京都丹後鉄道を走るレストラン列車「丹後くろまつ号」に乗車。地元産の食材を使ったスペシャルモーニングをいただきました!
*2022年5月の情報を基に作成しています
木をふんだんに使った大人な雰囲気の車内
今回乗車するのは「福知山駅」を10時20分に発車する『スペシャルモーニングコース』。京都からは「特急はしだて1号」、大阪からは「特急こうのとり1号」が接続します。
ホームにはすでに「丹後くろまつ号」が停車中。JR九州を中心に全国各地の観光列車を手がける水戸岡鋭治氏がデザイン。
天橋立に代表される日本海の白砂青松を象徴する「松」がテーマ。
テーブル、椅子、壁面、床、さらに窓枠に至るまで天然木を贅沢に使用した車内。暗めのトーンで大人の雰囲気が漂います。
自家製ローストビーフが絶品のスペシャルモーニング
テーブルの上にはすでにランチョンマットとカトラリーがセットされています。
「スペシャルモーニングコース」は、1970年に創業し北近畿エリアに5店舗を構える「パティスリーカフェ・タカシマ」がプロデュース。
まず登場したのは、フルーツと野菜のフレッシュジュース。季節のフルーツと地物野菜をブレンド。甘くてさっぱりしたジュースは、朝の一杯にぴったり!
続いてモーニングプレートが登場!美味しそう!
クロワッサンに挟まれたのは、自家製のローストビーフ。
三たん(丹後・丹波・但馬)の食材を使ったモーニングプレート。ボリュームたっぷり!
別添えの地物野菜にドレッシングをかけて、クロワッサンに挟んでいただくのが、おすすめとのこと。
バターの風味が効いたふわふわのクロワッサン。しっとり柔らかくて肉の旨みが濃厚なローストビーフ。タプナードソースとは、フランス・プロヴァンス地方が発祥のペースト。朝倉山椒の優しい辛さが、肉の美味しさを引き立てます。シャキシャキの野菜もいいですね!
こちらは「ウフ・ファルシ」という、聞いた事のないお料理。フランス料理でウフは卵、ファルシは詰め物という意味だそう。言うならば玉子サラダのようなイメージ。
京都丹後鉄道のオリジナルブレンドコーヒー「丹鉄珈琲」はおかわり自由。
のどかな田園風景や大江山を車窓に見ながらいただくモーニング。とても優雅な時間が過ごせます。
大江駅前の鬼瓦公園
モーニングプレートを食べ終えた頃、列車は「大江駅」に到着。ここでは約20分停車。駅の外を散策する事ができます。
駅の外に出ると、目の前には鬼!鬼!鬼!
駅前にあるのは、大江山の鬼伝説にちなんだ「鬼瓦公園」。全国の鬼師たちが制作した鬼瓦がずらりと並びます。
鬼の壁画や鬼の銅像もあったりして、まさに鬼一色!
帰りは駅の中にあるおみやげ屋さんに立ち寄ります。名物は、通常のおまんじゅうの約10倍の大きさがある鬼まんじゅう。おみやげにいかが!
地元産の食材を使ったデザートプレート
車内に戻ると、デザートプレートが運ばれてきました!美しい!
クレープに包まれたのは、養父市特産の天滝ゆずとマスカルポーネのムース。もちもち食感のクレープに、さわやかなゆずの香りが口いっぱいに広がります。
天橋立ワインのジュレと、アーモンドミルクのブランマンジェの2層になったクープ。ワインの芳醇な香りとミルク感たっぷりのブランマンジェがよく合います。途中でスポイトからオリーブオイルを垂らして味変。より香りが立って美味しい!
福知山から1時間25分。列車は終点の「天橋立駅」に到着。豪華な車内で優雅にモーニングをいただいて、非日常の雰囲気を楽しむことができました。
「丹後くろまつ号」のコースは半年毎に内容が変わります。皆さんもぜひ「丹後くろまつ号」の旅を楽しんでみては!
天橋立ビューランドから望む天橋立
次の列車まで時間があったので、駅から徒歩5分のところにある「天橋立ビューランド」のリフト・モノレール乗り場へ。ここからリフト・モノレールを使って約7分で、山の上の展望台へ登ることができます。
2両連結のモノレールに乗って頂上へ。
これが、日本三景に数えられる「天橋立」の景色!美しい!
天橋立で有名なのが、股のぞき。天橋立の方向に背を向けて立ち、股の間から景色を眺めます。「天橋立ビューランド」からの景色は、天に舞い上がる龍の様に見えることから「飛龍観」と呼ばれています。
昭和レトロな遊園地があるのも「天橋立ビューランド」の魅力。観覧車に乗って、より高いところから天橋立を望むのもいいですね!
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