浅間山を初めとした信濃路の豊かな自然と美味しい食事が楽しめる。「しなの鉄道」の長野〜軽井沢間を走る観光列車「ろくもん」に乗ってきました。
*2020年3月時点の情報を基に作成しています
国鉄生まれの115系が水戸岡ワールド全開に変身
軽井沢駅は、ろくもんのデザイナーである「水戸岡鋭治氏」の手でリニューアル。駅ナカには子どもから大人まで楽しめる空間を目指した『森の小リスキッズステーション』。
2人掛け・4人掛けの対面席。各区画には大きなテーブルが設置されています。1号車は飲食物の持込みが可能なので、飲み物や駅弁を広げてゆったり旅するファミリーやグループが数多くいました。
各区画の間仕切りは曇りガラス。こちらにも「六文銭」を模したマークが。
車両の中央にあるのは、木のボールに埋まって遊べる、その名も「木のプール」。
「木のプールに飛び込んでみたい!」というのが密かな野望でしたが、この日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、立ち入ることはできませんでした。
停まるたび 心のこもった おもてなし
「ろくもん1号」は定刻通りに軽井沢駅を発車。
程なくして見えてくるのは、長野県を代表する山『浅間山』。天気は快晴。まだ雪が残る『浅間山』は本当にきれいで美しい。
沿線の景観を楽しみながら、列車はゆったりとした速度で走ります。
列車は「田中駅」に到着。全国に「田中」の苗字は数あれど、田中駅はここが唯一なのだとか。
全国の「田中さん」を大歓迎。
このように「ろくもん」は途中いくつかの駅で10分前後の停車時間があり、駅舎の見学ができたり地域の方のおもてなしを楽しむことができるのです。
次に停車した「上田駅」では、文銭入りの陣羽織を着て記念撮影。
上田駅で駅員さんが販売していた「みすず飴」。かわいいパッケージだなーと思ったら、こちらも水戸岡さんのデザインなんだって!
昔懐かしい果物のゼリー菓子、ぷにぷに柔らかくて優しい甘さ。美味しい!
上田駅を発車してすぐ。新幹線の高架の隙間から小さく見えるのが、真田家の居城として知られる上田城。
次に停車したのは、戸倉上山田温泉の最寄り駅「戸倉駅」。
国鉄生まれの115系が今でも元気に活躍
正面は黄色とオレンジで派手なのに、側面は地味めな色なのがおもしろい!
「ろくもん」と並びました!
普通列車の後を追って、ろくもんも発車します。
ちょっと喉が渇いたので、再びサービスカウンターへ。購入したのは東御市の「アトリエ・ド・フロマージュ」の「信州りんごジュース」。今乗っている1号の『食事付きプラン』のお料理も手掛けていらっしゃいます。 りんごがとっても濃厚!甘さだけでなく程よい酸味もあります。美味しい!
右手に新幹線の高架と並走したら、終点の長野駅はまもなく。
「ろくもん1号」は終点の「長野駅」に到着。軽井沢から約2時間30分という時間は、長過ぎず短過ぎずちょうどいい満足感。沿線の皆さんのおもてなしにも深く感謝。とっても楽しいひとときでした。この後「ろくもん」は折返の準備に入り「ろくもん4号」として再び軽井沢へ向けて走ります。
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