

秋田から「リゾートしらかみ」で五能線へ。五所川原からは津軽鉄道のストーブ列車に乗車。2日目は三陸鉄道の「こたつ列車」に乗るはずでしたが、思いがけないトラブルに見舞われるのでした。。
- 「リゾートしらかみ1号」五能線の絶景を満喫
- 五所川原駅近く「立佞武多(たちねぷた)の館」へ
- 赤い屋根の喫茶店で馬肉カレー
- 津軽鉄道冬の風物詩「ストーブ列車」
- 長い歴史に幕を下ろす4代目青森駅舎
- 「おさない」で絶品ホタテの貝焼き味噌を頂く
- こたつ列車に乗れない!?トラブル発生
- 盛岡で旅のリカバリー
- 郡山の大人気駅弁「海苔のり弁」
「リゾートしらかみ1号」五能線の絶景を満喫
東京駅から夜行バスに乗り、明朝「秋田駅」に到着。
ホームに降りると、役目を終えた「キハ40」が連なって留め置かれていました。
寂しいですが時代の流れには逆らえませんね。
さて秋田から乗車するのは、8時20分発「リゾートしらかみ1号」。
3編成あるうちの「くまげら編成」に乗車します!なんとも奇抜な色!
くまげら編成も国鉄型の「キハ40」ですが、こちらはしばらく活躍を続けるようです。
「リゾートしらかみ」は奥羽本線を走り、能代で方向転換。能代でも「キハ40」と出会ったくまげら編成。能代からはいよいよ五能線へと入ります!
五能線は日本海の海岸線に沿って走る絶景区間へ!大きな窓から見る日本海は素晴らしい!絶景ポイントではゆっくり走ってくれるので、写真を撮り逃すこともありません。
途中の深浦では橅編成と行き違い。
車内では津軽三味線の生演奏。繊細かつ力強い音色と車窓に広がる津軽富士とのコラボレーションを楽しみながら、列車はまもなく「五所川原駅」へ到着となります。
五所川原駅近く「立佞武多(たちねぷた)の館」へ
12時8分に「リゾートしらかみ1号」は「五所川原駅」に到着。ここで津軽鉄道に乗り換えます。
次の津軽鉄道の発車は13時30分。約1時間半あるので、駅から徒歩5分のところにある「立佞武多(たちねぷた)の館」へ。ここでは、毎年8月に開催される「五所川原たちねぷた祭り」で運行される立佞武多が展示されています。
館内に入ると早速、立佞武多がお出迎え!
高さは約23mでなんと7階建てビルとほぼ同じ!そして重さは約19tもある巨大な山車。
今にも動き出しそうな躍動感。
美しい立佞武多の姿をじっくり見られる「立佞武多の館」は、五所川原に来たらぜひ訪れてみては?
赤い屋根の喫茶店で馬肉カレー
再び「五所川原駅」に戻ってきました。
窓口で切符を購入すると、なんと硬券でした!
津軽鉄道に乗車しまず降り立ったのは「芦野公園駅」。
芦野公園駅の旧駅舎を改装した赤い屋根の喫茶店「駅舎」でランチを頂きます!
特産の馬肉をじっくり煮込んだ「激馬かなぎカレー」。美味しい!
津軽鉄道冬の風物詩「ストーブ列車」
再び列車に乗り、津軽鉄道の終点「津軽中里駅」に到着。
いよいよここからは「ストーブ列車」に乗車します!
だるまストーブに石炭を焚べる車掌さん。
ストーブ列車の名物、だるまストーブで炙ったスルメは外せません。日本酒でくいっと一杯いきたいですね。
五所川原からは今夜のお宿がある青森まで、普通列車を乗り継いで行きます。
やってきたのは、キハ40を置き換えた最新のハイブリッド車両「GV-E400」。
旅情感溢れるキハ40もよかったですが、やはり最新の車両は揺れが少なく広々していて快適でした。
長い歴史に幕を下ろす4代目青森駅舎
青森駅に到着。青函連絡船時代から約60年に渡って親しまれてきた駅舎でしたが、2021年3月26日をもってその歴史に幕を下ろします。
かつては列車と連絡船との乗り換え客で溢れた連絡橋も、まもなく過去のものに。
「おさない」で絶品ホタテの貝焼き味噌を頂く
さて、今夜の宿へ向かう前に夕食を。やってきたのは青森駅から徒歩5分のところにある「おさない」。陸奥湾で獲れた新鮮な「ホタテ」が頂けるお店です。
頂いたのはこれ!その名も「ホタテの貝焼き味噌」。ぷりっぷりのホタテがゴロゴロ入ってる!貝柱だけじゃなくて、濃厚な卵も惜しげもなく入ってます。おまけにウニまで!はぁーなんて贅沢なんだ。。
味噌といっても辛くなく、味噌のコクがホタテの味を引き立てる感じ。ご飯がススム!美味しい!
