マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

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JR北海道の「SL冬の湿原号」|今年はDLで運行!釧路湿原をのんびり走る客車列車

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JR北海道の釧網本線を走る「SL冬の湿原号」。2021年度はSLが故障のためDL(ディーゼル機関車)の運行となりましたが、DLが牽く客車列車もとっても貴重。自然たっぷりの釧路湿原を眺めながら客車列車の旅を楽しんできました!

*2022年3月の情報を基に作成しています

国鉄時代のディーゼル機関車

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旅のスタートは「釧路駅」から。釧路と網走を結ぶ釧網本線の始発駅。
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「SL冬の湿原号」は釧路を11時5分発。札幌から「おおぞら1号」に乗れば8分の乗換で連絡しています。本来なら「C11 171号機」蒸気機関車が牽引するはずでしたが試運転中に故障が見つかり、2021年度はディーゼル機関車での運行となりました。
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"湿原の鐘"と書かれた鐘がある3番線から、列車は発車します。

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「SL冬の湿原号」が入線。ディーゼル機関車が牽引する客車列車はかなり貴重。なかなかカッコいいではありませんか!
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「DE10 1690号機」は1974(昭和49)年に製造。製造以来ずっと北海道の地を走ってきました。
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雪国仕様の旋回窓。
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「釧」は釧路車両所所属のしるし。
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蒸機牽引とはまた違った風情が感じられて、いいですね!

レトロ調の客車と昔懐かしのダルマストーブ

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「SL冬の湿原号」の客車は5両編成。
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「14系」と呼ばれる客車と、中間に1両旧型客車「スハシ44形」が連結されています。茶色に赤いラインは、昭和の旧型客車と同じボディカラー。ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。
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釧網本線の90周年を記念したサボ。

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では、車内へ。まずは今年度リニューアルした、1号車と5号車のたんちょうカー。

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おぉー!きれいな車内!エンジ色のシートが素敵ですね。
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釧路川の眺めがよい席は、窓を向いたカウンター席になっています。
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山側のボックスシートは1段高くなっていて、どちらに座っても釧路湿原の眺望が楽しめる座席になっているのです。
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3号車と4号車はボックスシート。
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元はリクライニングシートだった座席をボックスシートに改造していて、座席の間隔はゆったり。真ん中にテーブルもあって、食事やドリンクを広げることができるのもいいですね。窓も大きくてサッシがないので、眺めもいい。
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なんと車内にダルマストーブが設置されているのです!車両の中にダルマストーブが置かれているのは、津軽鉄道と「SL冬の湿原号」だけでは?

www.masatetsudo.com

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ダルマストーブの熱源は、石炭。「SL冬の湿原号」では、令和の時代とは思えないほど石炭が活躍しています。
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丸くて愛らしいカタチをしたストーブ。石油ファンヒーターのような一方向ではなく放射状に熱を放出するため、効率よく空間をあたためてくれます。
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ダルマストーブの上には網が置かれています。ダルマストーブを使って誰でも自由に網焼きができるのです。

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屋根では、ダルマストーブの煙突がモクモクと煙を出しています。
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2号車は「スハシ44形」という旧型客車。3号車4号車とはまた趣きが違っています。
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昔懐かしの網棚。
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照明もレトロ。

車内のカフェでお買いもの

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「おおぞら1号」からの乗り換えが終わり、11時5分「釧路駅」を発車。釧路川を渡り釧網本線を北上して行きます。
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釧路湿原まではしばらく時間があるので、今のうちに2号車にあるカフェへ。
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ドリンクやスイーツ、オリジナルグッズなどが発売されています。中にはダルマストーブで焼くためのスルメまで。
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スルメと日本酒でクイっといきたいところですが、私は甘党なので「SL冬の湿原号」オリジナルのスイーツ「SL冬の湿原号プリン」とホットコーヒーを購入。
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ゴマとミルクの二層になったプリン。ほんのり黒い色合いが、蒸気機関車や石炭を想像させますね。甘くて美味しい!
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赤々と燃ゆるダルマストーブ。
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車内にはスルメが焼けるいい香りが広がります。
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こちらでは日本酒を温めてました。列車の中からの雪見酒は最高でしょうね。

