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JR九州の「36ぷらす3 緑の路」|土曜日ルートは宮崎から大分へ

鉄道コム

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2020年にデビューしたJR九州の新観光列車「36ぷらす3」に念願の初乗車!今回は宮崎から大分まで約5時間の列車旅を楽しんできました。

黒い787は和テイスト

 

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JR九州らしい真っ赤なサンシャインに乗ってやってきたのは「宮崎空港駅」。

「36ぷらす3 緑の路」はここ宮崎空港からスタートします。

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発車は11時25分。東京発・大阪発の便でも間に合う時間設定。

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改札口へ上がると"ようこそ"の案内板。奥には787系の宮崎行き普通列車が。

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入線は11:07頃で、少し前から36ぷらす3の改札が始まりました。

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向こうから真っ黒なボディが近づいてきました!
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おぉー!
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なんてカッコいい黒なんだ!

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煌びやかなエンブレム。
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木材を使ったシート。
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モダンで和の雰囲気。本当に煌びやかでおしゃれ!

「黒い787」の魅力はこちらの記事で紹介するとして…

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太陽と緑の国「宮崎」をゆく

 

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「36ぷらす3」は赤、黒、緑、青、金に色分けされた5つのルートでぐるりと一周。それぞれに7つ、計35のエピソードを紹介しながら九州の魅力を再発見する旅です。

今回乗車する土曜日は宮崎から大分・別府へ。神話が息づく「緑」のルート。

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「宮崎空港駅」を発車した列車はすぐに「宮崎駅」に到着。バックには宮崎らしくヤシの木が見え隠れ。

宮崎を出ると次の乗客の乗降は「大分駅」までありませんが、途中駅では「観光停車」と称した『雰囲気を楽しむ停車駅』があります。
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しばらく走ると、車窓には海が見えてきました!海の色がエメラルドグリーン、さすが宮崎!
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水辺で佇む鳥たち。本当に海のすぐそばを線路が走っています。

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続いて見えてきたのは、高架橋とその上になぜかソーラーパネル。
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実はこれは!国鉄のリニアモーターカー実験線の跡地。ここで培われた技術が、建設が進むリニア中央新幹線へと繋がっているのです。

宮崎の"わ"が繋がる創作イタリアン弁当

 

さて、その頃車内では食事の準備がスタート。「36ぷらす3」では地域の美食が味わえる「ランチプラン」があり、個室と座席で異なる食事プランが用意されています。

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座席で用意される食事は弁当スタイル。「36ぷらす3」のロゴが入った風呂敷は旅の記念に。
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土曜日ルートは宮崎市にある「パッパカルボーネ」の創作イタリアン料理。では、オープン!
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おぉー!美味しそう!!宮崎の食材で作られたナポリの家庭料理がギュッと詰まってます。どれから食べようかな…

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爽やかなバジルの香りが広がるフリッタータ。モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ。まさにイタリアンなお料理ですが、モッツァレラチーズは宮崎県小林市にある「ダイワファーム」のもの。
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宮崎産の鶏肉で香草やキノコを巻いた、ロートロ。「金柑たまたま」っていう可愛らしい名前の金柑がすごーく華やかに広がります。
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スモークサーモンの下に隠れているのは、宮崎で獲れた歯鰹(はがつお)のツナサラダ。刺身でも美味しいのにツナにするなんてとっても贅沢。臭みが全くなくて美味。

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同じく宮崎で獲れたしらすとあおさのりを合わせてフリットに。カリカリふわふわ食感に磯の香りが口いっぱいに広がります。個人的に一番好み!
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高級魚として知られる「ホウボウ」は香草とともにグリル。ちなみにこの料理名は"アロスティート"ですがこれは"温かくして…"という意味なのだそう。
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宮崎和牛を贅沢に使いレンズ豆と合わせたボロネーゼ。これをなんとご飯と合わせた、イタリア風のそぼろご飯。ボロネーゼといえばパスタですが、濃厚な味わいはご飯ともナイスマッチ!

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いやーどれも美味しかった。ごちそうさまでした!

地元の皆さんとふれあう観光停車

 

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美味しいランチが食べ終わった頃、列車はまもなく「延岡駅」に到着。
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延岡は観光停車と称して、ホームに降りる事ができます。
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ホームでは延岡の特産品を販売。大好きな「チーズ饅頭」を購入したので、あとで車内でいただきます!

