高知県を走る観光列車「志国土佐時代の夜明けのものがたり」に乗車し、帰りはバスで列車を追いかけながらお手振りでおもてなしするツアー「志国土佐時代の夜明けのものがたりおもてなし隊」に参加してきました!
*2022年4月の情報を基に作成しています
桜の咲く頃に走る「さくらの抄」
旅のスタートは高知駅から。まずは高知発窪川行きの「立志の抄」に乗車。夜明けのものがたりの旅を楽しみます。
ちょうど桜が満開を迎えようとした頃。この日は「さくらの抄」として、いつもとは違った夜明けのものがたりの旅が楽しめるみたい!
行先幕もいつもとは違って「さくらの抄」になってる!
「KUROFUNE」と名付けられた1号車に乗車します。
旅には「こうちれっちゃくん」も一緒。
おもてなし隊の缶バッチを身につけて、旅を楽しむ準備は万端!
列車はゆっくりと「高知駅」を発車。ホームから、そして高架下の広場からもお見送りが!いってきまーす!
高知県の食材がたっぷり詰まった料理
夜明けのものがたりの楽しみのひとつが、高知県の食材をたっぷり使ったお料理。
まずは高知県の地ビール「TOSACOこめホワイトビール」で乾杯!高知県で育った米をふんだんに使ったビール。苦味控えめで飲みやすい!
おぉー!美味しそう!「立志の抄」の食事は高知県土佐市にある「土佐食彩 森澤」の創作料理。高知県の郷土料理「皿鉢料理」に見立てた、豪華で華やかな姿が素敵!
まずは、高知県のブランド牛「四万十麦酒牛のロースト」。ビール酵母がたっぷり入った飼料を食べて育った、四万十麦酒牛。口の中の熱でとろける脂、そして甘みがしっかり広がって美味!
高知といえば鰹。こちらはなんと、鰹を使ったラザニア。トマトソースの中に鰹の味わいもしっかり広がります。
鰹のハランボは、鰹のトロの部分でとっても貴重な逸品。脂が乗った上に柚子の爽やかな香りがマッチ!
「さくらの抄」らしく、お花見団子と桜餅も。
筍のコリコリ食感がおもしろく、鰹節からの香り豊かな炊き込みご飯。
土佐の食材がたっぷり詰まったお料理の数々。どれも美味しかった!
車内では「さくらの抄」限定のスイーツも発売されていました。
桜色が鮮やかなクリームソーダ。ソーダに浮かぶのは、高知県では有名な「アイスクリン」。桜の塩漬けも乗って、まさに「さくらの抄」にぴったり!
さくらのモンブラン。桜のカタチをしたチョコレートがかわいい!
窓越しでも繋がる絆
「さくらの抄」は特別に、桜が美しく見える場所でゆっくり走行。車窓には桜が咲き誇る光景が!
あいにくの雨でしたが、桜のきれいな姿をゆっくりと楽しむ事ができました。この雨で散らなければいいけどな…
そんな雨の中でしたが、沿線からは多くの皆さんからのお見送りが!桜を持った狐さん!
「日下駅」にも多くの皆さんが!
ホームでは曲に合わせてダンス!「トマトの神様」っていう歌なんだって。車内のお客さんが息ぴったりに音楽をかけてくれて、いつも以上に賑わいました!
『たとえ窓越しであっても絆は繋がる。車両や料理やアテンダントさんもそうだけど、地域の皆さんとのふれあいこそが、夜明けの魅力かもしれない。』
列車は海が目の前に広がる「安和駅」に到着。
いつもなら美しい太平洋が望めるはずですが、この日は荒れ狂う太平洋。
狐さんも夜明けのものがたりを追いかけているみたい。これは伝説のブルートレイン「さくら」のヘッドマークじゃないですか!
途中の駅からは地元の方が乗られて、生姜のかりんとうを頂きました。
これ!生姜の香りがすごく効いていて、美味しかった!
