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大井川鐵道の「SLかわね路号」|C11 190号機が復帰

鉄道コム

7月から蒸気機関車の不具合のため運休していた「SLかわね路号」が、2020年10月8日(木)から運転再開。久々のSL旅を楽しんできました!

復帰したばかり!ピカピカのSLが牽引

SL列車はすべて「新金谷駅」が始発。

ちょうどこの日の牽引機「C11 190」の入換作業中でした。

ゆっくりと後退し客車と連結。

7月に発生したSLの不具合以来「SLトーマス号」と「EL急行」のみの運転が続いていたので、真っ黒な蒸気機関車によるSL急行は久しぶりです!

「C11 190」は1940(昭和15)年に川崎車両で製造。1974(昭和49)年に熊本で廃車となり、八代市の個人の方が所有し保存していました。
2001(平成13)年6月24日に大井川鐵道へ入線。2年近くの大規模な改修を経て、2003(平成15)年7月19日に営業運転を開始しました。

修繕のためお休みしていたC11 190ですが、ピカピカの姿になって再び鉄路を走りだしました。

この日の客車は3両。C11 190は4両まで単機で牽引できるので、後部補機(後ろにELを連結)はありません。

3両のうち最後部に連結された「オハ35 149」。こちらも全般検査を終えたばかりでピカピカの姿。

今の車両にはない、レトロな木造客車に乗車するのもSL急行の魅力です。

SLかわね路号の発車前にやってきたのは、家山駅で折り返してきた「トーマス号」。帰りはEL(電気機関車)が先頭で、トーマスは最後部に後ろ向き。

7両の客車はほぼ満席。やはり子どもたちにはトーマス号が大人気です。

川根路の景観は茶畑と大井川

多くのお客さんの視線を集めながら、SLかわね路号は一路千頭を目指して発車!

大井川鐵道の車窓といえば、茶畑と…

大井川。のどかな景色を眺めながら、列車は川根路をゆっくりと走ります。

私は駅弁タイム。新金谷駅前の「プラザロコ」で購入した「汽車べんとう」。

海苔がSLの「動輪」になってます!おかず盛りだくさんで美味しい!

列車は「大井川第一橋梁」を通過。川沿いの川根温泉の露天風呂からは裸男たちが大きく手を振ってくれていました。

人力転車台でSLを方向転換

新金谷から1時間17分。SLかわね路号は終点の「千頭駅」に到着。

機関士さんは休むことなく折り返しの準備。

しばらくするとSLは客車を切り離し、金谷方にある転車台へ。進行方向が変わるため、ここで方向転換します。

ゆっくり慎重に動き、SLが転車台に乗りました。

転車台を回すのはなんと人力!1897(明治30)年にイギリスで製造された転車台。1980(昭和55)年に新潟の赤谷線から大井川鐵道に移設されました。人力のみで回す転車台は、日本で現存しているのは数少ない貴重なものなのです。

4人がかりで転車台を回転。

向きが変わったSLは、機関士とともに転車台を離れて行きます。

今度は、ホームに取り残されていた客車と再び連結。

これで新金谷へ戻るための準備が整いました。

奥大井の山々をバックに。

反対側のホームにまわれば、編成全体を撮るのに絶好です。

発車まで時間があったので、トーマスフェアの会場を見学。パーシーとヒロが止まっていました!

今年は新金谷駅でトーマスフェアが開催されているので、千頭駅のお客さんはまばら。ただし、千頭駅は誰でも入れるので、トーマス号に乗らないお客さんでもきかんしゃトーマスの世界が楽しめますよ。(新金谷会場はトーマス号に乗車した人のみ入場できます)

五感をくすぐるSL列車の旅

新金谷駅「SLかわね路号」はそろそろ発車時間。

大井川沿いを南下する列車。

ところで、窓が開けっ放しだとSLの煙が入り込み、煤で真っ黒になるイメージがあると思います。実は、大井川鐵道のSLは「無煙炭」という炭を使用しているので、昔のような煤で悩まされることは無いそうです。
実際にこの日もほぼ窓は開けたままでしたが、粒の小さな煤が少し服についている程度で、特に問題はありませんでした。

家山駅では反対列車と離合。

16時11分。終点の新金谷駅に到着。

大井川の景観、SLのドラフト音、木造客車のぬくもり、煙の匂い、そして美味しいお弁当。まさに『五感』をくすぐるSL列車の旅。
これから川根路は紅葉の季節を迎えます。皆さんもぜひ大井川鐵道へ足を運んでみてはいかがでしょうか!

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