引退間近のE4系「Max」のってたのしい列車「海里」「越乃Shu*Kura」「おいこっと」に乗車。美味しい食事『美食』と美しい景色『美景』を求めて、新潟・長野を旅してきました!
*2021年5月の情報を基に作成しています
引退間近のE4系Max
旅のスタートは「東京駅」から。まずは2021年度で引退が決まっている「E4系Max」に乗って新潟を目指します。
東京駅20番線に2階建て新幹線「Max」が入線!
全高4485mm。そびえ立つような高さ。
ボディーには「Thank you! Max!」の文字が。日本唯一の2階建て新幹線。引退してしまうのは寂しいですね。
では、車内へ。
早速デッキで見つけたのは、なんとガチャガチャ。
早速ガチャガチャ…
中に入っていたのはこちら。組み立ててみると…
ペットボトルのキャップになりました!引退しちゃった「現美新幹線」のやつですね!
座席はもちろん2階席。
「Maxとき」は東京駅を発車。
防音壁が続く都内も2階席なら関係ありません。
大宮ではホームの向こうにMaxを発見!
リゾートマンションとスキーリフトが並ぶ、越後湯沢。この日は梅雨の中休み、いい天気でよかった!
新潟県に入り、遠くに弥彦山を眺めながら田園風景の中を走るMax。やっぱり2階席からの眺めはいいですね!
終点「新潟駅」に到着した「Maxとき」。「E2系」と並びました!かつては東北・上越新幹線の"顔"だったMaxとE2系ですが、どちらも置き換えの波が近づいています。
「Max」の流線美。美しい!
「E4系」の引退とともに「Max」の文字も過去のものとなってしまいます。
名残惜しいですが「Max」とはお別れ。次の列車へ。
コンコースに降りると、これはあの「現美新幹線」のソファーではないか!現美新幹線で使われていたソファーや座席が展示されていたり、実際に座ることもできました。現美新幹線も素敵な列車だったなー。
国鉄時代の大衆駅の雰囲気を色濃く残した「新潟駅」も過去のもの。高架化工事に向けて、解体工事の真っ最中でした。
新潟駅万代口には「スイッチバック式バスターミナル」が現存。
バックで入線。前進で出発。誘導員の笛の合図で次々と発着するバスは、眺めているだけで楽しい!こちらも新潟駅高架化とともに姿を消してしまうそう。この姿を見られるのは今のうちです。
日本海ビューダイニング「海里」
さぁ、いよいよJR東日本の「のってたのしい列車」に乗車します。今回の旅では新潟・長野エリアの3つの列車に乗車。まずは新潟〜酒田間を走る「海里」。
スタイリッシュな姿がカッコいい!
座席はコンパートメント席を取りました。プライベート感があってゆったり。実は、座席がフルフラットになる構造も隠れていて、足を伸ばしてのびのび。
車内では事前予約制のお弁当「加賀屋御膳」を頂きました。新潟の美食が詰まった「海里」の車内限定弁当。美味しい!
美食とともに美景も!碧く透き通った日本海の姿に感激!
「海里」は終点「酒田駅」に到着。復路の「海里」の発車までは約1時間30分。
「海里」を追って入線してきた「EF510」牽引の貨物列車。
デビューしたばかりの電気式ディーゼルカー「EV-E400」。新潟らしい車両を眺めながら時間を過ごします。
きれいにリニューアルされた酒田駅。駅前も再開発されて、図書館やホテルが入った複合施設がオープンしていました。
少し足を伸ばして「山居倉庫」へ。ここは1893(明治26)年に建てられた、米を保管する倉庫。びっくりなのが、現在でも現役なのだそう!
自然を利用した先人の知恵が活かされた農業倉庫として、また米どころ庄内のシンボルとして、観光客で賑わっていました。
再び「酒田駅」へ戻り、15時発の「海里」に乗車します。
「海里」の車内限定弁当。今度は庄内地方の食材が詰まった「庄内弁」を!郷土料理も入っていたりで、こちらも美味!
「日本海ビューダイニング」の別名をもつ「海里」の魅力を十分楽しむには、ぜひ特製弁当を予約するのがおすすめです!
朝とはまた違った姿を見せてくれた日本海。夕日に照らされてキラキラと輝く海。美しい!
新潟へ戻ってきましたが、今日の旅はまだ終わりません。20時発「特急 しらゆき」に乗車。
眠い目を擦りながら明日の乗車に備えて「上越妙高駅」へ。
車内では、新潟駅で調達しておいた駅弁で夕食。
越後の郷土料理、鮭の焼漬のほぐし身がたっぷりのった「焼漬鮭ほぐし弁当」。香ばしい風味でご飯がススム!美味しい!
お酒を楽しむ列車「越乃Shu*Kura」
旅は2日目。「上越妙高駅」から乗車するのは「越乃Shu*Kura (こしのしゅくら)」。
「お酒」がコンセプトという、酒処・新潟らしいのってたのしい列車!
「越乃Shu*Kura」は、座席と料理とドリンクがセットになった「びゅう」の旅行商品で乗車。
お酒に合う料理の数々。残念ながら日本酒は苦手なので、生ビールをグイッと。いやーうまい!
日本一海に近い駅として知られる「青梅川駅」。
駅の真下は波打ち際。美しい日本海が目の前に。潮風を浴びながら酔い覚ましに気持ちいい!
終点「十日町駅」に到着した「越乃Shu*Kura」。続いて乗車する「おいこっと」と並びました!
「おいこっと」の発車までは約2時間。少し足を伸ばして、駅から約10分のところにある「越後妻友交流館 キナーレ」まで行ってみました。
美術館・温泉・レストランからなる複合施設。美術館は残念ながら改修工事でお休み。
旅の疲れを癒しに、館内にある温泉「明石の湯」へ。いやー気持ちよかった!
日本の原風景を走る「おいこっと」
旅の最後は十日町〜長野間を走る「おいこっと」に乗車。
日本の原風景が連なる飯山線を走る「おいこっと」。
のどかな景色に癒されて、心安らぐひとときを過ごしました。
「おいこっと」は終点「長野駅」に到着し、JR東日本ののってたのしい列車に乗って新潟・長野を巡る旅もフィニッシュ。
帰りの列車の中では、朝「上越妙高駅」で仕入れておいた「二大将軍弁当」を夕食に。
駅弁大将軍で優勝した「鱈めし」と「さけめし」が一度に味わえる贅沢駅弁。絶品!
碧く透き通った日本海から、こころ癒される田園風景。そして地元の食材をふんだんに使った料理の数々。まさに美食と美景に包まれた旅となりました!
Special thanks!!
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