最後に「さくらの抄」だけのポストカードを頂き、夜明けのものがたりの旅は終盤へ。
風船を持った賑やかなお出迎えを受けながら、列車はゆっくりと「窪川駅」へ。
#謎の一体感
「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は終点「窪川駅」に到着。夜明けの旅が楽しくてすでにお腹いっぱいですが、おもてなし隊はここからが本番!バスに乗ってひたすら夜明けを追っかけます。
「#謎の一体感」。知らぬ人同士から果たしてどんな一体感が生まれるのか。わくわく!
道の駅でトイレ休憩を挟みながら、バスは順調に走行。雨もやんできたみたい。
少しでもお見送りが目立つように、皆さん思い思いの格好をして準備万端!
「土佐久礼駅」で最初のお出迎え。ホームに着くと、ちょうど夜明けのものがたりが入線してきた!ギリギリ間に合った!
列車からお客さんがいっぱい降りてきました。最後までお見送りしたいところですが、時間がないのでバタバタとバスへ戻ります。
出発時刻は時間厳守。少しでも遅れたらお見送りに間に合わないから。出発の2分前に全員が揃い、早速「#謎の一体感」。
時代の夜明けのものがたりが大好きな皆さん
さっき「立志の抄」で下車した「安和駅」に到着。
雨もすっかり止みました。夜明けの神様が見てくれていたのかな。
安和駅を発車する、志国土佐時代の夜明けのものがたり。ホームからお見送りができる事こそがこのツアーの魅力。しかも色んな駅で。いってらっしゃいー!#謎の一体感 pic.twitter.com/P2JSbNZgPn
— マサテツ (@masatetsudo) 2022年3月26日
ここでは夜明けのものがたりが発車するまでお見送り。いってらっしゃい!
夜明けのものがたりをお見送りしたら早々にバスへ。まだまだ追っかけます!
バスは須崎市に入ったみたい。ローソンにのった巨大しんじょう君がお出迎え。
夜明けのものがたりで1番賑やかなおもてなしが待つ「須崎駅」に到着。
ホームでは、地元の高校生の皆さんによる太鼓の演奏の真っ最中。
凄い迫力!カッコいい!
ここではお見送りはせず、チラリと見学したら次の場所へ。
夜明けのものがたりが好きな人たちが集まったおもてなしツアー。移動のバスの車内では、列車や地元のマニアックな話で盛り上がり、ここでも「#謎の一体感」。
並走する特急列車にもお手振り。列車から見えたかな?
「斗賀野駅」に到着。
夜明けのお見送りに間に合うか、このドキドキ感もツアーの魅力。
ホームにはお見送りしたシャボン玉のあと。
一緒にお見送りした狐さんとバイバイ!
「佐川駅」が車窓に見えたのは、ちょうど夜明けのものがたりが到着した頃。心の中でお出迎えしながら、バスは颯爽と通過。
最後のお見送りは「日下駅」で。日下駅がある日高村はトマトの栽培が盛んで、地元のトマトを使ったオムライスで村おこしをされているのです。
日下駅では、はっぴやオムライスのかわいい帽子を借りながら地元の人たちとお見送り。
今日のベストショットが撮れました。
こうちれっちゃくんとともに旅した「志国土佐時代の夜明けのものがたり おもてなし隊」の旅。参加されていた人たちをみると、夜明けのものがたりが大好きな人ばかり。この列車は、JR四国だけでなく、地域の皆さんと、そして乗客と、みんなで作り上げられた列車なのだなと改めて思った瞬間。列車に向かって手を振りながら、夜明けのものがたりが大好きになる理由がわかった気がしました。
バスは「高知駅」に到着。ホームに上がるとすぐに「志国土佐時代の夜明けのものがたり」が入ってきました。
降りてきた乗客は皆さん笑顔。窓越しの絆は深めたかな。
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