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【高低差4000mの列車旅】あいの風とやま鉄道の「一万三千尺物語」に乗ってきました!

鉄道コム

富山駅を出発し、雄大な立山連峰と美しい富山湾を眺めながら再び富山駅へと戻る、あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」に乗ってきました。

 

旧国鉄の413系が富山の自然をイメージしたデザインに変身

北陸新幹線の富山駅に隣接する、あいの風とやま鉄道の「富山駅」が旅のスタート地点。

今回乗車するのは、富山駅を出発し富山県東部へ、新潟県境近くの泊駅で折り返し富山駅へと戻る「一万三千尺物語1号」です。

出発の20分前、10時40分頃に「一万三千尺物語」が入線してきました。

なんだか懐かしさを感じる姿!実は、一万三千尺物語は旧国鉄時代に製造された「413系」という車両を改造しているのです。

一万三千尺とは、メートル法で約4000m。3000m級の山々が連なる立山連峰と、深海約1000mの富山湾。その高低差約4000mを表したのが「一万三千尺物語」のネーミングの由来。

ボディには立山連峰と富山湾を表現。オレンジ色の朝日によって色づく立山と富山湾をイメージしているのだそう。

では車内へ、お邪魔します。

落ち着いた雰囲気!
床、テーブル、そして天井まで、富山県産の「ひみ里山杉」がふんだんに使われています。

天井はこんな感じ。木目の模様が素敵ですね。
氷見の森林で育った「ひみ里山杉」は、強靭さと柔軟性を持ち併せ、さらに虫害に強いのが特徴。地元では、物流や漁業を支える造船用材として長きにわたり重宝されてきたのだそう。

座席は、富山湾を意識した「青」。ぬくもりの空間にアクセント。

山側は8席分の長ーいカウンター席。一部の窓はご覧の通り大きな窓になっているので、ここはぜひおすすめです。

発車までまだ時間があるので、車内を探検してみます。暖簾をくぐり隣の2号車へ。

2号車には座席がなく、ほとんどの空間が車内で提供される料理を仕上げる厨房と売店になっています。

2号車のディスプレイでは、富山の各市町村の特産品を紹介。

魚津市のゆるキャラ「ミラたん」は、ちゃんとマスクしてたよ!

ガラス張りの厨房を覗くと、ちょうど職人さんが寿司を握っているところでした。
そう!今回の「一万三千尺物語1号」では、車内で握りたての寿司が頂けるのです。楽しみ!

1号車にはカウンター席がありましたが、3号車はすべてボックス席。

座席にちょこんと座っているのは、滑川市のゆるキャラ「キラリン」です。

富山湾で獲れた旬魚を握りたての寿司で味わう

さてそろそろ発車時間。自席へ戻りましょう。

テーブルに置かれていたのは、今日の旅の思い出を綴る「旅ノート」。

車内では、アテンダントさんの他にガイドさんが乗車。富山の風土・歴史・文化などの小話を交えながら、車窓からの風景や観光案内をしてくれます。
この日のガイドは河田さん。なんでも富山県で活動するフリーの芸人さんだそう。笑いどころ満載で、楽しかった!

まずはウェルカムドリンクから。スパークリングワインで乾杯!

続いては茶碗蒸し。ちゃんと熱々でびっくり!器も趣があって素敵ですね。

おーっ!お寿司美味しそー!!

富山湾から揚がった旬の地魚の数々。

今日のネタは右から「バイ貝」「いなだ」「紅ずわいがに」「昆布〆」「白海老」「甘海老」「鳥賊」「桜鱒」。列車の中で握られたばかりの寿司は、どれも瑞々しくて絶品!

小鉢にはお造り、白海老の天ぷらなど。列車内で供されているとは思えない美味しさ。

本来なら、窓の向こうの雄大な立山連峰を眺めながら頂けるところですが、この日はあいにくの空模様。しかし、この美味しい料理を目の前にすれば、曇り空も吹き飛ばすぐらい心の中はしあわせで晴天です。

立山連峰は残念でしたが、日本海の海はきれいに見ることができました。
ここは、日本海と立山連峰の両方が望める「早見川」の橋梁。「一万三千尺物語」はここで一旦停車し、ゆっくりと景色が楽しめます。

ヒスイ海岸の泊駅と蜃気楼の魚津駅

のどかな風景を眺めながら、ゆっくりと走る列車。

一万三千尺物語は、新潟県との県境に近い「泊駅」に到着。ここでしばらく停車します。

あいの風とやま鉄道とえちごトキめき鉄道が接続するこの駅は、2つの社名を取って「あいのトキめき駅」の愛称が付けられています。あいのトキめきだって!ロマンチックで照れちゃうね(笑)

泊駅の待合室には、ヒスイを含んだ石が展示されています。泊駅のある朝日町の「ヒスイ海岸」では、その名の通りヒスイを獲ることができるのです。いつかヒスイ探しに行ってみたいなー。

一万三千尺物語は泊駅をあとに。

車内ではデザートタイム。寿司料理の締めくくりはやはり「和菓子」で。

お供には、沿線にある「YKK」が運営するコーヒー農園のもの。こちらは車内の売店でも発売していたので、おみやげに購入しました。

一万三千尺物語は最後の停車駅「魚津駅」に到着。

アテンダントさんが、駅前にある観光案内所へ案内してくれます。

魚津市は『蜃気楼が見える街』として有名なのだそう。魚津市のゆるキャラ「ミラたん」のミラは"ミラージュ(蜃気楼)"からきてるんだって!

魚津駅を発車し、列車はラストスパート。

おみやげに、富山県の名所や特産品等がのったポストカードを頂きました。何種類かあるうち2種類が選べるのですが、私はこの2つをセレクト。寿司も天ぷらも美味しかった「白海老」と、次回行ってみたい「黒部ダム」。

13時7分、一万三千尺物語は再び「富山駅」に。最後は車両の前でスタッフの皆さんからのお見送り。心もお腹も大満足の旅でした。

列車DATA

「一万三千尺物語」
区間:1号 富山〜泊〜富山 2号 富山〜高岡〜黒部〜富山
運転日:土休日を中心に運行

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