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延岡を発車した「36ぷらす3」。食後のコーヒーを求めて大盛況のビュッフェへ。
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コーヒーはカウンターでカップを貰い、あとはセルフで機械からコーヒーを淹れます。
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せっかくなので、マルチカーで気分転換。
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使うのが忍びないぐらい、金ピカのテーブル。

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延岡駅で購入したチーズ饅頭。宮崎の人には馴染み深く身近なお菓子なのだそう。しっとりした生地の中にクリームチーズが入っていて、これがとっても美味しいのです!

宗太郎越えの秘境駅に降り立つ

 

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列車は海から山へ。山間部へ入るとまもなく「宗太郎駅」に到着。
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「36ぷらす3 緑の路」のルートである日豊本線。その大分県と宮崎県の県境付近には、1日僅か3本しか停車列車がない秘境駅が続きます。中でも「宗太郎駅」は秘境駅ランキング50位以内にランクイン。そんな、駅に行く事すらハードルの高い「宗太郎駅」に降り立つ事ができるのが「36ぷらす3 緑の路」の魅力のひとつなのです。

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「宗太郎駅」はホームが短いので、後ろの車両からは降りる事ができません。
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普段は静かな「宗太郎駅」ですが「36ぷらす3」が停車する10分間に限っては多くの人で賑わいます。

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停車する列車はたった3本。
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錆びついた運賃箱。

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駅周辺には民家が数軒。少し行けば国道が走っているのだそう。
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ベンチの上にはなぜが石ころがたくさん並んでいます。書かれているメッセージがユニークでゆっくり眺めていると、そろそろ発車の時間。

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「宗太郎駅」を発車した「36ぷらす3」。大分・宮崎県境は最大20‰の急勾配とトンネルが続く急峻な山越え区間。通称「宗太郎越え」と呼ばれ、蒸気機関車が活躍した頃は日豊本線最大の難所でした。

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「重岡駅」に到着。ここも1日3本しか停車しない秘境駅。
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重岡駅でも扉が開き、ホームでは地元の方々によるマルシェが開催されています。
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先頭では記念撮影。
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発車まで時間があったので駅の外へ。
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駅前にはレトロな路線バスが停車していました。
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宮崎の「みどり牛乳」のラッピング。「緑の路」にみどり牛乳、なんて素晴らしい偶然なのでしょう!
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上り特急に先を譲れば、まもなく発車です。

旅を彩る車内の時間

 

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重岡を出ると次は大分まで扉は開かないので、車窓を眺めながらゆっくりと車内の時間を過ごします。
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再び山から海へ。穏やかな波できれいですね。
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3時のおやつタイム。先ほど「重岡駅」のマルシェで買ってきた生どら焼きを頂きます!
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佐伯市宇目地域の特産品である和栗を使った生どら焼き。栗が入ったクリームがたっぷり!さらにちょこんと栗の甘露煮も。美味しい!

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再びビュッフェへ行きおみやげを購入。

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36ぷらす3が走る地域の特産品や車内限定のグッズなどが用意されています。
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気になったのが、車内の装飾に使われている「大川組子」のパネル。お値段なんと25000円。これがふんだんに使われているなんて、この車両は一体いくらかかっているのか!
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そうそう。旅のはじめに頂いた冊子には記念スタンプを押すところがあります。各観光停車駅と車内でスタンプをポン!

別府湾を眺めながら旅のフィナーレ


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終点が近づいてきた頃、マルチカーでは「緑の路」の締めくくりとして今日の旅のおさらい。「緑の路」にちなんだ「幸せな緑」(青島神社・鬼の洗濯板)「緑の神話」(西都原古墳群)「意外な緑」(スコール)など7つのエピソードが紹介されました。
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7つめのエピソード。1971年に誕生した日本初の乳性炭酸飲料「スコール」。爽やかなスコールの愛を味わいながら旅の余韻に浸ります。
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いつの間にか、少し陽も傾いてきました。

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16時23分、大分に到着。
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約5時間の旅もまもなく終わり。
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最後は別府湾の車窓を眺めながら、終点の「別府駅」へ。

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温暖な気候と豊かな自然を有する「太陽と緑の国」宮崎の魅力がぎゅーっと詰まった5時間の旅でした。

www.jrkyushu-36plus3.jp