日本最大の湿原、釧路湿原

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列車はいよいよ、釧路湿原国立公園の園内へと入って行きます。
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釧路湿原は日本最大の湿原で、その面積は約2万8000ヘクタール。東京23区がすっぽり収まってしまう大きさ。
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釧路湿原には約700種の植物と約1300種の生き物が生息。貴重な自然は、日本初のラムサール条約登録湿地にも指定されています。
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車内では地元のガイドさんが乗車。釧路湿原の写真を見せながら解説してくれます。

タンチョウが見える駅、茅沼駅

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列車は「茅沼駅」に到着。

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「芽沼駅」はタンチョウがやってくる駅として有名。国鉄時代に歴代の駅員が餌付けをしていたのだそう。無人駅となった今でも周辺の民宿や商店の人たちが続けています。
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自然の生き物。見れるかどうかは半信半疑でしたが、いました!タンチョウ!
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タンチョウは古くから長寿や繁栄の象徴とされているそう。とても縁起のいいものが見られました!

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12時35分。「SL冬の湿原号」は終点「標茶駅」に到着。
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この後は列車の入換、機関車の機回しが行われ、復路に備えます。
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ホームには「釧路駅」と同じく鐘が。こちらには"C11 171 ふるさとの鐘"と書かれています。

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駅の窓口が行列で、皆さん何買ってるのかなーって覗き見してたら、これだったみたい。「北の大地の入場券」。知らなかったんだけど、なんと86種類もあるんだとか。これはコンプリート大変だわ。
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三角屋根の可愛らしい駅舎。
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駅前の広場には、標茶町のゆるキャラの顔はめパネル。名前は「ハッピーくろべえ」と「ミルクックさん」だそう。

駅から5分のホルモン味噌ラーメン

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復路の発車時間は14時ちょうど。約1時間半あるので、ここでランチタイムとしましょう。入換作業真っ最中の列車を眺めながら、線路沿いを歩きます。
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「あげ富」。標茶に着く直前、車窓に見えた"ホルモンラーメン"の幟が気になって、こちらにやってきました。「標茶駅」からは徒歩5分ぐらい。
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正油、塩、味噌と、主なラーメンの味は網羅。もちろん頂いたのは、ホルモンラーメン。
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やってきました!「味噌ホルモンラーメン」。
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スープはあっさりめだけど味噌のコクと風味はしっかり。ホルモンは柔らかくてぷりぷり。
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スープとよく絡むちぢれ麺。他の店より量は多いそうで、確かにお腹いっぱい!お喋り好きな女将さんもいい感じでした。ごちそうさまでした!
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お腹もいっぱいになったので「標茶駅」へと戻ります。ちょうど機関車が機回ししているところでした。
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連結作業を眺めようと、ホームには人だかりができています。
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改札を抜けると、列車は入換も終わり、発車の時を待つばかり。

自然の動物が間近に

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車掌さんが鐘を鳴らしながらホームを歩くと、まもなく発車時間です。
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帰りは動物の姿を多く見ました。雪原の中に放し飼いされた牛たち。
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そして、そこかしこにエゾシカの姿。

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お尻が真っ白な鹿さん、かわいい!

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再び「茅沼駅」。またまたタンチョウがいた!今度は飛び立つ姿を見せてくれました。

来年度はSLの復活を祈って

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列車は「塘路駅」に到着。ここで約10分停車します。
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「塘路駅」では踏切から列車全体を撮影する事ができます。
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ログハウス調のきれいな駅舎。中には喫茶店もありました。
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反対列車がやってきて、まもなく発車。
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車内で乗車証明書を頂いたのですが、往路と復路でデザインが違ってました。「C11 171号機」の姿がカッコよく写ったデザイン。これを見るとやっぱり、SLに乗りたかったなー。来年も行かなきゃ!

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15時42分。列車は終点「釧路駅」に到着。
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釧路湿原の中をのんびり走る客車列車の旅。ディーゼル機関車の牽引だからか、乗客も少なくてゆったりと旅が楽しめました。来年度はSLが復活する事を祈ります!

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SL冬の湿原号公式サイト

www.jrhokkaido.co.jp