東京〜伊豆急下田を結ぶ特急「踊り子」号。定期運用から離脱した185系、中央線からやってきたE257系、そして全車グリーン車のE261系。三世代の「踊り子」車両を乗り継ぐ旅へ!
*2021年6月の情報を基に作成しています
全車グリーン車のサフィール踊り子
まずは「サフィール踊り子」に乗車します。「熱海駅」に入線してきた「サフィール踊り子」。かつて運行されていた「スーパービュー踊り子」の後継として2020年にデビューしました。
「サフィール踊り子」といえば全車がグリーン車というハイグレードな列車。個室や「プレミアムグリーン車」なる車両まであります。
サフィールのグリーン車。天井の開放感がすごい!
天窓からは明るい日差しが差し込んで気持ちいい!
明るい色合いのモケットがおしゃれ。オットマンは電動。ヘッドレストを調節すれば座り心地は抜群です。
「伊東駅」に到着。熱海から一駅間だけでしたが、ここで下車します。
「伊東駅」は伊豆を代表する温泉地、伊東温泉の玄関口。
コロナ前とは比べものにならないですが、観光客の姿もポツポツ見られました。
185系を置き換えたE257系踊り子
再び「伊東駅」へ戻ると、ホームにはなんと「ザロイヤルエクスプレス」の姿が!昨年は北海道にも出張した豪華観光列車。いつか乗ってみたい!
続いてはE257系「踊り子」号に乗車します。2021年3月に185系が定期運用から離脱。変わりにやってきたのが、元中央線の「あずさ」に使われていたE257系。
伊豆の海をイメージさせるブルーのモケットが爽やかな車内。185系より断然きれいですが、あちこち傷があったりしてお下がり感は否めません。
伊東まで来た本当の理由。それは、祇園の「いなり寿し」が食べたかったから!
お揚げから甘い煮汁がジュワーーッと広がる!たまらなく美味い!
定期運用から離脱した元祖踊り子185系
「踊り子」は大船で下車。横須賀線に乗り換えて「鎌倉駅」に到着。
最後は185系に乗車!今回はツアーの団体列車に乗車します。
185系が入線してきました!
国鉄時代らしく機能性重視の車内。
まだまだ若いものには負けてられん!185系が唸りを上げながらE231系に追い越しを挑む。 pic.twitter.com/8wkp1QegcX
— マサテツ (@masatetsudo) 2021年6月12日
窓を開け、唸りをあげるMT54のモーター音に耳を傾けながら185系の旅を楽しみます。
もはや数少ない"国鉄もじ"。
初見殺しの洗面台。昔懐かしい雰囲気がそこかしこに残された185系。
山手線を並走する185系。白地にグリーンのストライプカラーは、今でも斬新な印象を受けます。
開始当時から使用されてきた185系、その185系を置き換えたE257系、そして伊豆に新たな風を吹き込んだE261系サフィール踊り子。三世代に渡る「踊り子」車両を乗り継いできました。
1981年に運転を開始した特急「踊り子」はこれからも東京と伊豆を結ぶ観光特急として活躍し続けていく事でしょう。
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