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JR九州の「ゆふいんの森」と九大本線・豊後森駅の「旧豊後森機関庫」|当時のまま残る転車台と扇形機関庫[駅巡り]

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博多〜由布院・大分間を久大本線経由で走る観光特急「ゆふいんの森」に乗り、九州に現存する唯一の扇形機関庫「旧豊後森機関庫」へ行ってきました!

*2020年11月の情報を基に作成しています

全席ハイデッカー!緑の観光特急「ゆふいんの森」

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今回は久大本線の始点「久留米駅」から乗車します!

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久大本線は、2020年7月に発生した豪雨災害の影響で豊後森〜向之原間が現在も運休中。今回乗車する「ゆふいんの森」も行き先は豊後森行き。そこから先は代行バス輸送となっています。(追記:2021年3月1日に運転再開しました)

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博多から久大本線へと走る「ゆふいんの森」は1989年に運行を開始した観光列車。九州各地を走るD&S列車の嚆矢となった列車でもあります。

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今回乗車した車両は、1999年に誕生した「ゆふいんの森Ⅲ世」。

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客席はすべて、床の位置が高いハイデッカー。

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出入口ドアから客席の間には階段。
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さらに各車両のデッキはブリッジで結ばれていて、他の車両にはないデッキ構造になっています。
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おしゃれなガラス扉を開けて客席へ。
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さすが、ゆふいんの森号!おしゃれ!!
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ふかふかで高級感のあるシート。
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座席の仕切りには、ゆふいんの森のエンブレム。
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床は木張り。
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天井、荷物棚も木製。
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そしてなんとブラインドは"すのこ"になってる!

列車に乗ってるはずなのに、まるで木々に囲まれているような空間。まさに「ゆふいんの森」にいるようです。

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「ゆふいんの森」の3号車にあるビュッフェ。お弁当お菓子ドリンクそしてゆふいんの森グッズなどを販売しています。窓際には立席のカウンターもありますが車両の端だからか、かなり揺れる揺れる…

ビュッフェの利用は停車中に。走行中は車内販売のワゴンで購入するのが良いかも。
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私は、ゆふいん森オリジナルの「エッグアイスクリーム」を購入。美味しい!

久大本線で人気のビュースポット「慈恩の滝」

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進行方向右側に耳納連山を望みながら、列車は由布岳の麓を目指して走ります。
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日田駅のあたりでは、雲の隙間から太陽の光が差し込む幻想的な光景が見られました!

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「天ヶ瀬駅」を発車ししばらくすると、案内放送とともに客室乗務員さんが「慈恩の滝」と書かれた紙を持ってやってきました。

 

列車がゆっくり徐行し始めると…

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見えてきました!車窓右側に「慈恩の滝」が!
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2段落としの立派な滝!「ゆふいんの森」の乗車区間の中でも人気のビュースポットです。
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切り株のような形をした「伐株山」が見えてくると、まもなく「豊後森駅」です。

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「ゆふいんの森」は「豊後森駅」に到着。

ここから先はバスによる代行輸送。駅前からは特急に接続し由布院までノンストップで行くバスが、乗客を迎えます。(追記:2021年3月1日に運転再開しました)
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スーツケースを持った旅行客はいますが、やはり他の九州の観光地と比べると客足はかなり落ちているそう。

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さて私はバスには乗らず、静かな駅前を歩きます。

変わらぬ姿で歴史を伝える、旧豊後森機関庫とキューロク

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5分ほど歩いたところで見えてきた看板。「豊後森機関庫公園」です。

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旧豊後森機関庫が見えてきました。
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威風堂々とたたずむ蒸気機関車。そして扇形機関庫。素晴らしい。なんて素敵な光景なのでしょう。

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1934年(昭和9年)11月に久大本線全線開通と同時に完成。以来、戦前・戦後を通じて、九州の発展を支えた久大本線線の「拠点」として存在してきました。1971年(昭和46年)に鉄道のディーゼル化により、機関庫は廃止されました。

現在は、九州に残る唯一の扇形機関庫となり、2012年(平成24年)に国の登録有形文化財に登録されました。

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最盛期には蒸気機関車21台が所属していたのだそう。
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機関庫から豊後森駅にかけての広大な敷地に、当時の賑わいの様子が思い浮かびます。

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機関庫の前に展示された蒸気機関車は、大正8(1919)年に製造された「29612号」。通称キューロク。

大正8(1919年)1月から昭和49(1974年)12月までの55年間、長崎本線や唐津線などで活躍。引退後は福岡県志免町の公園にて静態保存されていましたが、平成27(2015年)6月からここ豊後森機関庫公園で静態保存される事となりました。

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キューロクと機関庫が夕陽を浴びる時間。本当に美しい…

威風堂々としたキューロクと、変わらぬ姿で歴史を伝え続ける扇形機関庫。「本当にここに来てよかった」と思えた時間でした。
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だいぶ陽が傾いてきました。そろそろ帰りの列車の時間。名残惜しいですが、豊後森を後にするとします。

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今度は由布院へも足を伸ばしてみたいですね。久大本線の1日も早い復旧を願っています。
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再び「ゆふいんの森」に乗車。終点、博多までは約1時間45分です。

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玖珠町旧豊後森機関庫公式サイト

kusumachi.jp