こたつ列車に乗れない!?トラブル発生
おはよう青森!
今日は青森→八戸→久慈→宮古→盛岡のルートを予定。三陸鉄道の「こたつ列車」にも乗車します!
まずは八戸まで。東北新幹線の開業に伴い分離した、かつての東北本線を運行する「青い森鉄道」に乗車します。
青森〜八戸間は2320円ですが、このワンデーパスを使えばなんと2100円で移動できるのです。往復で使えばもっとお得!青い森鉄道は安さで新幹線と勝負しているようです。
さて、乗車する列車は偶然にもクロスシートの車両でラッキー。あいにくの雨でしたが、浅虫海岸を眺めながらのんびり。
うそ、マジかよ。。 pic.twitter.com/D7C4HrCGQ6
— マサテツ (@masatetsudo) 2021年3月14日
ここで思いがけないトラブルが発生。なんと大雨で三陸鉄道が運転見合わせ!?
しばらくすると三鉄から電話がかかってきましたが、田野畑から先は運転見合わせ。他の区間も徐行運転でダイヤは大きく乱れてるそう。
今日中に自宅に帰らねばならず、さらに東北新幹線は徐行で運転時分が伸びてることもあり時間の余裕がない…。苦渋の決断ですが、今回はキャンセルすることにしました。
盛岡で旅のリカバリー
気を取り直して「IGRいわて銀河鉄道」の鉄印を頂きに行くことに。予定より6時間も早く「盛岡駅」に到着。
いわて銀河鉄道の鉄印が頂ける「青山駅」までは一駅。
無事鉄印を頂きました。三陸鉄道の鉄印は貰えなかったけど、ぎんがくん・きらりちゃんが可愛いから許してやろう(笑)
盛岡駅に戻り、ランチタイム。盛岡といえば「盛岡冷麺」でしょ!口コミが良くて盛岡駅からも近い「盛楼閣」へ。
選べる辛さを「別添え」にするとキムチは別皿に盛られてやってきます。
まずはスープから。すごい!牛のコクとか旨みとか味わい深くて実に美味しい!このスープを味わいたいがためにあえて「別添え」にしたのです。
続いて透明感のあるツヤツヤの麺をずるり。コシと弾力がすごい!途中キムチを投下しながら辛さを調整。なぜか梨が入っているのですが、これがまた甘塩っぱくなって美味。いやー本当に美味しかった!
郡山の大人気駅弁「海苔のり弁」
さて、あとは東京へ帰るのみ。乗車するのは「やまびこ」。あえて「はやぶさ」に乗らなかったのには理由が…
わずか4編成しかない「H5系」でした!ラッキー!
さてこのまま東京かと思いきや、なぜか「郡山駅」で途中下車します。
なぜかと言うと…
これ!
そう!郡山駅の「海苔のり弁」が食べたかった!だからあえて、郡山に停車する「やまびこ」に乗ったのです。
念願の「海苔のり弁」。郡山でしか売ってないのでなかなか買えないのです。
海苔が二段になってびっくり!香ばしいおかかの香りが凄くいい!おかずもどれも美味しい!
「こたつ列車」に乗れなかったから食べられた「海苔のり弁」。急な旅程変更からのリカバリーも旅の楽しさの一つですね。
窓の外には山手線。「E2系」は窓が広いのがいい!
緊急事態宣言も解除され、普段の休日の賑わいが戻りつつある「東京駅」。
このあとは「おでかけライフ」さんにお会いできましたし、とても良い旅になりました。三陸鉄道は次回リベンジ!