津行きの「しあわせの郷紀行」に乗車します!
岡山からの「南風」号を降りると、すでにホームには「四国まんなか千年ものがたり」の姿が!
四季折々の色合いをイメージしたボディーカラーがおしゃれ!では、車内へ。
古民家の雰囲気をモチーフにした車内は、まるで木に包まれたような落ち着いた空間です!
テーブルにはすでに、遊山箱に詰められた和軽食が用意されていました。
14時21分。大勢の人のお見送りを受けながら、「四国まんなか千年ものがたり」は「大歩危駅」を発車。「多度津駅」まで約3時間の旅のスタートです!
車窓には景勝地、大歩危峡・小歩危峡。土讃線で1番景色がいい区間をゆっくりと走ります。
日本料理 味匠藤本の特製和軽食
<
そろそろお腹も空いたので、和軽食をいただきましょう。「四国まんなか千年ものがたり〜スイーツ紀行〜」特製の和軽食は、しあわせの郷紀行の料理を担当している「日本料理 味匠藤本」。
かつて徳島の春の節句で使われていた「遊山箱」。子どもたちのためのお弁当を詰めて持って行った、三段の重箱です。
蓋を開けて後ろの穴から重箱を押し出します。では、蓋をオープン。
おぉー!美味しそう!彩り鮮やかで美しいです!
まずは一の重から。カニがたっぷり入った、自家製の玉子豆腐。出汁が効いたジュレとともにいただきます。
続いて二の重。しっとり柔らかいローストポークは塩ダレで。紅白なますにはごまクリームがかかっています。
三の重。鯛の生寿司は、鳴門の若芽を絡めて。そして小豆ごはん。
和軽食は「四国まんなか千年ものがたり」オリジナルラベルの、阿波麦酒ペールエールとともに。ビールの軽いおつまみにちょうどいい量でした。
ぽんぽこ阿波川口駅
和軽食を食べ終えた頃、列車は「阿波川口駅」に到着。ホームにはなんと、たぬきの着ぐるみを着た地元の人の姿が!
三好市山城町にある「阿波川口駅」。「四国まんなか千年ものがたり」の停車をきっかけに、山城に伝わる妖怪たぬき伝説を活かした町おこしが、地元の皆さんで行われているのです。
たぬきに化けた地元の皆さんについて行って、駅の外へ。
おぉー!駅舎がたぬきに化けてる!
駅の窓口にもたぬきがいた!
駅前では地元の特産品を集めたマルシェ。そして駅舎をバックに乗客の皆さんと記念撮影。撮影した写真は特製のフォトフレームに入れて販売されます。
カフェ&レストラン神椿の特製スイーツ
「阿波川口駅」を発車すると、いよいよお待ちかねのスイーツが登場!
わぁーっ!スイーツがぎっしり!美味しそう!
2023年の「四国まんなか千年ものがたり〜スイーツ紀行〜」のテーマは「いちごと私」。香川県産のブランドいちご「さぬき姫」をふんだんに使ったスイーツが揃います。
さぬき姫を使った"ショートケーキ"。"いちごのフォンダンショコラ"は濃厚なフォンダンショコラにピスタチオの食感がアクセント。真ん中にチョコソースが入った"いちごのパウンドケーキ"。"いちごのレアチーズ"にはフランス産のチーズを使用。ココア生地の中にフランボワーズジャムを入れた"いちごのタルトショコラ"。
マスカルポーネクリームを包んだ"いちごのロールケーキ"。いちごの果肉が入ったソースの"いちごの杏仁豆腐"。"いちごのフォンダンショコラ"はいちごとピスタチオクリームを挟んでいます。
"いちごのフォーチュンクッキー"を割ると中からメッセージが!
フレッシュいちごはもちろん、香川県産のブランドいちご「さぬき姫」。2009年に品集登録されたいちご。果汁たっぷりでとっても瑞々しい!甘さだけでなく、さわやかな酸味もあってバランスがいいですね。
口休めにポテトチップスまで用意されていました。もう本当に、いちごスイーツが存分に満喫できる!大満足でした!
ランキング4位の秘境駅、坪尻駅
列車は「阿波池田駅」に到着。
ホームは、高校野球で有名な池田高校の蔦監督がモチーフのゆるキャラ、つたはーんとともに記念撮影タイム。
吉野川を渡る鉄橋。眼下には大勢のお見送り。かと思いきや、よーく見るとかかしでした(笑)
右側に本線を見ながら、列車はスイッチバック駅の「坪尻駅」に到着。
牛山隆信氏が運営するサイト「秘境駅へ行こう」によると、2023年度版の秘境駅ランキング第4位。まわりに人家はまったくありません。
いつもは静かな秘境駅が、束の間の賑わい。
「坪尻駅」を発車した列車は一旦引上線へ。
運転士さんが拍手を受けながら車内を通り、運転台を交代。再び本線へと戻ります。
最後はスイーツのおみやげ
「讃岐財田駅」では僅かな停車時間。ここでもお見送りの皆さんの姿が!
「琴平駅」が近づく頃、車内ではおみやげが配られました。スイーツ紀行のおみやげは、もちろんスイーツ。
入っていたのは、チョコクリーム・バタークリーム・チョコスポンジの三層にいちごジャムを挟んだ"ショコラ"。お家に帰っても、今日のスイーツ紀行の余韻に浸れそうです。
列車は「琴平駅」に到着。
手書きのメッセージボードがかわいい!
「四国まんなか千年ものがたり」の専用ラウンジでは、全国旅行支援で予約した方へ香川県からのおみやげが配られました。
いただいたのは、こんぴらさんの幸福豆とくりーむ五色豆。自宅でいただきましたが、どちらも美味しかった!
車窓に讃岐富士が見えると、いよいよ列車はラストスパート。
最後にスイーツ紀行オリジナルのかわいいポストカードをいただき、列車は終点の「多度津駅」に到着。
スイーツが想像以上のボリュームで、軽食と相まって満腹!昼食を抜いてきて正解でした。
いつもの千年ものがたりとは違った旅が楽しめたスイーツ紀行。来年も楽しみです!
関連リンク
関連記事
JR四国の「四国まんなか千年ものがたり」そらの郷紀行②|香川県の地元食材をたっぷり使った洋風ランチ - マサテツ〜食べ鉄旅日記〜
JR四国の「四国まんなか千年ものがたり」しあわせの郷紀行|徳島に伝わる遊山箱でランチ - マサテツ〜食べ鉄旅日記〜
鉄道イベント情報
小田急 VSE知識王の旅(ツアー)(2023年3月4日) - 鉄道コム
阪堺電気軌道 旧海道畑駅撮影会ツアー(2023年3月13日) - 鉄道コム
小田急 VSE 新宿~小田原間(ツアー)(2023年3月31日) - 鉄道コム
パンダくろしお 神戸・新大阪~白浜間(ツアー)(2023年3月25日) - 鉄道コム
えちごトキめき鉄道 雪月花 冬の新潟美食コース(ツアー)(2023年2月26日) - 鉄道コム