JR東日本の「なごみ(和)」はお召し列車にも使用されるハイグレード車両。今回は高崎から熱海まで湘南新宿ラインのルートで「なごみ(和)」を堪能してきました!
*2021年6月の情報を基に作成しています
光沢仕上げでピカピカなボディ
旅のスタートは「高崎駅」から。数が少なくなってきた最後の国鉄型車両「211系」ですが、ここではまだまだ現役で活躍しています。
「なごみ(和)」が入線する4番線には「高崎線 特急 新宿」の表示が。熱海までは、新宿を経由する湘南新宿ラインのルートで行くようです。
皆さんの注目を浴びながら「なごみ(和)」が入線!
おぉー!カッコいい!
「なごみ(和)」こと「E655系」。普段は5両編成ですが、特別車両を連結した6両編成では天皇、皇后両陛下もご乗車されるお召し列車として使用されるハイグレード車両。
ピカピカのボディ!光沢がすごくて、撮ってる自分が反射して見えるぐらい!
光線によって黒にも紫にも見えるボディに3本のゴールドライン。いかにも特別感を醸し出しています。
キリリと目力のあるライト。頼もしさを感じさせてくれますね。
重厚感のある車内、上質な座席
では、車内へ。すでにエントランスから特別感。
おぉー!なんてハイグレードなんでしょう!
座席は1人掛けと2人掛け。
硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいい硬さの座席。木製の重厚な肘掛け。幅もゆったりしています。
リクライニング、オットマンはどちらも電動。
シートピッチも広々。
なんて座り心地の良いのでしょう。ハイグレードの名に恥じない座席です。
派手な豪華さはないですが、重厚感があって落ち着いた大人の雰囲気を醸し出すような空間でした。
各座席に用意されたご案内。
スマートフォンで車内販売のオーダーや前面展望が楽しめるそう。
さっそくアクセスしてみたのですが、まったく繋がらず。残念…
ツアーの途中には、革張りの座席の車両その名も「VIPシート」の見学が。ちなみに、長く続く通路の横には個室が用意されているそう。そちらも気になります。
おぉー!これはVIPだわ!
シートが革張りの車両ってなかなか無いですよね。重厚な革張りシートに腰掛けるとまるでVIPになった気分。
湘南新宿ラインを快走するなごみ
走行音がとっても静かな「なごみ(和)」。揺れもほとんどなく、まるでスーッとすべるような走り心地。そうこうするうちに、列車は順調に都内へ向けて走って行きます。鉄道博物館の横を通過。
「大宮駅」では武田菱カラーの「E257系」に遭遇。レアな並びに鉄道ファンも多数。
列車は東北線と別れ、湘南新宿ラインが走るルートへ。目まぐるしく変わる東京の景色。これはこれで楽しめます。
原宿手前では皇室専用の宮廷ホームの隣を通過。のちに調べたら、最近はめっきり使用されなくなり幻のホームになっているそう。
貨物線を走る列車。やがて「横浜駅」を通り東海道線へ。
乗車時間も長くなってきたので、気晴らしに車内を散策。
デッキにあった不自然な出っ張りを引くと、なんと補助椅子が現れました!寝台列車の通路にあった簡易的な補助椅子が思い浮かびますね。
補助椅子から眺める外の景色。これも寝台列車に乗ってる気分。
窓の外には富士山が!きれい!
クラツーなごみ団体は、辻堂で貨物線に転線して走行中に踊り子に抜かれるという、まさかの展開。#クラブツーリズム鉄道部 pic.twitter.com/znIGXv2r6F
— マサテツ (@masatetsudo) 2021年6月12日
辻堂を出たあたりで、列車は東海道貨物線へ転線。本線を走る「踊り子」号に走行しながら抜かれるという光景が見られました。これは貴重!
車窓左手に海が見えてきました!青い空に青い海、きれい!
「なごみ(和)」は終点「熱海駅」に到着。質の高い座席、落ち着いた雰囲気、高い静粛性。まさにハイグレードの名に恥じない車両でした。
お召し列車として使用されるだけでなく、今回のように団体ツアーなどで乗車機会がある「なごみ(和)」。皆さんもハイグレードな空間をぜひ堪能してみては?
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