春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色。京都・保津峡の美しい景色が楽しめる「嵯峨野観光トロッコ列車」に乗ってきました!
人気のトロッコ列車!予約がおすすめ
「嵯峨野観光トロッコ」の始発駅「トロッコ嵯峨駅」から旅はスタート。トロッコ嵯峨駅はJR山陰本線「嵯峨嵐山駅」に隣接しています。
大きな看板の前は記念撮影スポット。
まずは駅舎内の乗車券売り場へ。
トロッコ列車は1時間に1本の割合で運行。旅行シーズンには満席になる事も多く、確実に乗るなら予め予約しておくのがおすすめです。
トロッコ列車は嵯峨方にディーゼル機関車を連結し、客車は5両編成。そのうち嵯峨方の1両は窓ガラスがないオープン車両「リッチ号」になっています。風や気温を肌で感じられる「リッチ号」は、嵯峨野観光トロッコ列車の中でも1番人気です。
終点の「トロッコ亀岡駅」まで乗車し再びトロッコ嵯峨駅まで、往復の乗車券を無事ゲット。
無骨な姿のトロッコ車両
ホームで列車の到着を待ちます。
踏切が鳴り、向こうからディーゼル機関車が見えてきました!
おぉー!カッコいい!
「リッチ号」が通過、風が気持ちよさそう!
ホームにいた多くの乗客は、早速車内へと入っていきます。
鉄骨剥き出しの無骨な感じがトロッコ列車らしくていいですね!
座席は木製のボックス席。
天井から吊り下がる照明。
オープン車両ではありませんが、せっかくなので窓を大きく開けましょう。風や気温を体感する事こそトロッコ列車の醍醐味です。
大自然を肌で感じる
トロッコ列車は「トロッコ嵯峨駅」を発車。近代的なトンネルへと続く山陰本線と別れ、トロッコ列車は山の中へ。
トンネルの中は真っ暗。
トンネルを抜けて鉄橋を渡ると…
眼下には保津峡の美しい景色。
乗車したのは夏でしたが、心地よい風と涼しげな清流がとても気持ちよく感じました。
保津川下りの船が見えました!大きく手を振ると、向こうからも手を振ってくれました。いやー楽しい!
雄大な自然が間近で感じられるのは、嵯峨野観光トロッコ列車の魅力です。
廃止になる線路を観光路線に
たぬきの置物がずらりと並ぶ光景が広がると、列車は途中駅の「トロッコ保津峡駅」に到着。
ここは、かつて山陰本線の「保津峡駅」だったところ。
駅周辺には吊り橋があるのみで、人家は見当たりません。
頭上に山陰本線の新線が見えてきました。
山陰本線の電化・複線化に伴い廃線となった旧線区間を、嵯峨野観光トロッコ列車は走ります。
保津川に沿って走る旧線はカーブが多く険しい路線でしたが、それを逆手に取って観光化した嵯峨野観光トロッコ列車。現在では国内のみならず海外からも多くの人訪れ、京都屈指の観光地のひとつとなりました。
渓谷を抜け田園風景が広がると、トロッコ列車はまもなく終点。
嵯峨野観光トロッコ列車の終点「トロッコ亀岡駅」に到着。トロッコ嵯峨駅から約25分の旅は、本当にあっという間でした。
到着後は再びトロッコ列車で折返すもよし、山陰本線の「馬堀駅」までは徒歩で行くもよし、保津峡の川下りを楽しむもよし。
私は再びトロッコ列車に乗車。若干乗客が減った車内で、ゆったりと復路を楽しみました。