正月三が日だけ走り、その年の干支のヘッドマークを付けた、毎年恒例の特別列車。大井川鐵道の「ELかわね路 新春開運号」に乗ってきました!
*2022年1月の情報を基に作成しています
虎のヘッドマークを掲げた2022年の新春開運号
2022年元旦の「新金谷駅」。毎年SL急行に干支のヘッドマークを付けて走る新春開運号ですが、2022年は年末年始に「SLトーマス」が運行されているので、EL急行が担当。
先頭に掲げられた、今年の干支である"虎"をデザインしたヘッドマーク。武骨な電気機関車にポップでかわいいヘッドマークが、いい意味でアンバランス。
牽引機は「E101」。1949(昭和24)年生まれ、今年で73歳。SLの影に隠れがちのELですが、実はSLと肩を並べるほど古くて貴重な機関車なのです。
今日の客車は4両編成。では、車内へ。
おぉー!レトロ!
機関車よりも古く、昭和10年~20年代にかけて活躍した形式だそう。
座席、壁、床と至る所が木製。博物館に展示されていてもおかしくない、骨董品のような客車が今でも現役とは、感激です!
新春開運号限定のレア硬券
2022年最初の「ELかわね路号」は「新金谷駅」を発車。
車内で配られたのは、乗車記念の硬券。「新春開運号」の車内でしか配られないレアなもの!先ほどの、虎がかわいいヘッドマークがデザインされています。
今日の専務車掌さんは、初めましてのSLお兄さん。優しい語り口調でいい感じ。お兄さんの言葉を借りて「新年初大井川」「新年初茶畑」を眺めながらゆっくりと走る列車。
列車は"大井川第一橋梁"を通過。右側には川根温泉の露天風呂。元日から多くの裸男たちに見送られました!
きかんしゃトーマスのなかまたちがお出迎え
新金谷から約1時間20分。「ELかわね路 新春開運号」は終点「千頭駅」に到着。
「千頭駅」で迎えてくれたのは「SLトーマス」とトーマスのなかまたち!
「ヒロ」と「ジェームス」奥には「パーシー」の姿も!
「SLトーマス」は元日から大人気!この日も往復とも満席で大盛況。ELの方は空席もあってのんびり旅を楽しめました。
到着した「E101」はしばらくホームで休息したあと、復路に向けて機回しを開始。一旦金谷方に移動して客車を解放。
機関車だけが千頭方の一番奥に移動してポイントを切替。
切替たポイントから隣の線路へ移動し、金谷方へ連結。このように、折返すためには複雑な手順が必要なのも、客車列車が衰退した理由のひとつなのです。
2023年はどんなヘッドマークが登場するのでしょうか!来年のお正月は大井川鐵道の「新春開運号」に乗車してみては!
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